公開日:2020.06.20
更新日:2025.03.24
エンジニアは年収が高いという話を聞いたことがありますか?
近年、IT技術の飛躍的な進歩でIT企業の活躍が目立つようになり、エンジニアを目指す人も増えてきています。
そこでエンジニアの年収って実際はどのぐらいなのか、知りたい方が多いのではないでしょうか。
エンジニアとして既に活躍をしている方は、自身の稼いでいる報酬は平均なのか、それ以上なのか以下なのか、疑問に思っている方も多いかと思います。
そんな今回はJavaScriptというプログラミング言語に絞り、JavaScriptエンジニアの年収について解説していきます。
また、JavaScriptエンジニアの仕事内容、JavaScriptエンジニアとして年収をアップさせる方法、JavaScriptエンジニアの将来性についても解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・JavaScriptエンジニアの年収を知りたい方
・JavaScriptエンジニアとして既に活躍をされている方
・JavaScriptエンジニアを将来的に検討している方
・JavaScript(プログラミング言語)に興味/関心がある方
・JavaScriptエンジニアの年収について深く理解をしたい方
・プログラミング言語の学習を検討している方
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<目次>
1.JavaScript(プログラミング言語)とは
2.JavaScriptエンジニアの仕事内容
3.JavaScriptエンジニアの平均年収
4.フリーランス求人・案件数から見るJavaScriptのニーズ
5.JavaScriptエンジニアとして年収アップさせる方法
JavaScript(プログラミング言語)の習得
JavaScript以外の開発スキルがある
上流工程の経験
6.JavaScriptエンジニアの将来性
7.まとめ
JavaScript(プログラミング言語)について解説していきます。
JavaScriptは1995年Brendan EichがNetscape社のエンジニアの頃に開発されたWebサイトに動きをつけることができるプログラミング言語です。
JavaScriptは、世界のプログラマーにとって非常に人気の高いプログラミング言語です。
フロントエンドは90.5%がJavaScriptを使用しており、バックエンドでも54.5%がJavaScriptを使用しています。
そのため、世界的にJavaScriptが使用されていることがわかります。
JavaScriptの特徴として動的な処理が行えること、オブジェクト指向のため扱いやすいこと、ブラウザとテキストエディタで記述出来ること、Eclipse、NetBeans、IntelliJ IDEAなどの統合開発環境はJavaScriptをサポートしており、大規模開発が可能であることなどが挙げられます。
JavaScriptはWebサイト、Webアプリ、バックエンド、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど、ブラウザ、サーバー、デスクトップ、スマートフォンまで様々な開発に活用することができます。
JavaScriptはフロントエンドの処理を行っており、バックエンドと違ってユーザー側に見える処理を受け持ちます。
ホームページを作成する際は通常HTMLやCSSなどのマークアップ言語が使われますが、これらと合わせてJavaScriptを使用することでホームページに動的な動きを付けたりデータの処理を行うことが可能となります。
JavaScriptのフレームワークはNode.js、React(React Native)、jQuery、Angular(AngularJS)、Vue.js、Backbone.js、Knockout.jsなどがあります。
近年では、サーバーサイドをJavaScriptで記述できるNode.js、フロント開発でのAngular(AngularJS)、React(React Native)なども人気になっています。
JavaScriptエンジニアとして、フロント開発であればAngularJS、Vue.js、React.js、サーバーサイド開発であればNode.jsを使う機会が多いでしょう。
そのため、JavaScript習得の際にそれらフレームワークも習得しておくことをおすすめします。
JavaScriptを活用しているサービスはメルカリ(Mercari)、グノシー、CAMPFIRE、はてなブログ、ビズリーチなどがあります。
この章では、JavaScriptエンジニアの仕事内容について解説していきます。
JavaScriptエンジニアとして、下記4つの開発を携わる事ができます。
・Webサイト制作(フロントエンド)
・Webアプリケーション開発
・スマホアプリ開発
・ゲーム開発
IT業界はインターネット/Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。JavaScriptを習得するとインターネット/Web業界で主に活躍することができます。
JavaScriptのメリットとして、他プログラミング言語と合わせて使用できることです。
JavaScriptはHTMLやCSSと組み合わせればフロントエンドで動的な動きをサポートしますし、Node.jsを使用するとサーバーサイド開発が可能になります。
JavaScriptは、HTMLやCSSだけでは実装が難しい、特殊効果やアニメーションなどの動的な機能を付けるなど、ユーザビリティーの高いWebサイトの作成に利用されています。
また、React Nativeを使用すれば、iOS、Androidアプリのフロントを開発することができます。
JavaScriptのサーバーサイド開発では、Node.jsを使用して行います。
また、JavaScriptの開発スキル以外にもJavaScriptフレームワーク、Vue.jsやRuby、PHPなどサーバーサイドのプログラミング言語を併用することも多いです。
