プログラミングの需要の今後は?人気があるプログラミング言語も紹介!

市場動向分析IT業界常識

2022.06.18

「IT業界」と聞くと、将来性が高い分野だと連想する方も多いことでしょう。
実際に私たちの生活の非常に細かい部分にまでITは浸透しており、もはや重要な社会インフラの1つとなっています。

しかし「プログラミング」「プログラマー」と聞くと、「将来AIによって代替される」などとネガティブな表現を聞くことも珍しくありません。
それでは一体、プログラマーの将来性は今後どうなのでしょうか。

この記事では、プログラミング需要の将来性や今後も高い需要が予想されるプログラミング言語、プログラマーの年収などについて解説します。

特に、以下の方にはこの記事をご一読いただきたいです。

・プログラミングスキルを身に着けたいと考えている方
・プログラミングの将来性について不安を感じている方
・将来性のあるプログラミング言語を知りたい方
・プログラマーとしての価値を高めたいと考えている方
・プログラマーの年収について知りたい方

 

 

 

1.プログラミングの需要は今後も拡大する


プログラミングの需要の今後とは関連画像
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この章では、プログラミングの需要が今後も拡大を続けると考えられる理由についてお伝えします。

 

2030年に最低でも41万人IT人材が不足する

まず、政府の統計では今後IT人材不足が深刻化していくとみられています。

2016年に経済産業省がまとめた調査結果によると、2030年に最低でも41万人のIT人材が不足すると見通されていました。

(参考:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

 

同調査によると日本国内では人口減少に伴い、2019年を境としてIT関連産業への入職者が退職者を下回り、IT人材不足が徐々に深刻化していくとのことです。

ただし2030年に不足するIT人材が41万人というのはあくまでも低位シナリオです。2030年の人材不足は、最大で約79万人にもなるとの見通しが立ってられています。

 

ただしこの推計を求職者としてみれば、大きなチャンスであるとも考えられます。

人材が不足しているということは、別の視点で考えれば需要が供給を上回っているということです。

 

IT業界での活躍を目指す多くの人材にとっては、多くのチャンスがある状況だと考えられます。

 

 

現在のITの求人倍率は9倍と最も高い

実際に近年でも、IT系職種の求人倍率は非常に高い数値で推移しています。

求人情報・転職サイトの「doda(デューダ)」運営しているパーソルキャリアが公表している資料によると、2021年7月における技術系(IT・通信)職種の求人倍率は、9.68倍でした。

(参考:doda)

 

先ほどの経済産業省の予測と併せて考えると、今後もIT関係職種への求職者にとっては有利な状況が続くと考えられます。

 

 

AI・IoTなどの人材需要の急拡大

IT系職種の需要が高く、今後も高水準が続くと考えられている大きな理由が、AIやIoTなどの分野における人材需要の急拡大です。

「AIの発達」と聞くと、「人間の仕事が奪われる」との印象を抱いている方も少なくありません。

 

しかし、AIができることには、現状では一定の制限があります。

また、AIを活用したシステム開発の現場では、コミュニケーションやマネジメントのスキルも必要です。

 

現状ではまだ比較的シンプルなコードしか書けないことからも、人間がすべき仕事がそのままAIに代替されるとは考えづらいでしょう。

実際に経済産業省も、公表している資料「AI人材育成の取組」においてAIをp使いこなして新しいビジネスの担い手となる高度IT人材の育成が急務だとしています。

(参考:経済産業省「AI人材育成の取組」)

 

また、IoT技術の発達と日常生活への浸透も、IT領域における人材不足の理由の1つです。

株式会社グローバルインフォメーションの市場調査レポートによると、IoTの市場規模は2021年の3,003億米ドルから2026年には6,505億ドルになると予測されています。

(参考:IoTの世界市場 - COVID-19の分析、2026年までの予測

 

IoTが活躍できる分野には際限がなく、私たちの生活のいたるところにインターネットが入り込む余地があります。

今後IoTの市場規模が拡大していけば、当然それを扱うエンジニアの需要は高まっていくと考えられるでしょう。

 

 

 

 

2.今後も需要・人気が続くプログラミング言語


プログラミングの需要の今後とは関連画像
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この章では、今後も需要や人気が継続・拡大していくと考えられるプログラミング言語についてお伝えします。

 

Python

高い需要があるプログラミング言語としてはまず、Pythonが挙げられます。

PythonはAIの分野で非常によく使用されている言語であり、AI市場の拡大が見込まれている現在では非常に将来性がある言語です。

 

