公開日:2021.09.29
更新日:2025.03.24
ブロックチェーンエンジニアは、暗号資産(仮想通貨)の普及で大きな需要を持つようになりました。
専門性の高いブロックチェーンに対するプロのエンジニアとして、さまざまな企業で働く機会に恵まれるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアとして働く場合、チェックしておきたいのがリモートワークの求人・案件です。
エンジニアのリモートワークが増えている昨今、ブロックチェーンエンジニアにもその影響が現れています。
こちらでは、ブロックチェーンエンジニアにリモートワーク求人・案件がどれくらいあるのか、どのようなスキルが要求されるのかを解説します。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.ブロックチェーンエンジニアはリモート/在宅ワークできる?
2.ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件実情
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件の将来性
3.ブロックチェーンエンジニアの年収
リモート/在宅ワーク求人・案件だと年収は変化する?
4.ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件獲得方法
フリーランスエージェントの活用
クラウドソーシングサービスの活用
SNSの活用
5.ブロックチェーンエンジニアがリモート/在宅ワーク案件で要求されやすいスキル
ブロックチェーン技術の知識/理解
暗号に関する知識
プログラミング言語スキル
コミュニケーションスキル
自己管理スキル
6.リモート/在宅ワーク求人・案件に参画する際の注意点
評価基準が成果物だけとなる
長時間労働になりやすい
情報漏洩に注意
7.まとめ
結論から言えば、ブロックチェーンエンジニアもリモートワーク/在宅ワークで働くことが可能です。
自宅でもブロックチェーンエンジニアの必要業務は対応可能なので、常駐求人・案件だけが募集されることはないでしょう。
リモート/在宅ワークだと自分の裁量で業務を進められるため、仕事の効率を高めることも可能です。
「周囲に人がいない方が集中できる」といった方も、リモート/在宅ワークに切り替えることで仕事がしやすくなるでしょう。
一方で、全てのブロックチェーンエンジニアの求人・案件がリモート/在宅ワークになることは考えづらいです。
そのためブロックチェーンエンジニアは、自分の力でリモート/在宅ワーク求人・案件を探していくことが求められます。
ブロックチェーンエンジニアのリモートワーク求人・案件の実情と将来性を確認し、獲得方法を把握することがおすすめです。
フリーランススタートを参考にするとブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件は、まだデータが少ないものの2022年9月時点では208件存在します。
ブロックチェーンエンジニア求人・案件全体の約27%が、リモート/在宅ワークということになります。
まだまだブロックチェーンエンジニアの求人・案件は常駐のものが大半ですが、それでも昨今の情勢を受けて増加傾向にあります。
また、前年同月と比較して約7%もリモート/在宅ワーク求人・案件が増加していることを考慮すると今後さらにリモート/在宅ワーク求人・案件の割合が増加していくでしょう。
今後ブロックチェーンエンジニアとして、リモート/在宅ワークで仕事をすることは決して難しくないでしょう。
ブロックチェーンエンジニア求人・案件を覗いてみる↓
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件は、今後も増えていくと予想できます。
ブロックチェーンエンジニアの仕事となるペイメントサービスの開発やスマートコントラクト・DAppsを活用したアプリ開発などはリモート/在宅ワークでも行えます。
常駐でなければ困るというケースは決して多くないので、将来的にはブロックチェーンエンジニアとしてリモート/在宅ワークを中心に働くことは可能でしょう。
ブロックチェーンはまだ発展の余地を残している分野であるため、ブロックチェーンエンジニア自体の需要も高いです。
その一方で、ブロックチェーンはまだ新しい技術なので、エンジニアの母数は多くありません。
そのためブロックチェーンエンジニアとして実力があれば、企業側とリモート/在宅ワークの条件を交渉することもできます。
既に「フルリモート相談可」という求人・案件もみられるので、積極的な交渉がおすすめです。
ブロックチェーンエンジニアの年収は、フリーランススタートを参考にすると以下のようになっています。