その他、大規模なシステム開発などはチームで業務を行うため、JavaScriptの開発スキル以外にも要件定義、設計などの上流工程を担当することもあります。
JavaScriptエンジニアとして上流工程やチームマネジメントなどができれば非常に重宝され、仕事の幅が広がるでしょう。
この章ではJavaScriptエンジニアの平均年収について解説していきましょう。
また、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアを比較した年収も解説します。
JavaScriptのフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
JavaScriptエンジニア | 807万円 | 2,160万円 | 240万円 |
JavaScriptの平均年収が807万円、JavaScriptの最高年収が2,160万円、JavaScriptの最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年6月時点)
JavaScriptのフリーランスエンジニアの年収詳細は下記JavaScriptのフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート JavaScriptのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、JavaScriptの平均月額単価が67.3万円、JavaScriptの中央値月額単価が68万円、JavaScriptの最高月額単価が180万円、JavaScriptの最低月額単価が20万円となっています。
では、JavaScriptの時給単価を見ていきましょう。
doocy Job JavaScriptのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、JavaScriptの平均時給単価が4,639円、JavaScriptの中央値時給単価が4,440円、JavaScriptの最高時給単価が11,250円、JavaScriptの最低時給単価が1,940円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年6月時点)
2020年におけるフリーランス/副業の月額または時給単価と比較してJavaScriptのフリーランス/副業エンジニアの単価は上昇していることを考慮すると、JavaScriptのニーズは年々増している可能性があります。
次に会社員エンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、20代のエンジニア平均年収が373万円、30代のエンジニア平均年収が509万円、40代のエンジニア平均年収が605万円、50代以上のエンジニア平均年収が701万円という結果が出ています。
その中で会社員のフロントエンジニアの平均年収は569万円と言われています。会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員のフロントエンジニアの方が年収が高く、エンジニア全体の平均年収よりも多いことが分かります。
また、JavaScriptのフリーランスエンジニアと会社員のフロントエンジニアと比較してみると、JavaScriptのフリーランスエンジニアの方が約230万円程年収が高いという結果が分かりました。
JavaScriptエンジニアとして活躍をするのであれば、会社員のフロントエンジニアよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスエンジニアをおすすめします。
JavaScriptエンジニアとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章ではフリーランス求人・案件数でJavaScriptのニーズを解説していきます。
フリーランス求人・案件で公開されている開発言語・スキルの公開案件数を分析するとJavaが26,203件、PHPが13,554件、JavaScriptが7,396件、C#が5,022件、Rubyが4,659件、SAPが4,473件、VB.NETが4,460件、SQLが4,435件、Pythonが4,427件、Androidが4,093件となっています。(※フリーランススタート調べ/2021年6月)
つまり、JavaScriptのフリーランス求人・案件数が7,396件で3位であることが分かります。(※フリーランススタート調べ/2021年6月)
2021年6月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は192,752件です。JavaScriptのフリーランス求人・案件の占有率は約3.8%ということが分かります。
上記結果から、Javaがフリーランス求人・案件数と占有率において圧倒的に1位ですが、JavaScriptのフリーランス求人・案件数も一定数あるため、IT市場にJavaScriptのニーズがあると言えるでしょう。
なお、昨年のフリーランス求人・案件数と比較すると、JavaScriptのフリーランス求人・案件数は2倍以上となっており、求人・案件数からもJavaScriptのニーズは高いことがわかります。
この章ではJavaScriptエンジニアとして最大限活躍し、年収をアップさせる方法を解説していきます。
JavaScriptエンジニアとして年収をアップさせる方法は、JavaScriptというプログラミング言語を習得することが必要です。
しかし、JavaScriptを完璧にマスターしているエンジニアはほとんど存在しないでしょう。JavaScriptを含むプログラミング言語は日々進化をしているため、完璧に習得することは不可能に近いです。
その中でもJavaScriptエンジニアとして年収をアップさせている方は常に学習する姿勢があることや意欲を持ち続けています。
JavaScriptエンジニアとして学習し続けることにより、日々成長することができます。
そのため、JavaScriptエンジニアとして、結果的に経験や活躍できるフィールドが広がり、高年収の求人・案件に参画できるのです。
