PhotoShopクリエーター能力認定試験とは?合格率や難易度を含む資格試験詳細や勉強方法を解説

資格

公開日:2022.02.18

更新日:2025.03.24

PhotoShopクリエーター能力認定試験を受けたいと思っているが、どういう試験なのか公式サイトを読んでも分からないという方もいるのではないかと思います。


PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格することで、Webデザイナーなどのクリエイター職に転職する際に有利になる可能性があります。

少しでも興味のある方は受験してみることをおすすめします。


本記事ではPhotoShopクリエーター能力認定試験についてまとめました。


出題範囲や受験者数、合格範囲などについて解説しています。
加えて、PhotoShopクリエーター能力認定試験のメリット・デメリットや学習方法についても触れています。


PhotoShopクリエーター能力認定試験に興味がある方はぜひ参考にしてください。

<目次>
1.PhotoShopクリエーター能力認定試験とは
2.PhotoShopクリエーター能力認定試験
PhotoShopクリエーター能力認定試験の詳細
PhotoShopクリエーター能力認定試験の出題形式と出題範囲
PhotoShopクリエーター能力認定試験の受験者数・合格率・難易度
PhotoShopクリエーター能力認定試験の申し込み手順
PhotoShopクリエーター能力認定試験の勉強時間
3.PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のメリット
PhotoShopスキルや知識が身に付く
ITやWeb系企業の転職・就職に活用できる
資格手当や報奨金を貰える可能性がある
4.PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のデメリット
勉強時間を確保する必要がある
資格が役立たない場合もあり得る
5.PhotoShopクリエーター能力認定試験合格のための勉強方法
問題集や公式テキスト、サンプル問題をやろう
実際にAdobe PhotoShopを使い練習しよう
6.Illustratorクリエイター能力認定試験にも挑戦してみよう
7.まとめ

 

 

 

1.PhotoShopクリエーター能力認定試験とは


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopはアドビが販売する有名な画像編集ソフトです。

PhotoShopでは写真やイラストの加工・合成ができます。

 

たとえば写真を切り抜いたり明るさを調整したり文字を追加したり、といったことが可能です。

画像編集ソフトの中でも多機能でありプロ仕様となっています。

 

Webデザイナーやイラストレーター、写真家など様々な分野で活躍する多くの方がPhotoShopを使っています。

Web業界ではPhotoShopデータで画像素材を納品するのが当たり前となっています。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は、PhotoShopの能力を判断するための試験です

PhotoShopの操作を理解し、作業指示書に基づいた作業ができるか試されます。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は誰でも受験可能です。

また、他のIT資格同様に獲得すれば履歴書にも書くことができ、面接時にスキル証明ができます。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は「スタンダード」と「エキスパート」の2種類に分かれています。

スタンダートはPhotoShopの基本操作ができるか、エキスパートは表現の目的に応じてPhotoShopを使いこなせるかが試されます。

 

 

 

2.PhotoShopクリエーター能力認定試験


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の詳細についてまとめました。

PhotoShopクリエーター能力認定試験に関する以下の事項について解説しています。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の試験会場・日程・受験料
PhotoShopクリエーター能力認定試験の出題形式と出題範囲
PhotoShopクリエーター能力認定試験の受験者数・合格率・難易度
PhotoShopクリエーター能力認定試験の申し込み手順
PhotoShopクリエーター能力認定試験の勉強時間

 

ここで解説している情報はPhotoShopクリエーター能力認定試験の公式サイトを参考にしています。

 

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の詳細

PhotoShopクリエーター能力認定試験の試験会場・日程・受験料などについてまとめました。

 

試験名

エキスパート

スタンダード

試験会場

全国

全国

試験日時

受験会場選択した後、選択可能

受験会場選択した後、選択可能

試験時間

第一部:50分/第二部:90分

第一部:40分/第二部:90分

合格基準

知識問題・実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上

実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上

受験料

8,600円

7,600円

受験資格

学歴、年齢等に制限なし

学歴、年齢等に制限なし

 

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の出題形式と出題範囲

PhotoShopクリエーター能力認定試験の出題形式についてまとめました。

試験名

出題形式

出題内容

題数

エキスパート

第一部(知識)

多岐選択解答形式

Photoshopおよび画像処理に関する知識    

テーマ別大問4~6問程度

第一部(実技) Photoshop上で編集を行い解答データを提出 Photoshopの操作による画像ファイルの作成

テーマ別大問4~6問程度

第二部(実践) Photoshop上で編集を行い解答データを提出 Photoshopの操作による作品制作

1テーマ

スタンダード

第一部(実技) Photoshop上で編集を行い解答データを提出 Photoshopの基本操作による画像ファイルの作成

テーマ別大問7~9問程度

第二部(実践) Photoshop上で編集を行い解答データを提出 Photoshopの操作による作品制作

1テーマ

 

