公開日:2022.07.07
更新日:2025.03.24
近年では、少子高齢化によって多くの職業が労働力不足問題を抱えています。
そしてその中でも今後注目すべきなのが、エンジニアの世界でしょう。
しかしエンジニアと聞くと、大卒や経験者しか活躍できない印象を持っている方もいるのではないでしょうか。
実は、エンジニアには高卒や未経験からでもなることができます。
そのためこの記事では、高卒・未経験からでもエンジニアになれる理由やエンジニアになる理由、そしてエンジニアとして収入を増やしていくためのポイントについてお伝えします。
特に、以下の方にはこの記事をご一読いただきたいです。
・高卒でもエンジニアになれるかどうかを模索している方
・高卒でエンジニアになる方法を探している方
・エンジニアとして収入を増やしていく方法を探している方
・需要が高いエンジニアの業務領域について気になっている方
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<目次>
1.高卒の未経験からでもエンジニアになれる理由
エンジニアは学歴ではなく技術力・専門性が求められる
2030年には最大で79万人不足する可能性がある
2.高卒・未経験からエンジニアで就職するためには
スクールなどでプログラミングスキルを身に着ける
ネットワーク・サーバーなどのインフラ領域の知識もインプットしておく
未経験可の正社員のエンジニア求人に応募する
実戦で経験を積む
3.エンジニアになってより収入を上げるためには
Python・Rubyなどの需要があるプログラミングスキルを身に着ける
要件定義などの上流工程の案件にチャレンジする
マネジメントにチャレンジする
AI・IoT領域のスキルを身に着ける
4.まとめ
この章では、高卒かつ未経験の方でもエンジニアになれる理由についてお伝えします。
エンジニアはあくまでも実力の世界であり、今後需要が高まる可能性が大きい職種です。
まず挙げられる理由が、エンジニアには学歴ではなく、技術力や専門性の高さが求められることです。
特にITに関係する技術は日進月歩で進化を続けており、これまで勉強してきたことだけでなく、今後絶えず学び続けることが求められます。
また、新しい知識がおおいことから、これまで勉強していなかったとしても始める段階であまり差が生まれない点も理由に挙げられるでしょう。
実際にIT業界では、学歴よりも適性や職務経歴などを重視する傾向があります。
先端技術の分野のように理系学部や情報系学部の新卒者が優遇されるケースもあるのですが、ITベンチャーをはじめ学歴を重視しない採用が多くあります。
特にベンチャーやスタートアップと呼ばれる企業は、本人の学歴や出身学部よりも熱意やスキルを評価してくれる傾向が強くあります。
たとえ高卒や未経験であっても、プログラミングスキルを身につけることで充分に求人へ応募できるようになるでしょう。
ただし、中堅以上の規模の企業や保守的な企業においては、まだ「学歴フィルター」と」呼ばれる学歴重視の考え方が残っていることも多いものです。
また、保守的な企業であれば、未経験だと運用や保守業務ばかりが回ってきて、開発に携われないことも少なくありません。
未経験からでも早期からスキルアップしていきたいと考えるのであれば、ITスタートアップやベンチャー企業を優先して選んでみるのも1つの手でしょう。
IT業界では全体的に人材が不足しており、多くの企業で人手不足が問題となっている点も、エンジニアが学歴や経験有無を問われにくい理由の1つです。
特に中小・零細と呼ばれる小規模な企業における人材不足の状況は深刻化しています。
そのため、これらの企業では学歴や経験の有無を問われない「ポテンシャル採用」と呼ばれる採用方法が一般的です。
今後少子高齢化が進んでいき、IT技術が進んで業界が複雑化していけば、ますます人手不足が深刻化していくことが予想されるでしょう。
経済産業省の調査によると、IT業界において最大で79万人の人材不足が発生する可能性があるとされています。
(出典:平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備)
現在のように大卒や院卒の人材ばかりを採用している企業でも、人手不足になれば採用の対象を広げる可能性が充分に考えられます。
現時点でまだエンジニアのスキルが身についていないという方でも、しっかりと学んでいくことで今後キャリアの選択しが広がっていく可能性は充分にあります。