JavaScriptエンジニアとして年収をアップさせる方法は、JavaScript以外の開発スキルがあることです。
JavaScriptはプログラミング言語としてフロント開発とサーバーサイド開発など様々な用途に使用可能です。
そのため、JavaScript以外の開発スキルを要求することも多いのです。
JavaScriptエンジニアとしてフロントエンド開発に携わる際、JavaScript以外にHTML、CSS、jQueryなど開発スキルがあること、PhotoShop、Illustrator、Sketch、Dreamweaver、Adobe XDなどのデザインツールの経験や知識があることにより、担当可能な業務の幅が広がり年収アップに繋がります。
JavaScriptエンジニアとして、サーバーサイド開発に携わる際、JavaScript以外にRuby、PHP、Java、Pythonなどプログラミング言語のスキルがあることが年収アップには重要になります。
また、プログラミング言語以外にもOS、Webサーバ、データベースなどインフラの開発経験や知識があると高年収を獲得できる可能性が上がるでしょう。
その他JavaScriptエンジニアとしてAngularJS、Vue.js、React.js、Node.js、Nuxt(NuxtJS)など現在人気があるJavaScriptのフレームワークを習得していることも高年収を獲得できる可能性が上がるでしょう。
JavaScriptエンジニアとして広い視野を持ち、様々な開発経験や開発スキルを持つことが高年収を獲得する上で必要と言えます。
JavaScriptエンジニアとして年収をアップさせる方法は、上流工程の経験をすることです。
上流工程では、顧客へのヒアリングの機会や顧客の要望の中からシステム的に実現可能なもの、不可能なものを選別しつつ、その内容を説明する機会、ドキュメント作成などを行う機会、プログラマやチームメンバーをまとめる機会などがあり、エンジニアとして開発するスキル以外に経営に近いスキルを必要とします。
そのため、JavaScriptエンジニアとして要件定義など上流工程の経験がある方は、希少性が高く高収入になりやすいでしょう。
JavaScriptエンジニアとして高収入を獲得したい方は上流工程の経験をすることをおすすめします。
この章ではJavaScriptエンジニアの将来性について解説します。
JavaScriptエンジニアのニーズは今後も安泰していく可能性が非常に高いでしょう。
JavaScriptエンジニアのニーズが安泰な理由として、
フリーランススタートでJavaScriptのフリーランス求人・案件数の取り扱いが豊富であることが挙げられます。
JavaScriptの求人・案件数は7,396件です。
フリーランススタートで取り扱っている開発言語の中でもJavaScriptのフリーランス求人・案件数は6位であり、比較的上位であるため、ニーズがあることが分かります。
その他、JavaScriptのニーズが安泰である理由として、
JavaScript(プログラミング言語)は汎用性が高く、Webサイト制作、Webアプリ開発、バックエンド開発、デスクトップアプリ開発、モバイルアプリ開発など様々な開発に使用されていること、PYPL IndexのGoogle検索エンジンにおいて話題になったプログラミング言語として3位に位置しており、非常に人気の高いプログラミング言語であることなどが挙げられます。
IT業界の中を細分化して分析し、JavaScriptのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
まず、Web業界の市場規模は2010年の9.9兆円から2020年47.2兆円にまで成長すると予測されており、この10年間で4.5倍もの成長を遂げると予想されています。
次に、スマホゲーム業界です。2019年度の国内スマホゲーム市場は、前年度比4.9%増の1兆1,380億円へと拡大すると予想されています。
さらに、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点よりITエンジニアは人材不足が陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、JavaScriptエンジニアのニーズは短期的な視点から見て増加していく可能性が高く、中・長期的な視点から見てもニーズが増加する可能性は高いと言えるでしょう。
今回はJavaScript(プログラミング言語)に絞り、JavaScriptエンジニアの年収、JavaScriptエンジニアの仕事内容、フリーランス求人・案件数から見るJavaScriptのニーズ、JavaScriptエンジニアとして年収をアップさせる方法、JavaScriptエンジニアの将来性について解説してきました。
JavaScriptエンジニアはフロントやサーバーサイド開発など、他プログラミング言語と比較して幅広く様々な開発に携わることが出来ます。
そのため、その汎用性の高さからJavaScriptエンジニアを求めている企業が多いのも事実です。
しかし、汎用性が高いからこそ、目標を見失うことも可能性もあります。
JavaScriptエンジニアとして、明確な目標を立てて、強い意志を持つことが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことが決まっているため、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
JavaScriptエンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
そのため、JavaScriptの開発経験を3年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
JavaScriptエンジニアとして高年収のため第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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