転職において企業に評価されるスキル(能力)は?年代別に解説します!

転職市場動向分析

2022.02.17

自身のキャリアや待遇面、仕事内容などから転職を考えている方は多いと思います。
転職希望者には「企業が求めているスキルがわからない」「自分のどこをアピールすればいいんだろう」という悩みがつきものではないでしょうか。


今回は上記悩みを抱えている方に向けて、転職において企業に評価されるスキルを年代別に解説していきます!
現在転職活動をしている方や、今後転職活動を検討している方にとって非常に有意義な内容になっていますので、是非とも参考にしてみてくださいね!

 

 

 

1.企業が採用で重視するスキル(能力)


転職スキル関連画像
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まず押さえておきたいのは、一般的に企業は転職者の年齢によって、重視するスキル(能力)が異なっていることです。

一概に「リーダー経験がないと転職には不利」だとか、「専門性が第一だ」などという通念はありません。

 

その上でここからは、各年代ごとに求められるスキル(能力)を紹介していきます。

面接の際には、自分の年代に合ったスキル(能力)を持っていることをアピールすると良いでしょう。

 

20代転職者が企業に評価されるスキル(能力)

20代転職者が企業に評価されるスキル(能力)は、伸びしろやポテンシャル、意欲、積極性、ビジネスマナーといった「社会人基礎力」です

20代転職者に対しては、具体的な職業スキルや実績・経験以上にその人の人間性を重視していると言えるでしょう。

 

20代は社会人としてまだ駆け出しの状態のため、「入社後にどれだけ成長が期待できるか」を合否の軸として転職面接に臨んでいる企業も多いです。

また、仕事に対する価値観や考え方といったその人のスタンスも見られています。

 

明確な転職理由や志望動機、自分と企業が適合していることをアピールすることが転職成功のカギとなります。

なお20代でも30歳に近づいてくる年齢になると、それに応じて具体的な職業スキルが求められるようになってきたり、自身の持つ専門性をアピールすることがより評価されるようにもなってきます。

 

 

 

30代転職者が企業に評価されるスキル(能力)

30代転職者はポテンシャルやスタンスを重視していた20代とは異なり、マネジメント経験や即戦力性が求められるようになってきます

「即戦力性」は、どうしても一歩身をひいてしまいがちな怖い言葉に聞こえるでしょう。

 

しかし即戦力性とは専門的な技術力や知識だけを指しているのではなく、「課題解決能力」「自分の主張をはっきり提示し、周りを動かしていく力」「後輩を指導し育てていく姿勢」など、人間性の先にある、異業界へも持ち運べる「ポータブルスキル」も含まれている言葉です。

 

30代となると10年程度の社会人経験があるわけですから、その中で自分が得たスキル(能力)を探し出し、アピールすれば良いのです。

長く長期間に勤めてきた方なら「粘り強さ」、たくさんの部署を経験してきた方なら「順応性」「行動力」など、自分自身の「ポータブルスキル」を探してみましょう。

 

 

 

40代転職者が企業に評価されるスキル(能力)

一般的に40代はそれなりの役職やポジションを任せられる年代にあたるため、30代のような「マネジメント経験」といった単なる経験の有無よりも「プロジェクト成功までの明確なビジョンが描ける」「部下を引っ張っていく力がある」「経営に関する深い知識を持っている」といった具体的な「マネジメントスキル(能力)」や、業務に関する専門知識が重視されるようになります。

 

またそうしたことから、40代以降は大幅なキャリアチェンジというよりも、同業種同職種・異業種同職種の転職が増えてきます。

さらに、人間性や熱意は20代の特権とも思われがちですが、部長やプロジェクトリーダーなど人を管理する立場が多い40代でもそうしたスキル(能力)が評価されることは多いです。

 

リーダーシップ、問題解決力、提案力に加え、組織風土も変革させるようなパワーをアピールできるとより転職成功へと繋がります

 

 

 

50代転職者が企業に評価されるスキル(能力)

転職は若ければ若いほど有利と思われがちですが、実は近年の転職市場では人材不足や新興企業の増加により50代へのニーズも高まっています。

そのため、50代の転職では具体的な資格や専門知識以上に、これまで培ってきた経験そのものが強みになるケースも多いです。(もちろん、専門知識や優遇される資格を持っている場合はそちらも前面に推していきましょう。)

 

人材不足や新興企業など、50代転職者に求めているのは「今まで培ってきた経験を会社に降ろしてほしい」ということ

マネジメントスキル(能力)や新たな視野・視点、企業が持っていない新たな人脈や経営戦略の知識経験が評価されます。

 

しかし50代転職者ともなると、扱いにくいと思われがちなこともまた事実。既存の組織風土への理解や協調性があることも、しっかりとアピールしておきましょう。

 

 

 

 

2.自分のスキル(能力)を知るために


転職スキル関連画像
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この章では自分のスキル(能力)を知るために何をすべきなのかを解説します。

 

自己分析や業界分析をする

自分のスキル(能力)を正しく知るためには、キャリアの棚卸しや自己分析から始めることがおすすめです。

自分の経歴を振り返ってみたり、関与した仕事内容を詳しく書き出してみたり、といったキャリアの棚卸しは頭の中を整理することにも役立ちますし、面接時においても明瞭な回答ができるようになります。

 

自己分析は「自分はどんな仕事がしたいのか」「これまでの経験から自分の強みと言えるものは何か」「自分が出した成果は何かあるだろうか」「企業選びにおいて自分は何を重視しているのか」と、自分そのものを見つめ直してみることです。

