2022.10.18
ネットワークエンジニアとは、エンジニアのなかでもコンピュータネットワークのシステムの構築(設計・初期設定・テスト)や運用、保守などを専門としている職種のこと。
求められるITに関する知識やスキルも幅広く、専門的で需用のあることで知られます。
ところで、ネットワークエンジニアは副業可能なのでしょうか?
結論から言えば、ネットワークエンジニアの副業は可能です。
本記事では、ネットワークエンジニアでも副業ができる根拠や報酬単価、メリットなどについて解説しています。
また、ネットワークエンジニアが副業するために必要なスキルについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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<目次>
1.ネットワークエンジニアって副業可能?
ネットワークエンジニアの副業は土日のみでも可能?
2.副業ネットワークエンジニアの単価
フリーランスネットワークエンジニアの単価
3.ネットワークエンジニアが副業するメリット
副業メリット①:収入が増える
副業メリット②:人脈が広がる
副業メリット③:様々な経験ができる
4.副業ネットワークエンジニアに必要なスキル
ネットワークスキル
クラウドスキル
コミュニケーションスキル
5.副業ネットワークエンジニアの案件(仕事)獲得方法
フリーランスエージェントや副業サイトを活用する
クラウドソーシングサービスを活用する
副業案件(仕事)を直接受注する
6.副業ネットワークエンジニアの注意点
確定申告をする可能性がある
本業と副業のバランスを取る
7.まとめ
ネットワークエンジニアといえば、勤め先やクライアントなどの依頼先で仕事をすることが多い仕事ですが、もちろんネットワークエンジニアで副業は可能です。
もともと、副業の本質は本業以外の仕事で業務を遂行し収入を得るスタイルです。
日本では明確に法律で副業が禁止されてはいないため、本業の就業時間外であれば、その時間を副業に使っても問題ありません。
そのため、法律的にみてもネットワークエンジニアでの副業は可能です。
会社の規則で社員の規定できるのは、あくまでも就業時間内の範囲に限られています。
就業時間外はプライベートの時間となるため、副業に使っても問題ないのです。
ただし、以下の場合だと副業をしていることを本業先に知られたら問題となります。
・就業規則に副業禁止と書かれている
・本業のとライバル会社での副業
そのため、副業でネットワークエンジニアの案件(仕事)で働く場合は、フリーランスでネットワークエンジニアをするのと同様だと認識しましょう。
ネットワークエンジニアの案件(仕事)で副業するのであれば、常駐案件だと土日のみは難しいでしょう。
しかし、在宅やリモート案件であれば土日のみでも副業は可能です。
フリーランスエンジニアの求人・案件が一括検索できる「フリーランススタート」では、週2日の短期案件でもヒットします。
そして、週2日程度短期案件での仕事を受ければ、土日のみでも働けるでしょう。
ネットワークエンジニアの案件(仕事)を少し覗いてみる↓
ネットワークエンジニアの副業における案件単価について、詳しく知りたい方もいることでしょう。
フリーランスと副業は案件(仕事)内容などをみたときに、その特徴が類似しています。
そのため、ネットワークエンジニアにおける副業での単価を図る指標として、今回はフリーランス・副業案件を取り扱っている
doocyJob(ドーシージョブ)での案件単価を参考にしています。
まずは、下図をご覧ください。
(参考:https://doocy.jp/jobs/job_category-7)
ネットワークエンジニアのフリーランスとしての平均案件単価は、約73万円です。
つまり、副業でもこれだけの案件(仕事)単価が見込めるといえます。
副業ネットワークエンジニアからフリーランスとして活躍の場を広げることも可能です。
しかし、実際にフリーランスネットワークエンジニアが、どのくらいの単価が得られるのか気になる方もいることでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアのフリーランスを例に、どのくらいの単価が得られるのか表にまとめました。
下表は、フリーランスネットワークエンジニアの平均年収(月額単価)ですが、副業からフリーランスに転身する際の参考にしてください。
|
月額単価 |
想定年収 |
---|---|---|
平均値 |
56.6万円 |
679.2万円 |
中央値 |
55万円 |
660万円 |
最高値 |
170万円 |
2,040万円 |
最低値 |
20万円 |
240万円 |
(参考:ネットワークエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
また、週2日の時短案件の平均単価は、30~45万円です。
ネットワークエンジニアの案件(仕事)を少し覗いてみる↓
ネットワークエンジニアの副業には、いくつかのメリットがあります。
例えば、下記の3つです。
・収入が増える
・人脈が広がる
・様々な経験ができる
それでは、詳しくみていきましょう。
副業をする1番の目的は、ネットワークエンジニアに限らず収入が増えることです。
本業とは別に収入が入ることから、その増加分でこれまで買えなかった物も購入可能になるでしょう。
またできなかったことにも挑戦できるようになります。
さらに本業だけでは収入ではできなかった、将来のための貯金もできるところは大きなメリットです。
ネットワークエンジニアでの副業をすることで、本業では出会うことはなかった人と知り合えることがあります。
そして、さまざまな人と知り合って人脈を広げていくことは、以下のようなメリットがあります。
・ビジネスのチャンスに繋がる
・社外の人と繋がることで視野が広がる
・転職やキャリアアップの際に役立つ
将来的に、副業からフリーランスに転身することを検討しているのなら、副業の際に築いた人脈が大きな武器や助けになることでしょう。
ネットワークエンジニアの副業をすることで、さまざまなことが経験できます。
会社員エンジニアだと、どうしても会社で与えられた仕事しか経験できません。
しかし、副業であれば自分がやってみたい・経験してみたいと思っていた内容の仕事ができます。
この新たな経験が本業で役立つ可能性もあります。
そして、副業での経験で知識やスキルが増えれば、仕事の幅も広がります。
何より、これまで難易度の高くて本業では任せてもらえなかった仕事が任せてもらえるかもしれません。
ネットワークエンジニアとして、今まで触れてこなかった仕事にも挑戦できるところは、大きなメリットといえるでしょう。
副業でフリーランス向けの案件(仕事)を受けるのに必要となるネットワークエンジニアスキルはあるのでしょうか?