試験は「エキスパート」と「スタンダート」に分かれており、いずれかを選択して受験します。

また、各試験には第一部と第二部があり、両方で合格点を獲得する必要があります。

 

各試験の出題範囲は次の通りです。

 

基本機能(ファイル操作など)
選択範囲の作成
画像の移動と変形
カラーモードと色調補正
ペイント
レイヤー操作
パスとシェイプ
テキストの入力と編集
フィルター
画像の入出力
Web用画像の作成
アクションと自動処理
DTP/Webデザイン基本知識

 

細かい出題範囲はスタンダードとエキスパートで異なります。

詳しい出題範囲に関してはこちらをご覧ください。

 

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の受験者数・合格率・難易度

PhotoShopクリエーター能力認定試験の累計受験者数は、2021年3月31日時点で85,736名、2020年度の平均合格率は73.9%です。

なお、令和3年度春期の基本情報技術者試験の合格率が41.6%、応用情報技術者試験が24.0%となっています。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は他のIT資格に比べ合格率が高いことが分かります。

実際にPhotoShopクリエーター能力認定試験を受験した方々の情報をみると、勉強と対策を行なっていればさほど難易度は高くない試験であるとの意見が多くみられました。

 

PhotoShopを既に活用している方は自分の得意領域もしくは自己流のやり方で使っていることも多いため、改めて試験範囲の見直しや勉強することをおすすめします。

 

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の申し込み手順

PhotoShopクリエーター能力認定試験の申し込み手順を紹介します。

 

1.随時試験受験会場検索」から受験会場を検索
2. 受験会場に電話・メールで連絡もしくはネット予約
 ※各試験会場ごとに試験の予約方法が異なる
3. 受験会場から試験日程などを聞く
4. 受験申込
5. 受験
6. 受験結果受領

 

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の勉強時間

PhotoShopクリエーター能力認定試験の標準勉強時間はスタンダードで24時間、エキスパートで22時間となっています。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は、そこまで難しい試験ではないと言われています。

公式テキスト・問題集などを利用して着実に勉強を進めていけば、合格は可能でしょう。

 

ただし、画像編集の経験が全くない方やパソコンの扱いに慣れていない方は、さらに多くの勉強時間を有する可能性があります。

また、難易度が低いとはいえ3割程度は落ちるため、油断は禁物です。

 

 

 

3.PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のメリット


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のメリットは次の3つです。

 

PhotoShopスキルや知識が身に付く
ITやWeb系企業の転職・就職に活用できる
資格手当や報奨金を貰える可能性がある

 

1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

 

 

PhotoShopスキルや知識が身に付く

PhotoShopクリエーター能力認定試験に向けて勉強することで、PhotoShopスキル・知識が身につきます

 

PhotoShopはWebデザイナーやイラストレーターの現場で多く使われるツールです。

PhotoShopのスキル・知識を身に付けることで、そのような仕事への転職を目指せます。

 

資格という目標があった方が、学習モチベーションが上がり継続しやすいでしょう。

 

また、スキル・知識を全体的に身につけられるのも資格のメリットです。

自己流で勉強しておりスキル・知識が偏っている方も、資格を機に基礎を固めることをおすすめします。

 

このように、資格を通じてPhotoShopスキル・知識を獲得するのは効果的です。

 

 

ITやWeb系企業の転職・就職に活用できる

PhotoShopクリエーター能力認定試験はITやWeb系企業の転職・就職に活用できます

PhotoShopクリエーター能力認定試験は多くの企業で認められている資格です。

 

そのため履歴書に書くことで転職・就職時にスキルをアピールすることができます。

Webデザイナーなどの仕事に転職する際に、PhotoShopクリエーター能力認定試験は武器になるでしょう。

 

Web系企業への転職は実績・経験を求められることが多く、未経験からだと難しいと言われています。

そのため、資格を通じて一定レベルのスキルがあることを証明するのがおすすめです。

 

面接時は、資格を通じてどういうスキルを得たか、そのスキルを実務でどう役立てるつもりか伝え、スキルや意欲を最大限アピールするようにしましょう。

 

 

資格手当や報奨金を貰える可能性がある

PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格すると、資格手当や報奨金を貰える可能性もあります

資格手当の相場は毎月5,000円〜10,000円となっています。

 

毎月の給料にこの金額がプラスされるのは大きいでしょう。

実際、資格手当目当てに資格を獲得する人もいます。

 

また、申請した直後に一度だけ貰える一時金を設ける企業もあります。

一時金は20,000円〜100,000円程度が相場です。

 

ただし、資格手当や報奨金は必ず貰えるとは限らないので注意です。

 

 

 

 

4.PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のデメリット


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験の資格取得のデメリットは次の2つです。

 

勉強時間を確保する必要がある
資格が役立たない場合もあり得る

 

1つ1つのデメリットについて詳しく解説していきます。

 

 

