公開日:2021.09.03
更新日:2025.03.24
パソコンやスマートフォンのOSと言えば、現在ではWindowsとMacが有名です。
しかし、組み込みなどを含む様々なデバイスに利用されているOSでは「Linux」も挙げられます。
Linuxは誰でも手に入れられるOSであり、軽量で安定的など実は様々なメリットがあると言われています。
そのためこの記事では、Linuxのメリットや特徴、代表的なOSとの違い、Linuxの代表的なディストリビューションについて解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・Linuxについて調べている方
・Linuxのメリットについて知りたい方
・Linuxと他のOSとの違いを知りたい方
・Linuxの代表的なディストリビューションを知りたい方
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<目次>
1.Linuxのメリット・特徴
オープンソースである
軽量で安定稼働する
セキュリティに優れている
2.他の代表的なOSとの違い
Macとの違い
Windowsとの違い
3.Linuxの代表的なディストリビューション
RedHat系
Debian系
Slackware系
4.まとめ
この章では、Linuxのメリットや特徴についてお伝えします。
Linuxの特徴としてまず挙げられるのが、オープンソースであるため無償で使える点です。
オープンソースであるため、パソコンやサーバーにライセンス無しで登録でき、コストがかかりません。
ライセンス費用が掛からないため、ITインフラを整えるためにかかるコストを最小限に抑えることができるでしょう。
通常のWindowsなどのOSをインストールするには1台につき1~2万円程度はかかってしまいます。
しかしLinuxはインストールに全くコストがかからないため、パソコンのハードウェアを用意する費用だけで作業環境を構築可能です。
無償とはいえ使用できるソフトウェアの数は多く、使い勝手は良いと言えます。
そのため、ビジネスユースのサーバーであってもコストをかけずに構築可能です。
Linuxが今日のように広くユーザー間に浸透してきたのは、オープンソースであることが大きな理由の1つだと言えるでしょう。
Linuxのメリットとしては、軽量で安定稼働する点も挙げられます。
Linuxの動作はとても速く、初期状態では不要なものを極力そぎ落としてあります。
そのため、古いパソコンなどにLinuxをインストールしても問題なく安定的に動かすことが可能です。
LinuxはWindows98のように古いパソコンであってもインターネット操作などが可能であり、使わなくなったパソコンを有効活用する際にも最適だと言えるでしょう。
例えば、サービスが終了してしまっているWindowsPCなどが無駄になってしまっていれば、Linuxに入れ替えてしまうことも1つの手段です。
カスタマイズ性が高くインターネット上に情報がたくさんあるため、自分でOSを構築していくこともできます。
Linuxはオープンソースで稼働が早く安定しているだけでなく、セキュリティ性にも優れています。
現在インターネット上で使われているウイルスの多くはWindowsを標的にしており、Linuxを狙ったものは少数です。
また、Windowsを狙ったウイルスにLinuxが感染することもありません。
ウイルスに感染しにくいと言うことは、セキュリティ体制の構築に高額なソフトなどの導入が不要であると言うことです。
ウイルス対策ソフトなどはインストールすることでパソコンのパフォーマンスを落とす原因になるため、軽量さの点でもさらにLinuxが有利だと言えます。
将来的にはLinuxを対象としたウイルスが登場してくる可能性がありますが、現状では心配する必要なあまりないでしょう。
この章では、Linuxと他の代表的なOS(Mac・Windows)との違いについてお伝えします。
LinuxとMacの大きな違いを整理すると、以下の通りです。
・ライセンス形態
・UI
・サポート有無
Linuxはオープンソースライセンスが原則であり、大半のディストリビューションは無料で利用可能です。
Macも「OS X」以降は無償になっていますが、インストールできるデバイスには限界があります。
また、両者の大きな違いとしてはUIの違いも挙げられます。
Linuxは原則的にコマンド入力のCUIを採用していますが、Macはマウスの操作を前提としたGUIを基本としています。
ただし近年ではLinuxに関してもGUIが充実してきており、両者の差は少なくなってきている印象です。
そしてサポートに関しても、両者には違いがあります。
Linuxは無料で利用できるためにサポートを受けることはできませんが、Macは大企業が運営していることもありしっかりとしたサポートを受けることが可能です。
LinuxとWindowsの大きな違いは、以下の通りです。
・ライセンス形態
・導入コスト
・安定性
・UI
Linuxが無料で導入できる一方で、Windowsのライセンスは有償でライセンスごとにコストがかかります。また、稼働についてはLinuxの方が軽量で安定的だと言えるでしょう。
さらに、WindowsはMacと同様にGUIを採用していますが、先ほどお話しした通りLinuxはCUIが中心です。
この章では、Linuxの代表的なディストリビューションを3つに整理してお伝えします。
RedHat系は、Linuxの代表的な商業ディストリビューションです。
Linuxに関してRedHat社が出している有償のディストリビューションは「RedHatEnterpriseLinux」であり、通称RHEL(レル)と呼ばれています。
ただしCentOSとFedoraといった無償のディストリビューションもあり、サーバー系OSとしてよく使用されています。
パッケージ管理においてはRPM形式が使用されることが多く、企業向けのものが多いため仕事で利用する方は覚えておくべきディストリビューションでしょう。
管理を楽にするツールを率先して提供し、メーカーによる独自のドライバをRPM形式で配布するなど、仕事向きの要素が多数あります。
ボランティアが中心になって開発を進めている、種類が多くて人気の高いディストリビューションが、Debian系です。
ユーザー目線に立った設計で親しみやすく、以前は難しい印象を持たれることも多かったのですがUbuntuの登場によって利用しやすいものが増えました。
UbuntuはUIがWindowsに似ており、元々Windowsを使っていてLinuxにトライしてみる方にはとてもおすすめです。
パッケージ管理システムにはdeb形式を採用しており、フロントエンドapt系のコマンドを使用しています。
Slackware系は、Linuxが普及し始めた初期からあるディストリビューションです。
とてもシンプルなディストリビューションであり、公式に配布されている状態が既に完成形となっています。
安定性やセキュリティ性、高速性に優れ、カスタマイズしていくことに楽しみを感じる方も多いことでしょう。
ただし初心者が扱うには比較的難しいディストリビューションであり、最初にSlackware系から入るのはあまりおすすめできません。
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Linuxはオープンソースで軽量、安定性があってセキュリティ性能も高いOSです。
Windowsなど有名OSとは異なってライセンスが無償であり、古いパソコンなどでもインストールすれば問題なく動くなどの利点があります。
RedHat系やDebian系など様々なディストリビューションがあるため、興味のある方はぜひとも一度確認してみてください。
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