公開日:2020.04.12
更新日:2025.03.24
近年、フリーランスとして働くシステムエンジニア(SE)が増えており、企業からも重宝される存在です。
フリーランスシステムエンジニア(SE)は、実力次第で会社員の倍額近い年収を稼ぐことができることから、独立するエンジニアが増えています。
しかし、フリーランスの働き方や具体的なメリット・デメリット、独立に必要なスキルなどしっかり理解できていない方もいると思います。
そこでこの記事では、フリーランスシステムエンジニア(SE)の働き方や独立に必要なスキル、月額報酬、活躍できる年齢などを詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事は一読していただきたいです。
・今後フリーランスシステムエンジニア(SE)として働きたい方
・現在正社員のシステムエンジニア(SE)として活躍されている方
・システムエンジニア(SE)志望の学生の方
・異業種からシステムエンジニア(SE)を目指している方
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<目次>
1. フリーランスシステムエンジニア(SE)の実情
フリーランスシステムエンジニア(SE)の働き方
フリーランスシステムエンジニア(SE)の月額報酬
どの程度のスキルでフリーランスシステムエンジニア(SE)になれるか
フリーランスシステムエンジニア(SE)として何歳まで活躍できるか
2.フリーランスシステムエンジニア(SE)のメリットとデメリット
<メリット>
自分の裁量で仕事ができるため、収入が増える
自分で仕事を選ぶことができる
仕事上のお金を経費にして、節税できる
<デメリット>
仕事が不安定で、確実な収入は見込めない
確定申告や納税など、雑務が多い
社会的信用が低い
3.まとめ
フリーランスシステムエンジニア(SE)の実情を把握することで、独立後の生活をイメージしやすくなります。
実情を知らずに勢いで独立してしまうと、理想のフリーランスの働き方を実現できません。
フリーランスシステムエンジニア(SE)の実情を早速見ていきましょう。
フリーランスシステムエンジニア(SE)の働き方は、決まった会社に出勤する「出向型・常駐型」が多いです。
なぜなら、システムエンジニア(SE)は現場でのメンバーとのコミュニケーションが必要不可欠だからです。
出向型:フリーランスエージェントから、紹介された企業のプロジェクトに参画します。
案件が豊富である一方、エージェントから中間マージンを取られるため、報酬が減ることがデメリットです。
常駐型:自分で営業をかけ、直接企業と契約しその企業のプロジェクトに参画します。
直接企業から報酬をもらうため、単価は高いですが、仕事の選択肢が狭まることがデメリットです。
大企業の案件などは、情報漏洩のリスクから仕事を持ち帰ることをNGにしています。
そのため、大きなプロジェクトのほとんどは企業に常駐して進めることが多いです。
フリーランスエンジニアの平均月額報酬は66.4万円、年収換算だと796万円です。
一方、会社員システムエンジニア(SE)の平均月額報酬は45.8万円、年収は550万とフリーランスの方が圧倒的に高いです。
(参照:賃金構造基本統計調査(平成29年))
しかし、フリーランススタートの案件単価は20〜200万円と幅広く、高単価の案件を受注するためにはスキルが必要になってきます。
そのため、フリーランスの月額報酬はスキルによってピンキリです。
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フリーランスシステムエンジニア(SE)に求められるスキルは、会社員としてのシステムエンジニア(SE)経験がおおよそ5年は必要です。
なぜなら、システムエンジニア(SE)はプログラマーよりも上流工程を担当するので、システム開発の一通りの流れを理解していることが重要だからです。
最低でも各工程でそれぞれ1年以上の経験が必要になってきます。
・要求分析
・要件定義
・基本設計
・詳細設定
などの各工程は正社員時代に身につけておいた方が良いスキルでしょう。
フリーランスは雇用契約ではなく業務委託契約を結ぶため、結果が出せなければ継続的に契約してもらえません。
そのためフリーランスは即戦力としての働きが求められます。
フリーランスシステムエンジニア(SE)の案件には、50歳ぐらいまでと年齢制限がついていることがあります。
なぜなら、年齢が離れすぎている場合、平均年齢20〜30代のクライアントだと指示しづらいなどコミュニケーションに気を使うためです。
また、システムエンジニア(SE)は案件によって長時間労働になる場合もあり、20〜30代と比較して、体力の衰えも要因になってきます。