機械学習のライブラリが豊富にあり、複雑なAI開発をシンプルに行うことができます。

また、Pythonはブロックチェーン開発にも利用可能です。話題となった仮想通貨をはじめとし、物流や医療などさまざまな分野で応用されています。

 

さらに、PythonはECサイトの作成にも適している言語です。Pythonには使いやすいフレームワークがあり、Webサイトの開発が非常にスムーズに進められます。

学習難度が低い点も、Pythonの人気が高い理由です。

 

Pythonの文法は比較的シンプルであり、幅広い人に学習のチャンスがあります。

近年では日本語で学習できるインターネットページも増えてきており、学習しやすい言語の1つとなりました。

 

可読性も高く、今後もより幅広い分野での活用が想定されます。

まだPythonを使ったプロジェクトが少ない企業も多く、実力を身につけることでプロジェクトリーダーをはじめとする主要な役割を担える可能性も考えられるでしょう。

 

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Ruby

Rubyも、今後の需要の高まりが期待されるプログラミング言語です。

日本初のプログラミング言語であるRubyは、安定した求人を誇ります。

 

Web系サービスの開発にはRubyが頻繁に使われており、Twitterをはじめとしたさまざまなサービスが、実際にRubyにて行われています。

Web系の開発を効率的に行えるRubyは、スタートアップやベンチャー企業で使われることも多数です。

 

汎用性が高く開発スピードが高いことから、急速にビジネスを進展させるためには非常に適しています。

近年では非常に多くのWebサービスが生まれており、その中にはRubyで作られたものも多数あります。

 

今後も継続的にシステムを保守運用していく必要性から、Rubyの需要は高い状態が続くと考えられるでしょう。

 

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JavaScript

JavaScriptもまた、非常に将来性が高いプログラミング言語です。

厳密には「スクリプト言語」に分類される言語ですが、Webサイトにてさまざまな動きを表現するために不可欠となっています。

 

Webサイトにおいてユーザビリティの追求は非常に重要な要素であり、多くの開発でJavaScriptが活用が求められています。

その他にもスマホアプリやゲーム制作にJavaScriptは応用されており、今後も高い需要が期待されるでしょう。

 

JavaScriptの魅力としては、習得コストの低さも挙げられます。

JavaScriptは環境構築の手間がかからず、パソコンさえ準備できれば誰でも勉強できる言語です。

 

JavaScriptはWeb系のフロント開発においては世界標準のポジションを取っており、現状では競合と思われるような言語もありません。

こうした理由から、JavaScriptの需要は今後も高まり続けると考えられます。

 

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Java

Javaは、古くから存在するオブジェクト指向言語の一つです。

Webサイト制作やAndroid系のスマホアプリ政策などにおいては、Javaが非常に頻繁に使われています。

 

現在使用されている多くのプログラミングの原点になっている定番言語であり、多くのエンジニアがプログラミング言語学習の第一歩として学習しています。

これからプログラミング言語について学ぼうと考えている方にとっても、おすすめの言語だと言えます。

 

代替となる言語が増えてきているのも現実ではありますが、現状としては多くの企業でJavaエンジニアの需要が高い状態です。

就職や転職、案件獲得において、Javaを使えると有利になると考えられます。

 

同じ言語で複数のプラットフォームのソフトウェアを制作できる点は他の言語にはない魅力であり、今後も高い需要を保ち続ける可能性が高いでしょう。

 

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C言語・C#・C++

多くのエンジニアにとって定番となっているプログラミング言語といえば、C言語が挙げられます。

C言語はJava以上に長い歴史を持ったプログラミング言語であり、OS作りにも使用されていました。

 

長いプログラムを書かなくてはならず習得コストが高い点はデメリットですが、プログラミング言語としてできないことがほぼないことが最大の魅力です。

IoTをはじめとする組み込み業界では、繊細な機械制御を行うために現在でも活用されています。

 

IoTデバイスが今後益々普及していけば、C言語の需要も高まり続けていくと予測されるでしょう。

C#は、Unityなどのゲーム開発やWebアプリ開発などに使用されます。

 

近年ではスマホ向けのAR・VRコンテンツにも応用されており、今後も一定以上の需要を保つことは充分に考えられます。

C++はIoT用ソフトウェアやデータ解析などスピードが求められる開発で重宝されており、やはり今後も需要は保たれる予測できるでしょう。

 

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3.プログラマーがより価値を高めるためのスキル


プログラミングの需要の今後とは関連画像
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この章では、今後プログラマーがより価値を高めて活躍していくために必要だと考えられるスキルについてお話しします。

 