人材不足は、人材を求める企業側にとってはあまり好ましくないことかもしれません。
しかし、採用の応募する側からすれば、人材が足りなくなるということは、それだけ需要が高まっていくということになります。
エンジニアとして働きたいと考えている方にとっては、チャンスとも言える時代がくる可能性があると言えるでしょう。
この章では、高卒・未経験からエンジニアとして就職するためのポイントについてお伝えします。
高卒・未経験の方でも、エンジニアとしてできることはたくさんあります。
ベストを尽くし、エンジニアとしてのスタートを上手に切りましょう。
未経験・高卒からエンジニアとして活躍するためにまず大切なのが、スクールなどでしっかりとプログラミングスキルを身につけることです。
スクールを利用すれば、プログラミング言語をはじめとするさまざまなスキルを身につけるサポートをしてもらえます。
また、分からないことが発生した場合に相談できることも、スクールを利用する大きな利点です。
独学で勉強をしていると、分からないことがあっても誰にも聞けず、勉強が停滞してしまうことは少なくありません。なかなか先に進めないと、そのまま挫折してしまうことも考えられます。
特にプログラミングは書学者にとっては挫折しやすい者であり、相談や質問をできる相手がいるかどうかによって成功率は大きくことなるのが実情です。
よほど独学が得意であったり人から教わるのが苦手だったりしなければ、スクールをはじめとして誰かに教えてもらえる状況を探すのが無難です。
実はエンジニアとなってからも、分からないことはたくさん出てきます。
そのたびに確認して自分で先に進める方法をある程度確立しておかないと、エンジニアとして成長していく難度が高くなってしまうかもしれません。
さらに、プログラミングスキルと言っても、開発したいものによって覚えるべき言語は異なります。
自分が志望する会社や業界において必要となるプログラミングスキルを事前に確認し、計画的に学習していくことも重要です。
エンジニアとして活躍していくには、日々自ら学んでいく姿勢がとても大切になります。
そのため、「エンジニアになろう」と考えたら、勉強には積極的に取り組んでいくつもりで臨みましょう。
本気でプログラミングについて勉強するのであれば、合わせて資格の取得も検討しておくことをおすすめします。
資格があれば自らの実力を客観的に示すことができ、就職において有利になります。
面接の条件に資格が挙げられていることもあるため、計画的に勉強して資格を取得することも重要でしょう。
エンジニアになるためには、プログラミングだけでなくネットワークやサーバーなどのインフラ領域についても、知識をインプットしておくことが重要です。
こうした知識を身につけておくと、受けられる業務の領域が広がるためです。
例えば、WindowsOSやLinuxOS、UNIX系OSなどの基本的な操作については理解を深めていくことをおすすめします。
そしてせっかく学習するのであれば、資格取得を目標にしていくことがおすすめでしょう。
また、サーバーOS系の資格取得とともにネットワーク系の勉強についても進めて行くことをおすすめします。
CCNPやCCNAなどの資格取得に向けて勉強することで、就職のための勉強を効果的に進められるでしょう。
エンジニアの採用においては、知識や資格の有無だけでなく、勉強する意欲そのものがを重視されているケースも少なくありません。
入社して以降も、基本的に勉強を続けていく必要があるからです。
そしてやる気は客観的に示すことが難しく、ただやる気があります」とだけ主張しても、どうしても説得力に欠けます。
そうした意味では、ネットワークやサーバーなどインフラ領域の知識もインプットしておくことがおすすめです。
非常に重要なのこととして、「未経験でも可」としている正社員のエンジニア求人に応募することです。
未経験可としている求人は、IT業界においては決して珍しくはありません。
挑戦する前からあきらめてしまわず、とにかく応募してみることも重要です。
正社員として入社することができれば、会社からプロジェクトをアサインしてもらえるため、仕事を安定して受けていくことができます。
雇用が安定していることは生活の面でもちろん良いことです。
そして安定して仕事ができるということは、それだけ自分のスキルを磨くチャンスにも恵まれるということにもなります。
また、社員になれば周囲からサポートを受けることも可能です。