職種名 |
平均単価 |
中央値単価 | 最高単価 |
最低単価 |
---|---|---|---|---|
ブロックチェーンエンジニア |
66.2万円 |
75万円 |
175万円 |
27万円 |
(参照:ブロックチェーンエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
上表における、ブロックチェーンエンジニアの年収は約794万円です。
フリーランスエンジニアとして高給をもらっている方が多く、求人・案件によっては1,000万円の到達もありえるかもしれません。
一般的な会社員のエンジニアの年収は、約469万円です。
フリーランスのブロックチェーンエンジニアと比較すると、会社員のエンジニアよりも約1.7倍高い年収であることがわかります。
ブロックチェーンエンジニアは、それだけ多くの需要を見出されていることが分かります。
フリーランスエンジニアとして働く場合、企業との契約も自由度が高くなるため、リモート/在宅ワークの仕事も選びやすいです。
ブロックチェーンエンジニアとして仕事をするのなら、正社員として働くのではなく、フリーランスという道も考えられます。
ブロックチェーンエンジニアは、常駐とリモート/在宅ワークで明確に年収が変化するというデータはありません。
そのためリモート/在宅ワークを理由に、年収が下がるといったケースは少ないでしょう。
基本的に仕事内容や求人・案件の単価によって、ブロックチェーンエンジニアの年収は変わると考えられます。
リモート/在宅ワークは残業が発生しない成果主義となっているため、長時間働くことがイコール年収をアップさせることにはつながりにくいです。
年収アップのためには、ブロックチェーンエンジニアとして実績を積んだり、スキルアップしたりして単価を上げる努力が必要となるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアとしてリモート/在宅ワークで働くには、求人・案件の獲得方法を知ることが重要です。
以下では、ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件の獲得方法を紹介します。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件を獲得するには、フリーランスエージェントの活用がおすすめです。
フリーランスエージェントには、多種多様なフリーランスエンジニア向け求人・案件があります。
リモート/在宅ワークを前提とした求人・案件に条件を絞った上で、仕事を探すことも可能です。
フリーランスエージェントでは、キャリアカウンセラーに今後の仕事の方向性や働き方について相談することもできます。
ブロックチェーンエンジニアという職業はまだ開拓されはじめたばかりなので、相談できる相手が周りにいないということもあるでしょう。
そういったときにキャリアカウンセラーと話ができれば、抱えている問題や悩みを解消できるかもしれません。
精神的なサポートにも期待できる点も、フリーランスエージェントの魅力です。
またフリーランスエージェントは、フリーランスに代わって営業を行ってくれるため、これからブロックチェーンエンジニアを必要とする企業も就職・転職の範囲になります。
紹介される求人・案件は日々変わっていくので、フリーランスエージェントに登録してリモート/在宅ワークの仕事を逃さないように備えましょう。
登録するフリーランスエージェントサービスの数は、一つに絞る必要はありません。
複数のサービスに登録して、それぞれからリモート/在宅ワーク求人・案件を探すことも可能です。
特にエンジニア向けのフリーランスエージェントサービスには、積極的に登録してみましょう。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件を探す際には、クラウドソーシングサービスも利用できます。
クライアントとサービス上のシステムを経由して仕事の契約ができるため、気軽に求人・案件を探せるのがメリットです。
多数の求人・案件の中から自分で探して応募ができるので、気になった仕事にだけアプローチできます。
クラウドソーシングは基本的にネットで契約を結ぶ関係上、リモート/在宅ワーク求人・案件も多いです。
ブロックチェーンエンジニアのフリーランスとして働く際には、クラウドソーシングサービスにも登録しておきましょう。
一方で、クラウドソーシングはフリーランスエージェントのように、キャリアカウンセラーによるサポートや営業代行がありません。
自分の力だけでリモート/在宅ワーク求人・案件を見つけなければならないため、仕事探しにある程度の時間をかける必要があります。
また、クラウドソーシングで仕事を募集しているクライアントは、必ずしも優良な企業であるとは限りません。