勉強時間を確保する必要がある

PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格するには、ある程度の勉強時間が必要です。

スタンダードで24時間、エキスパートで22時間程度の勉強が必要と言われています。

 

基本情報技術者試験などのIT資格と比べると難しくはありませんが、しっかり試験用の対策を立てないと合格はできないでしょう。

PhotoShopクリエーター能力認定試験に申し込む前に、勉強時間を確保できるか確認しましょう。

 

 

資格が役立たない場合もあり得る

PhotoShopクリエーター能力認定試験を獲得しても、転職で役立たない可能性もあります。

なぜならWebデザイナーなどのクリエイター職は、実力主義であるからです。

 

これまでの実績や作品によって評価されることが多く、資格獲得だけでは転職できないこともあります。

そこで、資格を獲得するだけでなく転職時はポートフォリオも作成しましょう。

 

ポートフォリオに自分の実績と制作物一覧を掲載し、実践的なスキルがあることをアピールします。

こうすることで、Webデザイナーなどに転職できる確率が少しでも上がります。

 

 

 

 

5.PhotoShopクリエーター能力認定試験合格のための勉強方法


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格するには、効率的な勉強が必要不可欠です。

 

最後に、PhotoShopクリエーター能力認定試験の勉強方法についてまとめました。

少しでもPhotoShopクリエーター能力認定試験に興味がある方は、今日からでも勉強をはじめてみましょう。

 

 

問題集や公式テキスト、サンプル問題をやろう

PhotoShopクリエーター能力認定試験の公式サイトには、問題集や公式テキストなどが用意されています。

これらを使って試験対策を行うのが王道といえるでしょう。

 

問題集などは繰り返し解き、記憶に定着させることが肝心です。

また、公式サイトではサンプル問題もダウンロードできます。

 

どのような問題が出題されるか具体的にイメージすることが可能です。

 

 

実際にAdobe PhotoShopを使い練習しよう

問題集などを解くのに加え、実際にAdobe PhotoShopを使う練習も行いましょう。

PhotoShopクリエーター能力認定試験では実技問題が多くの割合を占めています。

 

実際にPhotoShopを使いこなせるスキルがないと、合格点を取るのは難しいです。

動画サイトや参考書、Udemyでの学習レッスンなどを使いPhotoShopで実際に画像加工などをやってみましょう。

 

 

 

6.Illustratorクリエイター能力認定試験にも挑戦してみよう


PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像
PhotoShopクリエーター能力認定試験とは関連画像

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格したら、Illustratorクリエイター能力認定試験にも挑戦することをおすすめします。

Illustratorは、PhotoShopと同じくAdobe(アドビ)が販売するデザインツールです。

 

PhotoShopは画像やイラストを加工するためのツールであるのに対し、Illustratorはイラストや図を作成するためのツールです。

また、線や色のはっきりしたイラストを描くことに向いており、ロゴやパッケージデザインを作成できます。

 

Webデザイナーやイラストレーターなどは実務でPhotoShopとIllustratorを併用することが多いため、両方のスキルを身につけないといけません。

 

Illustratorクリエイター能力認定試験は、Illustratorを使いこなす能力があるか試される試験です。

Illustratorクリエイター能力認定の資格も併せて獲得することで、クリエイターとしての能力をさらにアピールすることができ、活躍の場が広がるでしょう。

 

難易度や合格率などはPhotoShopクリエーター能力認定試験と同じ程度です。

そこまで長期の学習は必要としませんので、Webデザイナーなどクリエイター職への転職を目指す方は両方獲得するのがおすすめです。

 

 

 

 

7.まとめ


本記事ではPhotoShopクリエーター能力認定試験について解説しました。

PhotoShopクリエーター能力認定試験の概要やメリット・デメリット、学習方法などがおわかりいただけたかと思います。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験は難易度の高い試験ではないですが、合格するためには十分な勉強時間を確保する必要があります。

問題集が公式で販売しているので、そちらで勉強するのが良いでしょう。

 

また、実際にPhotoShopを動かして上手くいくか確かめてみるのも大切です。

 

PhotoShopクリエーター能力認定試験に合格することで、Webデザイナーなどの転職で有利になる可能性があります。

画像編集のスキルを身につけたい方は、PhotoShopクリエーター能力認定試験の受験を検討してみてください。 

 

フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。

 

なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。

 

フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!

 

フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから

 

フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから

 

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

フリーランススタートは、日本最大級のフリーランス向け案件・求人検索サイトです。

複数のエージェントの案件を一括検索でき、スカウト機能や案件を後で見返せる気になるなどの便利な機能も充実しています。

あなたに最適な案件探しは、フリーランススタートにお任せください!

twitterでシェア
facebookでシェア
facebookでシェア

どのような記事を読みたいですか?

フリーランスお役立ち記事を検索

Webデザイナーのフリーランス求人・案件

おすすめフリーランス求人・案件