もちろんしっかりと仕事をしていくことが前提ですが、サポートを受けられることは自身の成長においても大きなプラスとなるものです。
そのためエンジニアとしてキャリアを築いていくためには、正社員のエンジニア求人に募集することも重要だと考えられます。
もちろん、就職試験や面接に合格しなければ、正社員として活躍することはできません。
エンジニアの求人においては、「良好なコミュニケーションが取れる方」「意欲的(自発的)に業務知識の習得に望める方」などの要件がついていることも多々あります。
コミュニケーション能力については面接の受け答えによってある程度伝えられますが、「学ぶ意欲」については事前に基礎知識を勉強しておくことで上手に伝えましょう。
高卒・未経験からエンジニアになるには、やはり実戦で経験を積むことも大切です。
資格取得や勉強でも言っての知識やスキルは身につきますが、実務に活用できる能力はやはり実務を行うことで最も効率的に身につけられるからです。
たとえば、SSE(システムエンジニアリングサービス)企業では、基本的な知識を身につけておくことで比較的採用してもらいやすい傾向があります。
派遣や請負の契約形態ではありますが、実務経験がない方でも積極的に採用して戦力としているケースが少なくありません。
まず数年程度実務経験を積み、その上で中小SIerなどの企業に転職するようにすれば、キャリアをスムーズに積んでいくことができます。
「どうしても正社員になりたい」という方でも、キャリアパスの一環として、まず実務経験を積むことを考えてみることも重要です。
また、派遣社員であれば契約上の問題で残業について厳しい、つまり残業をさせない企業も多くあります。
プライベートの時間を確保しつつエンジニアとしての経験を積んでいきたいのであれば、非常に合理的だと考えられるでしょう。
さらに、近年では将来的に社員として迎え入れることを視野に入れて、アルバイトをなどの非正規社員に対しても研修プログラムを組んでいる企業が増えています。
アルバイトやパートの場合エンジニアとしての仕事以外の雑務を任されることも少なくありませんが、選択肢の1つとして考えて見ることも選択肢の1つです。
この章では、エンジニアとして活躍する中でより収入を増やしていくためのポイントについてお伝えします。
エンジニアとして収入を増やしていくためには、PythonやRubyなど需要が高いプログラミングスキルを身につけることが重要です。
需要があるプログラミング言語を習得していれば、それだけ活躍の幅が広がるためです。
近年需要が高いプログラミング言語としては、以下が挙げられます。
<需要が高いプログラミング言語の例>
・Python
・Ruby
・JavaScript
・C言語 など
Pythonは、サーバーサイド開発やソフトウェア開発において重要な言語です。
YouTubeなどのSNSに使われている以外にも、ゲーム開発やアプリなどさまざまな開発にしようされます。
また、近年ではビッグデータの解析や機械学習などのAI開発にも使用されており、注目度が高まっている言語です。
Rubyは、日本で作られたプログラミング言語です。比較的学習コストが低く、誰が書いても似たコードになるように設計されるため、コーディングしやすいとの特徴を持ちます。
有名動画サイトhuluやクックパッドなどの開発に使用されており、人気が高い言語の1つです。
JavaScriptは、Web系の開発に幅広く使用されている言語です。
ウェブサイトの開発において開発環境の構築が特に必要ないことから、スムーズな開発が期待できます。
WebデザインやWebアプリ開発の現場を中心に、非常に需要が高い言語だと考えられるでしょう。
C言語は、プログラミング言語の中でも非常に長い歴史を持つ言語の1つです。
1972年に開発され、多くのエンジニアによって利用されてきました。
ここまで紹介した言語と比べるとよりコンピューター寄りの言語であり、学習何度が高いことで知られています。
しかし多くの言語の元となっている言語であり、学習の過程でプログラミングの仕組みやOSの動作などを理解していくことになるため、エンジニアとしての実力を高めるには最適な言語です。
上記のように需要が高い、高まっていく言語を学習することで、エンジニアとしてのキャリアを充実させることにつながるでしょう。
要件定義などの上流工程の案件にチャレンジすることも、エンジニアとして収入を増やしていくためには重要なポイントです。