報酬の未払いなどのトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、自己防衛を意識する必要があります。
クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどが代表的なクラウドソーシングサービスです。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワーク求人・案件を探すときには、SNSを活用するのもポイントです。
SNSのプロフィール欄にブロックチェーンエンジニアであることを記載し、リモート/在宅ワークを希望していることをアピールすることで、企業側から見つけてもらえる可能性があります。
SNSはブロックチェーンエンジニアとしてのアピールの場になるため、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)などに仕事受注専用のアカウントを作成することもおすすめです。
一方で、SNSはコミュニケーションの場であるため、必ずしもブロックチェーンエンジニアの求人・案件が見つかるとは限りません。
特にリモート/在宅ワークという働き方に絞って探している場合には、なかなか求める条件に合った話を見つけることは難しいでしょう。
SNSはブロックチェーンエンジニアとしての自己アピールと情報収集の場であると割り切って、求人・案件探しはフリーランスエージェントなどで行うといった方法もおすすめです。
ブロックチェーンエンジニアには、リモート/在宅ワーク求人・案件で要求されやすいスキルがいくつかあります。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワークでどのようなスキルが必要になるのかを、以下で紹介します。
ブロックチェーンエンジニアには、ブロックチェーンの知識と理解が不可欠です。
ブロックチェーンで何ができるのか、どんな技術がトレンドになっているのかといった点を理解することが、リモート/在宅ワークの獲得につながるでしょう。
具体的にはブロックチェーンの根本的な仕組みを把握した上で、スマートコントラクトによるトランザクション処理の技術などを知っておくと、アプリケーション開発など専門的な領域で活躍しやすくなります。
ブロックチェーンエンジニアとしてリモート/在宅ワーク求人・案件を行う際には、暗号に関する知識も欠かせません。
暗号に関する知識とは、例えばハッシュ関数や電子著名、公開鍵暗号、擬似乱数生成器などが該当します。
各機能の特徴や、どういった仕事で取り扱われるのかなどを把握し、スキルとして備えていくことが重要です。
暗号技術は年々進化している分野でもあるので、最新情報の入手もブロックチェーンエンジニアにとって必要な作業です。
周囲にブロックチェーンエンジニアとして働いている仲間がいる場合には、情報共有やアドバイスし合い、そうでない場合には専門書籍の購入やネットの専用掲示板などで交流を行うのがおすすめです。
ブロックチェーンエンジニアとしてリモート/在宅ワークをするには、いくつかのプログラミング言語に事前に精通していることも必要です。
ブロックチェーンの開発には、例えば下記のようなプログラミング言語がよく使われます。
・C++
・C#
・JavaScript
・Solidity
・Go言語
Solidityはイーサリアムという暗号資産(仮想通貨)に使用されておりブロックチェーン上の契約に関係するスマートコントラクトで使用するプログラミング言語であるため、ブロックチェーンエンジニアとしてぜひ学んでおきたいスキルです。
一方で、Solidityは使用用途が限られているため、勉強するモチベーションが高まりづらいかもしれません。
しかし、Solidityは文法がJavaScriptと類似している点が多いので、初心者でもスムーズに学べるプログラミング言語となっています。
JavaScriptの学習と同時にSolidityについての知識をつけていくことで、ブロックチェーンエンジニアに必要なスキルを効率良く入手できるでしょう。
また、2021年4月時点ではXRPという暗号資産(仮想通貨)の分散型台帳「XRPレジャー(XRPL)」においてPythonをベースにした開発ツールがローンチされる予定であるため、Pythonを習得している方もブロックチェーンエンジニアとして活躍できる可能性があります。
各言語をすべてマスターするのが理想ですが、一つの言語を集中的に学んで、その言語のプロフェッショナルを募集しているリモート/在宅ワーク求人・案件を選ぶ方法もおすすめです。
