公開日:2021.03.05
更新日:2025.03.24
働いている職場環境が思っていたようなところではなかった、などの理由で早期退職を考えている方必見。
早期退職をしたくても、その後の生活保障や新たな環境に不安を感じる方もいることでしょう。
早期退職して転職したい理由は、それぞれ人によって異なります。
本記事では、そんな早期退職と転職活動をテーマに解説しています。
注意点や自分に適した企業を見つけるコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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<目次>
1.早期退職の事情
どれぐらい期間で退職すると早期退職になる?
早期退職理由
2.早期退職しても転職できる?
3.早期退職における転職活動の注意点
転職における優先順位を付けて転職活動する
早期退職の理由と応募理由を一貫させる
早期退職理由は明確に回答できるように
4.自分に適した転職先企業を見つけるコツ
自己分析・企業分析を徹底的する
目標となるキャリアを見つける
好きな仕事ではなく得意な仕事を選ぼう
転職エージェントを活用する
5.まとめ
どのくらいの期間で退職すると早期退職なのでしょうか。
早期退職の期間や年間の早期退職者数、理由について解説していきます。
早期退職というと入社してすぐに退職することのようなイメージがあります。
一般的に早期退職とは、定年を迎える前に働いている会社を退職することです。
定年退職の年齢は60〜65歳が一般的でしたが、2013年に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」が改正されたことで、定年の年齢が引き上げられました。
ちなみに、厚生労働省が2020年10月30日に公表した「新規学卒就職者の離職状況(2017年3月卒業者の状況)」によると、大卒者の就職後3年以内の離職率は32.8%と、早期離職率は前年より0.8ポイント増加しています。
また、東京商工リサーチが2020年9月14日に、2020年の上場企業の早期・希望退職者募集が1万100人となったことを発表しています。
年間で募集人数が1万人を超えるのは2019年から2年連続。1万人超は前年10月9日から約1カ月ほど早く、募集企業数は前年(1月~12月)の1.7倍増の60社に達していたそうです。
早期・希望退職者が増加している最大の要因は新型コロナの影響によるものでしょう。
転職サイト「リクナビNEXT」の調査によると、定年前に退職した理由や転職の理由のトップ10は以下のとおりです。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
2位:労働時間・環境が不満だった
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
4位:給与が低かった
5位:仕事内容が面白くなかった
6位:社長がワンマンだった
7位:社風が合わなかった
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した
7位:キャリアアップしたかった
10位:昇進・評価が不満だった
【転職理由と退職理由の本音ランキングBest10(リクナビNEXT)】
転職や早期退職を検討するきっかけとして、職場環境や上司、同僚との人間関係が影響することが分かります。
また、仕事のやりがいや、面白さなどのモチベーションの部分、給与面などの処遇の部分に不満を抱えている方も多く、今回のような理由がランクインしているのでしょう。
一般的に、早期退職とは定年前に退職することなので、早期退職した後も転職はできます。
しかし、入社から3年以内に早期退職して転職することは、不利になるといわれています。
前述した厚生労働省の発表でも分かるように、3年以内の早期退職者は30%で、決して少なくありません。
なかには、別の職場や職種に転職した方もいますが、3年働けば仕事のノウハウはある程度蓄積できるため「転職に有利になる」「転職先の選択肢が増える」という意見もあります。
つまり、早期退職しても転職することはできますが、他転職者と実績や経験という部分では劣る可能性があり不利になることには違いないでしょう。
3年以内の早期退職での転職は不利になるといわれていますが、3年以内の早期退職でも転職は可能です。
ここでは、早期退職で転職する際の注意点について紹介します。
転職する際は、重視する条件を明確にしておく必要があります。
条件を明確にしておかなければ、せっかく好条件の転職先であっても、本当に自分が望んでいた条件に叶っていないことに気づき、転職に失敗になってしまう可能性があります。
そのため、転職活動をスタートする際は、まず優先順位を整理することから始めましょう。
優先順位を付ける際のポイントは、以下のどの条件を優先するか順位をつけ、そのなかでさらに細かく分岐させていきます。
・会社組織や会社成長度
・仕事内容