上流工程の案件ほど、幅広い知識やスキルが必要とされる傾向があるため、収入も高くなります。
そして上流工程の業務を経験することで、技術面だけでなくプロジェクトメンバーとのコミュニケーションやマネジメントに関するスキルも身につきます。
しかし、上流工程の案件にはより経験と知識、スキルが求められるため、アサインしてもらう難度も高めです。
そのため、積極的に勉強していくことはもちろん、まずは小さなプロジェクトの上流工程を積極的に担当し、経験を積んでいくことが重要でしょう。
また、上流工程を経験することで設計から運用までの流れを幅広く担当できるようになることも、収入が上がるための大きなポイントの1つです。
全体を意識して仕事できるよウになれば、マネージャーやフリーランスとしての道も見えてきます。
いずれにせよ、幅広い業務に対応できた方が、エンジニアとしての価値は高まるものです。
エンジニアとしての価値が高まれば、収入にもプラスになっていきます。
上流工程を経験し担当できるようになることは、収入を増やすうえで非常に有効になたらくでしょう。
上流工程を担当できることと同様に、マネジメントにチャレンジすることもお勧めできます。
マネジメントスキルを持っている人材は、プロジェクト全体の生産性を他k目るために有用だからです。
マネジメントスキルは、先ほど紹介した上流工程における仕事にも欠かせません。
上流工程ではプロジェクト全体について考えながら、下流工程に携わるエンジニアの仕事についても考えながら仕事を進める必要があるためです。
たとえば、プロジェクトマネージャーの仕事には、マネジメントスキルが欠かせません。
プロジェクトチームのスケジュール管理や円滑なコミュニケーション、そして課題点の洗い出しや品質管理など、やらなくてはならないことが沢山あるためです。
そしてやらなくてはならないことが沢山あるため、プロジェクトマネージャーの収入は一般的なエンジニアの収入よりも高めです。
マネジメントスキルを高めれば、管理職としての登用も見えてきます。管理職となれば、やはり収入は増える傾向があります。
マネジメントスキルは簡単に身につくものではありませんが、知識やスキルの吸収をしつつ、チャンスをうかがうことが大切でしょう。
エンジニアとして専門性を高めてスペシャリストを目指すこともキャリアパスの1つですが、マネジメントスキルを身につけることもおすすめです。
これからの世の中においてエンジニアとしてやっていくのであれば、AIやIoT(Internet of Things)領域におけるスキルを身につけることも重要です。
近年では既にAIやIoTが社会のさまざまな部分に浸透してきており、私たちの日常生活においても見かけることは多々あります。
たとえば、音声によってオンオフや設定の変更ができるデバイスなどは、日常で見かけるIoTの最たる例の1つでしょう。
そしてもちろん産業や工業の分野でも、AIやIoTは活用されています。
たとえば工場や倉庫においては、AIやIoTを活用した省人化や自動化、遠隔管理などが既に進んでいる状況です。
今後少子高齢化で様々な分野・産業において労働力不足がより深刻化してくれば、AIやIoTno重要性はさらに高まっていくでしょう。
こうした状況の中で、AIやIoTを活用したビジネスを展開するスタートアップやベンチャー企業も数多く登場しています。
実力主義の傾向が強いスタートアップやベンチャーであれば、高卒・未経験でも努力次第で重要なポジションいつくことが期待できるかもしれません。
もちろんそれ以外の場においても、AIやIoTに関するスキルは大いに役立つことが期待できます。
これからエンジニアとしての成長を目指すのであれば、欠かせないポイントだと言えるでしょう。
高卒・未経験であっても、エンジニアになることは充分に可能です。
IT業界では実力主義の企業が比較的多く、今後少子高齢化が進んでいく中でIT分野におけるエンジニアの需要は益々高まっていくと予想されるためです。
高卒・未経験からエンジニアになるためには、基礎知識についてしっかりと学び、積極的に現場で実務経験を積み重ねていくことが重要です。
さらにエンジニアとしての市場価値を上げるには、需要が高い領域の知識やプログラミング言語を学んでいくことも重要です。
幅広い方にキャリアアップの可能性が開かれているIT業界において、市場価値の高いエンジニアを目指していきましょう。
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