しかし、実際に50代のシステムエンジニア(SE)はいるため、精神的にも体力的にもしっかりしていれば、関係ありません。
現在は正社員でも50代で早期退職を促すなど、リストラされる可能性があるので、安定性には大きな差はないです。
世間のフリーランスのイメージは、高収入・自由な時間に仕事ができる・収入が不安定など漠然しています。
フリーランスの働き方の具体的なデメリットを理解した上で、独立した方が後々対策しやすいです。
ここでは、フリーランスシステムエンジニア(SE)のメリットとデメリットを紹介します。
フリーランスシステムエンジニア(SE)は、複数のクライアントを契約を結べるため、収入が増加しやすいです。
なぜなら、契約時に案件の契約金を自由に交渉し、設定できるためです。
一方、正社員は一つの会社と雇用関係を結んでおり解雇されるリスクを伴うため、大胆な交渉は非常に困難でしょう。
フリーランスの場合、週3日の労働で会社員時代と同じ額がもらえるように調整すれば、週休4日という働き方も実現できます。
自分に裁量権があるので、働く時間も正社員と比較して、融通が利くのがメリットです。
フリーランスは好きな仕事に応募して、嫌な仕事は避けられます。
なぜなら、一つの案件がなくなっても、別の案件に応募すれば良いためです。
正社員の場合は、会社に指示された仕事をこなさないといけないため、合わない人とも仕事上のコミュニケーションを取り続けないといけません。
一方、フリーランスの場合は、当たりの強いクライアントや現場の責任者が横柄な人なら契約を継続しなければ、良いだけです。
このように必要であれば損切り出来るため、人間関係のストレスは減っていきます。
フリーランスは確定申告時に青色申告の申し出をすれば、最大で65万円の控除が受けられます。
さらに仕事関係の出費は経費にできるので、スキルを磨くことが節税になり、一石二鳥です。
例えば、技術本の購入費、勉強会の参加費や移動費、PC(仕事道具)などは経費として計上することが可能です。
そのため、会社員よりスキルへの投資がしやすくなります。
フリーランスシステムエンジニア(SE)は、収入の安定性はありません。
なぜなら、契約は3ヶ月更新であり、クライアント都合での契約打ち切りの可能性もあるためです。
正社員の場合、スキルが低くても月額で基本給が保証されています。
一方、フリーランスは案件ごとに業務委託契約を結ぶため、固定収入ではありません。
景気が悪くなれば、予算カットの対象になりやすく、収入の大半の占めていた案件が途絶える可能性もあります。
クライアントとの信頼関係を構築し、継続案件にしていくこと、また業務と並行し営業活動を行い、次の仕事を獲得準備を行っておくことをおすすめします。
エンジニアは人材不足が深刻化しており、2030年には約79万人が不足すると言われています。
(参照:IT需給に関する調査-経済産業省)
業界規模が拡大していき、技術の進歩が著しいため、多くの人材の必要になります。
そのため、トレンドのスキルを磨き続けることで、案件を受注していくことが可能です。
フリーランスは、会社がやってくれていた税金の計算を自分で行わないといけません。
自分が稼いだ所得に対しての納税の義務があるためです。
確定申告は面倒なイメージがありますが「freee」や「マネーフォワード」「弥生会計」など便利な会計ソフトの登場により、大分簡略化されています。
正社員との待遇の主な違いは、以下の通りです。
・厚生年金→国民年金
・組合健保→国民健康保健
国民年金は厚生年金に比べて、年金受給額が減ってしまいます。
組合健保は会社が保険料を負担してくれていましたが、国民健康保健の場合、事業主負担がなくなり、自己負担の保険料が上がります。
また、出産手当金、傷病手当金がないなどカバー範囲が狭くなることがデメリットです。
フリーランスは正社員に比べると、社会的信用が低いです。
なぜなら、収入の安定性が低いと見なされているためです。
フリーランスになると、以下の場面で困る可能性があります。
・住宅ローンが組みづらい
・クレジットカードが作りづらい
・賃貸住宅が借りづらい
フリーランスになる前に、クレジットカードを作成と住居の購入プランがある場合、ローンを組むことをおすすめします。
フリーランスシステムエンジニの働き方や独立に必要なスキル、月額報酬などを詳しく解説してきました。
近年は、システムエンジニア(SE)は人材不足が深刻化しており、高単価でも即戦力のフリーランスシステムエンジニア(SE)の需要は高まっています。
ぜひ本記事でフリーランスシステムエンジニア(SE)の知識を高めていただき、フリーランスシステムエンジニア(SE)を目指してみてはいかがでしょうか。
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