結論からいえば、フリーランス向けの案件(仕事)でも、必要となる基本的なスキルは変わりません。
そのため、副業にもこれまで本業で培ってきたスキルを活かせます。
ただし、以下の3つのスキルを身につけておけば、業務上役に立つでしょう。
・情報通信機器の活用スキル
・クラウドスキル
・コミュニケーションスキル
また、これらのスキルは本業にも役立つため、身につけておいて損はありません。
ここでは、ネットワークエンジニアがリモートワーク案件で要求されやすいスキルを紹介します。
ネットワークエンジニア案件での副業は、リモートワーク・在宅で仕事をする可能性が高いです。
そのため、ICT機器などを活用したネットワークスキルが必須です。
そもそもICTとは「Information and Communication Technology」の略で「情報通信技術」と訳します。
そして、このICT技術を活用した機器(ICT機器)、時間や場所の制約を受けずに柔軟に働ける勤労形態がリモートワークです。
リモートワーク・在宅案件で仕事をする場合、依頼主との打ち合わせは電話やメールではなく、ICT技術であるメッセンジャー(チャットツール)やWeb会議システムが用いられます。
そのため、ICT機器が使いこなせなければ、受注できない案件(仕事)もあります。
また、利用しているICT機器に不具合が発生した際、自身で解決しなければなりません。
そうした際にもICTの基礎知識を習得しておけば、迅速な解決ができるため、業務上支障が出る状況を回避できます。
クラウドは英語で「雲」を意味し、ネットワークのなかに隠れたリソース(サーバーなど)から、ネットワークを通じて遠隔から必要なときに必要なだけ利用できるようしたシステム環境のことです。
クラウド環境だとデータや資料はクラウドのストレージに保管し、そこでやり取りをすれば、自宅から社内のネットワークに直接アクセスする必要がなくなります。
また、ユーザーに応じたアクセス制限がかけられるため、悪意のある第3者からの不正アクセスで機密情報が漏洩するリスクが低いです。
そうしたことからネットワークエンジニアが行うリモートでのネットワークの設計・構築・保守管理といった作業は、クラウド環境が当たり前になりつつあります。
もちろん、ネットワークエンジニアの副業を行う際も、そのような知識は大切です。
ちなみに、ネットワークエンジニアの副業案件(仕事)の場合、クラウド環境での業務が増えている現状から、以下のクラウドスキルがなければ案件(仕事)獲得が難しいです。
・主要クラウドサービス(AWS、GCP(Google Cloud Platform)、Microsoft Azure)に関する知識や構築スキル
・ネットワーク仮想化に関するスキル
ネットワークエンジニアが副業として稼ぐためのスキルとして、意識しておきましょう。
ネットワークエンジニアにおけるコミュニケーションスキルとは、他の人との意思疎通を円滑に行うために必要となる能力のことです。
例えば、コミュニケーションスキルには、以下が挙げられます。
・自分の思い・考えを伝えるスキル
・相手の伝えたいことを理解するスキル
・相手の要望や要求を引き出すスキル
・適切なレベル感で質問するスキル
・案件を獲得しやすい環境づくりができるコミュニケーションスキル
ネットワークエンジニアを副業で行うとはいえ、クライアントからの要望を聞いたり、他エンジニアと連携をとったりすることもあるため、コミュニケーションスキルは必須スキルといえます。
ネットワークエンジニアの副業案件(仕事)では、クライアントや他担当者と直接会うことはあまりなく、メールやチャットでの連絡が主流です。
そのため、コミュケーションスキルが身についていなければ、依頼人からの要望が正しく理解できなかったり、こちらの要望を正しく伝えられない可能性があります。
副業ネットワークエンジニアの場合、自分で案件(仕事)を探す必要があります。
そして、案件(仕事)を探す方法として、以下の3つが挙げられます。
・フリーランスエージェントや副業サイトを活用する
・クラウドソーシングサービスを活用する
・副業案件(仕事)を直接受注する
それぞれについて解説していくので、ぜひご覧ください。
副業ネットワークエンジニアの案件(仕事)獲得方法として、フリーランスエージェントや副業サイトを活用することはおすすめです。
副業でネットワークエンジニア向けの案件(仕事)を受注する手順は、フリーランスでの案件(仕事)獲得と流れが似ています。
そのため、フリーランス向けの求人情報を提供しているフリーランスエージェントなら、条件がマッチした案件(仕事)を獲得できるでしょう。
例えば「doocyJob(ドーシージョブ)」「レバテックフリーランス」がおすすめです。
doocyJob(ドーシージョブ)は、ITの副業案件(仕事)を多数揃えており、ネットワークエンジニア案件(仕事)も最短で獲得可能。
