公開日:2021.02.17
更新日:2025.03.24
時代の波に乗るIT業界の中でも、上流工程を任されプロジェクト全体を指揮できることから人気の高い職種であるSE(システムエンジニア)。
時代に負けない安定感とやりがいの大きさから、SE(システムエンジニア)への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、SE(システムエンジニア)への転職を検討している会社員/フリーランスの方に向けて、SE(システムエンジニア)の仕事内容を含む概要の理解と、SE(システムエンジニア)への転職を成功させる方法を紹介します!
一般的なSE(システムエンジニア)と社内SEの違いや必要なスキルまで、SE(システムエンジニア)への転職の際に必要となる情報を網羅した記事になっていますので、是非とも参考にしてみてくださいね!
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<目次>
1.SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)の年収
SE(システムエンジニア)と社内SEの違い
2.SE(システムエンジニア)への転職は人気なの?
3.SE(システムエンジニア)への転職は未経験でも問題ない?
4.SE(システムエンジニア)に要求されるスキル・経験とは
プログラミング言語を含むITスキル
コミュニケーションスキル
課題解決能力
5.SE(システムエンジニア)への転職に失敗する人の共通点
コミュニケーションが苦手である
プライドが高い
6.まとめ
SE(システムエンジニア)とは、顧客の要求やニーズを聞き、それを元にシステムの仕様を決めてシステムを設計するまでの工程、いわゆる上流工程を担当する人のことです。
SE(システムエンジニア)は、顧客と会話をして開発するシステムを決定していくため、プログラミング周りの知識や予算、人員、進捗管理などのマネジメント能力も必須となってくる職種です。
ちなみに実践的に細かくシステムを構築していくのは、SE(システムエンジニア)ではなくプログラマーにあたり、こちらは対して下流工程と呼ばれています。
転職の際は、自分がやりたいことは顧客と話しシステムの概要を決める上流工程のSE(システムエンジニア)なのか、それともプログラミングで実際にシステムを構築していく下流工程のプログラマーなのか、どちらなのかをはっきりさせる必要があります。
SE(システムエンジニア)の年収はスキルや勤めている業界によっても異なりますが、賃金構造基本統計調査では568万円です。
自身も開発スキルを持っていたり、ITコンサルタントとして業務の幅を広げたりすることによって、さらなる昇給も可能です。
特にIT業界は、今後ますます発展していくことが見込まれる業界ですので、自分の努力やスキル次第で昇級のチャンスは数多く発生してくると言えるでしょう。
資格を獲得すると基本給も上がっていく、制度をとっている企業も多いようです。
SE(システムエンジニア)と社内SEとの違いは、社外の顧客のニーズを満たすのか、社内のシステムを運用していくのかという点です。
SE(システムエンジニア)とは、社外の顧客の要望・要求に基づいてシステムを設計する人々のことを指します。
あくまでも作っているのは社外の顧客のシステムであって、そのシステムを販売している、という認識が正しいです。
それに対して社内SEとは、広く企業内の情報システム部門の担当者のことを指す場合が多いです。
その業務はPCやスマートフォンのトラブル対応からIT資産管理、セキュリティ管理や社内システムの構築、保守運用など、会社や部門によって多岐に渡りますが、一貫して「社内のIT、システム周りの業務をする」ことがその業務内容でしょう。
社内SEはSE(システムエンジニア)よりも保守的な傾向が強いと思う方もいるかと思います。
しかし、企業によって社内SEは自社システムの開発に関わることも多い職種です。
「実践的にシステム設計を希望するからSE(システムエンジニア)を選ぶ」「自社システムの保守を希望するから社内SEを選ぶ」と一概に決め付けるのではなく、転職先企業のSEの扱いはどのような業務を担当するのかをしっかりと認識してから転職活動に臨むと、就職後とのギャップを防ぐことができます。
SE(システムエンジニア)への転職は、人気があると言えます。
その理由として将来的な業界全体への不安がない、上流工程に携われる、色々な業界の知識や人脈が広げられる、自分でプロジェクトを進めていけるなどが挙げられるためです。
既にSE(システムエンジニア)として働いている人の他、大学卒業後に大手SIerとしてのキャリアを積んできた人、あるいは業界未経験の人達も数多く狙っている転職先です。
特に業界未経験の人にとっても、プログラマーほどの専門知識は必要なく、文系出身でも努力や状況次第で採用される可能性もあります。