その際はあるがままの感情をしっかり認めることも大切ですが、「どんな人生を歩んでいきたいのか」「今後の人生で守っていきたい価値観は何か」などと、将来を見据えた本質的な問いを立ててみることも重要となります。

 

さらにしっかりと業界分析をすることも大切です。

「自分のスキル(能力)とマッチしている企業」という軸を持って業界分析をするのも有益でしょう。

 

自分のキャリアや人間性が応募先の企業でどう評価されるのかある程度の見当をつけた上で、本格的な転職活動を開始していくことが望ましいと言えます。

 

 

第三者にアドバイスをもらう

自分で自分を正確に見つめ、自分の持っているスキル(能力)を正しく知ることは、実は非常に難しいことです。

本番の面接でも、他者である採用担当者が自分を評価するわけですから、ここで是非とも第三者からアドバイスをもらい、しっかりとその意見を受け止めてみましょう

 

また、複数の第三者にアドバイスをもらう際には、異なる環境に身を置いている人たちから意見を聞くことができるとなお良しです。

会社の同僚や上司のみならず、学生時代の友人、親族など、転職者自身や転職者のスキル(能力)について、できるだけ多様な意見を集めてみましょう。

 

 

 

転職エージェントを活用する

転職エージェントとは、 転職希望者と人材採用を考えている企業との間に入り、 希望条件の近い両者をマッチングさせる転職支援サービスです。

基本的に無料で利用でき、自己分析から面接設定、年収交渉まで全面的に転職活動をサポートしてくれます。

 

転職エージェントは、そこにしかない非公開の求人情報を多数所持しているのもその特徴。

ひとりひとりプロの転職アドバイザーが支援してくれるので、転職の際の強みになること間違いなしのサービスです。

 

転職エージェントは、幅広い業界や業種を取り扱っている「総合型エージェント」と、特定の業界や業種に特化した「特化型エージェント」に区分されます。

広く相談したい方は総合型エージェントを、既に業界や業種が決まっている方は特化型エージェントを、活用してみてください

 

 

 

 

3.IT業界のエンジニアにおいて評価されるスキル(能力)


転職スキル関連画像
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これまでは年代ごとに評価されるスキル(能力)について説明してきましたが、IT業界、特にエンジニアなどの専門職については、どの年代においてもその専門性を持っているかどうかが大きな評価点となってきます。

ここでは、IT業界のエンジニア職に絞って、評価されるスキル(能力)を見ていきましょう。

 

開発するスキル(能力)

IT業界、特にエンジニア職ともなれば、システムやアプリケーションの開発とは切っても切れない関係にあり、プログラミングの技術力も必然的に問われてきます

Java、PHP、C言語、Ruby、Swiftなど、その企業が求めるプログラミングスキル(能力)を持っている人が優遇されることは言うまでもありません。

 

自分が持っている開発スキル(能力)とその企業の求める開発スキル(能力)が一致しているかどうか、転職の際に必須となってきます。

 

 

継続するスキル(能力)

移り変わり続ける時代の最先端を担うIT業界では、常に最新情報を収集し勉強をし続ける「継続力」もまた、開発するスキル(能力)と並んで大切なスキル(能力)です。

転職活動の際には、プログラミング以外でも自分に継続力があること、努力家であること、諦めないで物事に取り組めることなどもアピールすると良いでしょう。

 

資格についても、それが転職先での業務に直接は関係しないものであってもひとつの「努力家である証明」になるので、もちろん高評価に繋がります。

IT業界以外でも何か難易度の高い資格を所持している方は、積極的に取り上げていきましょう。

 

 

 

論理的思考力

論理的思考力はプログラミングを組む際の手際の良さになるだけではなく、IT業界全体で必要なスキル(能力)となっています

基本的にIT業界は、何か物そのものを売る業界ではなくサービスやシステムを売る業界。その上で必要となってくるのが、お客様の希望を踏まえながらも様々な視点や角度から仕様を検討し費用や性能を決断する論理的思考力というわけです。

 

IT業界はエンジニアだけで成り立っているわけではありません。

お客様のニーズを聞く上流工程から実際に手を動かす下流工程までの一貫した流れがあって、初めて商品が完成するのです。

 

またエンジニアの中でもチームが組まれており、各エンジニアに対して指揮をとる人材も必要となってきます。

実際のプログラミング能力のみならず、それを包括した総合的な論理的思考力は、IT業界・エンジニア職になくてはならないスキル(能力)なのです。

 

 

 

4.転職のために新しいスキル(能力)を身に付けるのではなく、まずは自分のスキル(能力)を知ろう


転職スキル関連画像
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転職活動を成功させるためには、転職に伴って新たなスキル(能力)を身に付けるのではなく、まずは自分のスキル(能力)を知ることが大切です。

転職のために急ピッチで作り上げた新たなスキル(能力)はどうしても基礎的で浅はかなものになる可能性が高く、実際に転職先で必要なスキル(能力)は転職した後にしっかりつけていけば良いのです。

 

それよりは今現在の自分が持っているスキル(能力)を明確にし、その強みを持って堂々と転職活動を進めていきましょう。

今回紹介した「自己分析や業界分析をする」「第三者にアドバイスをもらう」「転職エージェントを活用する」といったことと、年代別に求められているスキル(能力)を照らし合わせて、自分のスキル(能力)と企業に求められていることをマッチさせてみてください。

 

 

 

5.まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は、現在転職活動をしている方や今後転職活動を検討している方に向けて、年代別の企業に評価されるスキル(能力)と、自分のスキル(能力)を知る方法について紹介しました。

 

本記事を参考にご自身のスキル(能力)を正しく知って、望む条件にあった企業への転職を成功させてくださいね!

 

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