AI・IoT領域のスキル

プログラマーとしての価値を高めるには、今後市場がますます拡大していくであろうAIやIoTに関する開発スキルや知識は欠かせません。

AIにおける機械学習やディープラーニングの仕組みなどには、一定以上の理解が必要です。

 

ある程度時間や費用が掛かったとしても、学んでおく価値は充分にある分野だと考えられます。

IoT分野の市場拡大も、プログラマーとしては決して無視できません。

 

センサーやカメラを駆使してデータを取りインターネットを活用して分析するには、組み込み系のプログラミング知識が不可欠です。

IoT市場が縮小することは考えにくいため、プログラマーとしての活動領域を広げるのであればスキル・知識の習得は重要でしょう。

 

 

セキュリティ領域のスキル

インターネットの普及や領域拡大に伴い、重要度を増していくと考えられるのがセキュリティ領域のスキル・知識です。

インターネットでやり取りされる情報の種類は多種多様であり、現在では機密データもインターネットを介してやり取りされています。

 

インターネットを活用して迅速かつ安全にビジネスを進展させていくには、万全なセキュリティ体制が欠かせません。

当然プログラマーにとっても、注目すべき業務領域であると言えるでしょう。

 

<セキュリティエンジニアの活躍が予想される領域>
ITサービス
ECサイト
金融(フィンテック)
官公庁 など

 

上記の通り、現在ではさまざまな分野でのビジネスにおいて、セキュリティ体制はかかせません。

経済産業省では、IT人材育成の一環として「情報処理安全確保支援士」の登録制度を設けています。

 

基本情報技術者試験を運営しているIPA情報処理推進機構によって運営されており、セキュリティ分野での活躍を予定するなら取得意義のある資格です。

 

 

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルも、今後活躍を志すプログラマーには重要なスキルです。

プログラマーとして活躍していくなら、プロジェクトマネージャーとしての活躍は一つの目標でしょう。

 

プロジェクト全体の進行を管理して成果物の仕上がりや納期に責任を持つプロジェクトマネージャーは、まさにプロジェクトの要です。

責任が大きく業務範囲が広いだけに、年収相場も一般的なエンジニアより高いやりがいのある仕事だと言えます。

 

一口にプロジェクトマネジメントスキルと言っても、必要となるスキルは実に多種多様です。

プロジェクトメンバーや社外の取引先などをつなぐためのコミュニケーションスキルや交渉力、そして予定を管理する能力などが挙げられます。

 

こうした能力はマネージャーとしてはもちろん、プレイヤーとして活躍するためにも充分に有用なスキルです。

プログラマーとしての市場価値を高めるためには、プロジェクトマネジメントスキルの養成は重要でしょう。

 

 

 

 

4.プログラマーの年収


プログラミングの需要の今後とは関連画像
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この章では、プログラマーの年収について、フリーランスと正社員のケースに分けて整理します。

 

フリーランスのプログラマーの年収

フリーランスのプログラマの年収は、実力や経験によって非常に幅広いと考えられます。

フリーランススタートに掲載されている案件も、月額30万円(年収360万円相当)から月額145万円(年収1,740万円相当)と、非常に幅広く存在していました。

(参考:フリーランススタート

 

平均値はおおむね年収600万円前後だとされており、一般的な職業と比較しても高収入であると考えられるでしょう。

先ほどお話しした通り収入の差は激しいのですが、しっかりとした実力を身につけて経験を積むことで、年収1,000万円も決して無理ではない職業だと言えます。

 

 

正社員のプログラマーの年収

正社員プログラマーの年収は、どの程度なのでしょうか。

株式会社カカクコムが運営している求人ボックスの公表しているデータによると、プログラマーの平均年収は約423万円でした。

 

月給で換算すると35万円、初任給は20万円程度が相場になっています。

正社員の給料分布の中でも最も多いのは294~362万円のゾーンであり、年収が高額な層が平均を押し上げているとも考えられます。

 

全体の給与幅は年収294~840万円と広く、やはり実力や経験によって給与も大きく変わるでしょう。

(参考:求人ボックス給料ナビ

 

 

 

 

5.まとめ


プログラマーの人材不足は年々深刻化しており、求職者にとっては非常にチャンスが多い状態だと言えます。

JavaやPythonなど今後も需要が高まると予想される言語を習得することで、プログラマーとしての活躍の幅は広がっていくでしょう。

 

さらにプログラマーとしての市場価値を高めていくなら、AIやIoT、セキュリティ分野におけるスキル習得も重要です。

実力や経験を付けていくjことで年収1,000万円も考えられる職種であり、今後さらに需要が高まっていくと予想される魅力的な職業です。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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