さらに、キャリアパスの選択肢が多い、かつ学びの多い職種だと考えられていることも人気の理由でしょう。
SE(システムエンジニア)への転職は未経験でも問題ない企業もあります。
SE(システムエンジニア)はITスキルやプログラミング言語への知見など、専門性の高いスキルが必要です。
しかし、近年では未経験者の転職を歓迎する動きも強く、例えば野村証券やKDDIグループ、ソニーなど大手企業であっても未経験者歓迎の求人を出しています。
そうした未経験歓迎の企業であっても入社後研修だけでは物足りないのが実情ですので、入社までの期間やプライベートでも勉強をしていく必要はあります。
ITパスポートや基本情報技術者試験といった幅広くITスキルを身につける試験への勉強や、それぞれの現場で必要とされているプログラミング言語の習得など、独学でも学習は進めておくようにしましょう。
近頃は書籍も豊富に出版されているほか、プログラミングを学べるサイトも充実しているので、独学しやすい環境も整ってきています。
この章ではSE(システムエンジニア)に要求されるスキルや経験について解説します。
システム開発をするのはSE(システムエンジニア)ではなくプログラマーの仕事ですが、そうしたプログラマーへ設計や仕様を伝えたり指示を出したりするのはSE(システムエンジニア)の仕事です。
また、顧客との会話を通してシステムの概要を取り決め、その実現にかかる工数を考えて予算を見積もることもSE(システムエンジニア)の仕事です。
顧客との会話の中から具体的な完成図を描き出し、プログラマーにシステムの概要を伝えるため、使われるプログラミング言語を含むIT全般の知識やスキルを持っておくことは必須となってきます。
特にSE(システムエンジニア)としてJavaやJavaScript、PHP、Python、Ruby、Go言語などのプログラミング言語やITスキルがあると望ましいでしょう。
SE(システムエンジニア)は顧客との直接交渉やプロジェクトメンバーの指揮を執らなくてはならないため、高いコミュニケーションスキルが必要となる職種です。
一般にIT業界というと、他業界よりも専門性が高くコミュニケーションスキルは二の次に思われがちですが、SE(システムエンジニア)では必須のスキルであると言えるでしょう。
IT業界にはコミュニケーションが苦手という人も多く、未経験など他のスキルでは目立てなくても、コミュニケーションスキルの高い人は重宝される傾向にあります。
SE(システムエンジニア)として、コミュニケーションスキルは必須かつ武器にもなるスキルです。
SE(システムエンジニア)を含む上流工程の仕事は、顧客の悩みをシステムによって解決すること。
そのため悩みの原因は何か、原因をシステムによってどう解決できるか、という計算を立てられる能力、つまり課題解決能力が重要なスキルになってきます。
そもそも顧客の要望を論理的かつ正確に捉え、システムの完成形を具体的にイメージできなくては実際に開発する下流工程で全く意図していないシステムが出来上がる可能性もあり得ます。
顧客は何に悩んでいて、その悩みをどうすれば解決できるのか。ロジカルかつ明確に物事を捉えられる力を持っているか否かが、SE(システムエンジニア)としての信頼を集めるカギとなってきます。
この章ではSE(システムエンジニア)への転職に失敗する人の共通点について解説します。
プログラミングなど技術的な興味が勝り、コミュニケーションを取るのが苦手な人はSE(システムエンジニア)には向いていないと言えます。
やはりSE(システムエンジニア)の主な仕事は、顧客やプログラマー、プロジェクトチームとのコミュニケーション。
プログラミング技術や知識のみに強い興味を抱いている人は、SE(システムエンジニア)ではなくプログラマーへの転職を選ぶといった道もありです。
自分の培ってきた技術力を信じて突き進めば良いプログラマーなどとは違い、SE(システムエンジニア)はあくまでも「顧客ありき」「プログラマーありき」の仕事です。
第一に考えるのは顧客のニーズとその解決であり、また現場からの意見も対応するため、自分の意見を押し通したい気持ちを抑えて、どれだけ相手のことを考えて接することができるかが大切です。
自分の道を突き進みたい人、自分が何かを成し遂げたい人、といった、いわゆるプライドを大切にする人はSE(システムエンジニア)には向いていないかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
今回はSE(システムエンジニア)への転職を考えている会社員/フリーランスの方に向けて、SE(システムエンジニア)の業務内容や転職方法について説明しました。
本記事を参考にSE(システムエンジニア)への転職を成功させて、新たな一歩を踏み出してみてくださいね!
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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