なお、近年ではマルチパラダイムのプログラミング言語である「Rust」やDFINITYが開発したCanisterをサポートする専用言語「Motoko」なども徐々にブロックチェーン分野の開発において使用され始めています。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワークでも、コミュニケーションスキルは必要です。
リモート/在宅ワークの場合、通常は一人での作業になるため、必要なタイミングで正確な情報を伝えられるコミュニケーションスキルが求められます。
メッセージ機能やテレビ通話だけでも、進捗や問題を伝えられる能力を身につけることが求められるでしょう。
自分から伝えるだけでなく、相手の話を正確に理解する能力も必要です。
クライアントがどのようなニーズを持っているのか、実際の業務でどのような点に力を入れるべきなのかをコミュニケーションのなかから探ることができれば、リモート/在宅ワークでも充実した仕事ができるでしょう。
こちらからの一方的なコミュニケーションではなく、相手の意思を汲んだ相互コミュニケーションを意識するのがポイントです。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワークでは、自己管理スキルが必要です。
仕事をする時間とプライベートの時間を上手く切り分けられないと、目の前の業務に集中することが難しくなります。
休憩の時間も満足に取れなくなるため、結果的に業務効率が低下してしまうでしょう。
自己管理不足は体調にも影響し、無理が続くと風邪などの体調不良を招く可能性もあります。
体調不良が続けば業務の継続も難しくなるため、ブロックチェーンエンジニアの仕事を途中で辞めざるを得なくなることもありえるでしょう。
フリーランスやリモート/在宅ワークで仕事をする場合、体調管理はすべて自分の責任です。
クライアントに迷惑をかけないように、普段から運動や睡眠を意識して取得し、自己管理スキルを高めるようにしましょう。
ブロックチェーンエンジニアがリモート/在宅ワーク求人・案件に参画する際には、いくつか注意点もあります。
以下で注意点を確認し、事前に意識しておくことや準備しておくことをチェックしておきましょう。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワークでは、実際に提出できた成果物だけが評価基準となります。
「時間をかけて努力をした」「自分なりのこだわりをつらぬいた」といった直接成果物に影響しないものは、ブロックチェーンエンジニアの評価の対象とはならないのです。
そのためまずはクライアントが求める成果物を正確に把握し、その設計通りに作り上げることが重要です。
成果物の提出が遅れるようなことがあれば、当然ブロックチェーンエンジニアとしての評価は下がってしまいます。
もし納期に間に合わない可能性があるのなら、すぐにそのことを相手に報告してフォローする方法を模索し、今後同じことを繰り返さないための対策の考案が求められるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアのリモート/在宅ワークは、長時間労働になりやすいという点でも注意が必要です。
リモート/在宅ワークでは明確な出社・退勤時間がないため、納期に余裕があるとついダラダラと仕事をしてしまうこともあります。
そのため気づいたら常駐求人・案件よりも長時間労働になっていることもあり、時間単価を下げてしまう可能性があるのです。
また、リモート/在宅ワークの環境が自宅に整っていないと、長時間労働によって体を痛めるリスクがあります。
無理な姿勢で長時間労働が続くと、腰や肩を痛めるなどの実害が出てくる可能性があるので、リモート/在宅ワークではしっかりと自分で労働時間を管理しましょう。
ブロックチェーンエンジニアがリモート/在宅ワーク求人・案件を請け負う場合、情報漏洩に最新の注意が必要です。
自分のパソコンを使って作業をすることになるため、万が一社外秘の情報が外に漏れるようなことがあれば、すべての責任を負わなければなりません。
最新のセキュリティソフトを導入する、不用意に外出先に重要な情報が入ったパソコンを持ち出さないなど、リモート/在宅ワークでは情報漏洩を防ぐため意識改革が必要です。
ブロックチェーンエンジニアでも、リモート/在宅ワークで働くことは可能です。
フリーランスエージェントや各種サービスをフル活用することで、理想的なリモート/在宅ワーク求人・案件を見つけることができるでしょう。
この機会にブロックチェーンエンジニアとして、リモート/在宅ワークで働くための準備を進めてみてはいかがでしょうか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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