・収入
・職場環境
・休日や勤務時間
・福利厚生
これらが、一般的に転職先の条件として挙がる項目です。
そして、仕事内容や収入面からみる条件でいえば、下記の項目も含まれるでしょう。
・どんな職種や業種なのか
・経験を活かせるかつ積めるのか
・資格を活かせるのか
・異動や転勤があるのか
・年収や月収はどのくらいか
・どんな手当があるのか
・ボーナスはあるのか
このように、細かな条件で優先順位を付けていくと、転職先で特に重視する条件を明確にできます。
優先順位を付ける際は、頭で考えるのではなく、紙などに書いていくと、後で整理しやすいです。
転職時の面接で質問される、早期退職の理由と応募理由。この2つの理由は、一貫性を持たせることが重要です。
なぜなら、早期退職理由と応募理由は繋がりがあるためです。早期退職の理由と応募理由に一貫性がないと、「本当の早期退職理由(応募理由)は回答したこととは別にあるのではないか?」「計画なく転職をしてしまったのではないか」と疑われてしまい、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、面接で早期退職理由と応募理由を回答する際は、転職先が好印象を受けるような一貫性を持たせた内容で回答しましょう。
早期退職の理由は、的確に回答できなければなりません。
そして、転職時に聞かれる質問内容として、下記2つが多いです。
・転職先として自社を選んだ理由(応募理由)
・前の職場を早期退職した理由(早期退職理由)
転職先として自社を選んだ理由は、特に重視する条件を明確にできていれば、その内容を面接で回答すれば問題ありません。
しかし、早期退職理由も面接で質問されるため、こちらも明確に回答できるように準備しておく必要があります。
転職先が早期退職理由を聞く理由は、、採用しても再び同じ理由で別の会社に転職してしまう可能性があるため。
つまり会社にとっての採用時間や費用の損失を防ぐためです。
早期退職の理由は、頭だけで考えるではなく、思いついたことを紙に書き考えましょう。
早期退職の理由がポジティブな内容の場合、問題ありません。しかし、早期退職理由がネガティブな内容の場合、素直に伝えるのは好ましくありません。
ネガティブな早期退職の理由は、会社に対して不平不満を持ちやすい人物だと捉えられてしまうためです。
もし、早期退職理由がネガティブな内容だった場合は、言い方を変えてポジティブな内容に変換しましょう。
早期退職者のすべてが、自分にマッチした転職先を探せているわけではありません。
なかには、「転職をしたいけど適した転職先はどうすれば見つかるの?」と思っている方もいることでしょう。
ここでは、自分に適した転職先企業を見つけるコツを紹介します。
自己分析とは、自分の本質を理解すること。
そして、業界分析とは、特定業界の経済面や生産・販売などの生産面、市場での得手不得手など、さまざまなことを分析・考察することです。
自己分析によって、転職理由や必要なスキル、自分の好きな仕事内容得意分野などが明確に理解できます。
業界分析を行うことによって、自分に適している企業や業界、得意な職種や仕事内容が分かります。
そのため、自己分析・企業分析を徹底的に行いましょう。
「転職してスキルを身に付けたい」「キャリアアップしたい」「年収アップさせたい」などの目標により転職先を絞るのもよいでしょう。
目標となるキャリアを見つけ、プランを設定し転職先を検討することが大切です。
キャリアプランとは、最終的な目標を立てて逆算しながらアクションを設定すること。
転職先の選び方には、主に下記の2つが挙げられます。
・自分の好きな仕事を選ぶ方法
・得意な仕事を選ぶ方法
おすすめは、得意な仕事を選ぶことです。
その理由は、好きなことは自分の気持ち、そして、得意なことは自分の才能であるためです。
気持ちを変えることは、才能を身につけるより難しくないため、得意な仕事を選びましょう。
転職エージェントとは、転職を効率的に進められるようサポートしてくれるサービスのこと。
転職希望者の経歴を踏まえながら、その人が希望する条件にマッチした求人の紹介をしてくれます。
紹介した求人への応募、採用試験や面接の日程調整、条件交渉、企業の独自情報の収集・提供、面接対策などの転職に関わるさまざまなことをサポートしてくれます。
また、転職エージェントは、転職サイトなどで公開されていない非公開求人の紹介も行っています。
入社から3年が経過していないなどの理由で、早期退職に対して不安を抱えている方もいることでしょう。
しかし、早期退職の場合でも転職することは可能です。
本記事で紹介したことを参考に、自己分析や転職エージェントを活用することにより、自分にマッチした転職先を見つけることができるでしょう。
最後に、早期退職や転職を考えている方に、フリーランス(個人事業主)の働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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