そして、レバテックフリーランスは、ITに特化した案件(仕事)が豊富に揃っており月間新規案件獲得数が400件を超えています。
副業ネットワークエンジニアの案件(仕事)獲得方法として、クラウドソーシングサービスを活用することはおすすめです。
クラウドソーシングサービスを活用して、副業ネットワークエンジニアとして活動している方も実際に存在します。
クラウドソーシングサービスとは、プラットフォーム型の副業マッチングサイトのことです。
その特徴には、以下の2つが挙げられます。
・募集内容を公開して応募者を募る依頼方式
・公開された募集に対し、期間や報酬などを自分から提案する方式
そのため、フリーランスエージェントと違って案件(仕事)探しや面接などの際に必要となる提出書類の作成のサポートなどのサービスはありません。
しかし、応募者とさまざまなことの交渉が直接できるところは、大きなメリットといえるでしょう。
クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどが代表的なサービスです。
副業ネットワークエンジニアの案件(仕事)獲得方法として、クライアントから直接受注することはおすすめです。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを利用すると、報酬から利用料が差し引かれます。
報酬が減ることが嫌な方や、将来フリーランスとなった際に自分で案件(仕事)を探せるようになりたい方は、以下の方法で案件(仕事)を探してみてもよいでしょう。
・SNSやブログで案件(仕事)を獲得する
・知人や友人に紹介してもらう
・副業で案件(仕事)を受けたことがある人に案件(仕事)がないか聞く
・副業で案件(仕事)を受けたことがある人に紹介してもらう
・本業で付き合いのある方に紹介してもらう
つまり、副業ネットワークエンジニアとして安定した収入を獲得するには、人脈が重要だということがいえます。
ネットワークエンジニアにおいて、以下の2つの場合、会社員エンジニアは副業できません。
・就業規則に副業禁止と明確に書かれている
・本業のとライバル会社での副業
また、他にもネットワークエンジニアとして副業する際に、注意しなければならないことがあります。
なかでも、特に注意すべき内容として「確定申告」「本業とのバランス」について解説します。
確定申告とは、1年間で生じた所得に対する税金を計算して、翌年に税金を納付する手続きのことです。
通常、会社員エンジニアは年末調整によって所得税が精算されるため、確定申告の必要はありません。
しかし、副業ネットワークエンジニアとして得た金額が年間所得20万円以上であった場合、確定申告が必要になります。
ここで注意しなければいけないポイントが、収入ではなく所得であることです。
所得とは「売上-経費」のことです。
つまり、年間でかかった経費を引いて20万円以下になっていたら、確定申告はしなくてよいということです。
ただし、前述したように、土日のみで副業ができるフリーランス向けの短期案件でも単価は高いです。
そのため、ネットワークエンジニア向けの案件(仕事)で副業をするのなら、確定申告が必要となる可能性が高いといえます。
確定申告の期間は、例年であれば2月16日から3月15日までの約1ヶ月間です。
ネットワークエンジニアは、就業規則で副業禁止となっていなくても、本業に悪影響を与える場合は副業禁止となってしまう可能性があります。
本業への悪影響には、主に以下の3つのパターンが考えられます。
・業務の達成量の低下
・業務の質の低下
・遅刻や予定忘れの増加
副業をすることで本業に悪影響が出てくると、本業先から副業への注意を受けたり、最悪の場合には懲戒処分を受けてしまったりする危険性が伴います。
そのため本業と副業のバランスを取ることが重要です。
副業で受注する案件(仕事)は、本業と両立しても無理なくできる内容やボリュームにしておきましょう。
今回は、ネットワークエンジニアの副業について解説してきました。
ネットワークエンジニアでも副業は可能です。
しかも副業によって収入が増えるだけでなく、本業にも役立つスキルを身につけたり、人脈を広げたりできる可能性があります。
また副業によって、将来フリーランスとなった際の下準備もできます。
しかし、注意しなければいけないこともあり、副業は本業が疎かにならない範囲で行わなければなりません。
本記事で紹介したように、ネットワークエンジニア向けの副業案件(仕事)は、フリーランスエンジニアの求人情報を提供しているサイトがおすすめです。
「フリーランススタート」では、フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索や副業にぴったりの案件(仕事)を多数取り扱っています。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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