公開日:2019.05.21
更新日:2025.01.27
サーバーサイドエンジニアは、Web制作やWebアプリ・スマホアプリ・ソーシャルゲーム・システムなどのサーバーサイドで行う処理に対して必要なプログラムの開発や扱うデータ管理をする職種です。
近年、IT業界の著しい成長やそれに伴う他業界のIT化促進などを考慮すると、サーバーサイドエンジニアはフリーランスエンジニア向けの案件の中でも人気があると言われています。
そんな今回は、サーバーサイドエンジニアの詳細を紹介していこうと思います。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
[目次]
1.サーバーサイドエンジニアの仕事内容とは?
2.サーバーサイドエンジニアに必要とされるスキル
3.エンジニア未経験でサーバーサイドエンジニアになれるのか?
4.サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件の相場単価
5.サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件の数
6.サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件は浅い商流で案件参画すれば高単価
7.サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件で高単価を目指すために必要な4つの経験
8.サーバーサイドエンジニアの今後の動向
9.まとめ
サーバーサイドエンジニアとして単価相場と案件数を知らないということは、営業時や単価交渉時に非常に損をします。
フリーランスのサーバーサイドエンジニアができるだけ良いサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件を受注出来るように単価相場と案件数について解説します。
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件の動向を掴み、サーバーサイドエンジニアとして損なくお仕事を行いましょう。
「単価が低い気がするフリーランスのサーバーサイドエンジニア」
「サーバーサイドエンジニアとして仕事を続けるか迷っている」
「これからサーバーサイドエンジニアとしてフリーランスになりたい」
などのサーバーサイドエンジニアの方向けの記事です。
サーバーサイドエンジニアの仕事内容について見ていきましょう。
サーバーサイドエンジニアは、WebサイトやWebアプリ・ソーシャルゲーム・スマホアプリ・システム構築におけるサーバ側の処理やデータベースのシステム構築を担当します。
例えば、ECサイトの商品検索や新規データ登録や更新の処理などです。
Java・C言語・C++・Scala・JavaScript・PHP・Ruby・Perl・Pythonなどの開発言語を使用することが多いです。
システムの裏側を作るエンジニアですので、サーバーサイドエンジニアの他にバックエンドエンジニアとも呼ばれます。
サーバーサイドエンジニアとして必要とされるスキルは以下です。
・開発スキル
・データベースやミドルウェアのスキル
・インフラスキル
・フロントエンドスキル
・開発スキル
サーバーサイドエンジニアはJava・C言語・C++・Scalaなどのコンパイル言語とJavaScript・PHP・Ruby・Perl・Pythonなどのスクリプト言語を活用して開発するケースが多いです。
Java・C言語・C++・Scala・JavaScript・PHP・Ruby・Perl・Pythonで活用するフレームワークなどもスキルとして要求されます。
サーバーサイドエンジニアで使用するプログラミング言語やフレームワークなど必要な開発スキルを習得しておくと、求人や案件の幅が広がるでしょう。
・データベースやミドルウェアのスキル
サーバーサイドエンジニアはデータベースやミドルウェアの知識が豊富だと求人や案件の幅が広がるでしょう。
Webサイトとサーバーの間に入りデータの送受信やデータの保護など総合的な管理を担うApacheなどのWebサーバーソフトウェア、MySQL・Oracleなどのデータベースソフトウェアの知識は必須です。
サーバーの設定やSSLといったセキュリティーの知識などを持っているとサーバーサイドエンジニアとして希少性が高まり、重宝される可能性が大いにあります。
・インフラスキル
サーバーサイドエンジニアはLinux・Windows・UNIX・MacOSのOS開発経験やAWS・Azure(Microsoft Azure)などIaas開発経験の知識・知見やCiscoなどネットワーク関連の知識があると、クライアント企業の信頼に繋がり、求人や案件に参画しやすくなるでしょう。
・フロントエンドスキル
HTMLやCSS・jQueryのフロントエンドが使用する開発言語も覚えておくと便利です。
その理由は現場によってはサーバーサイドエンジニアがフロントエンドの開発を行うなど両方要求される案件も多数あります。
そのため、サーバーサイド以外にもフロントエンドの開発経験があると非常に魅力的な人材になるでしょう。
開発経験のないエンジニアがサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件に参画することは非常に難しいですが、未経験でも採用している求人・案件はあります。
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件が少ない理由は企業が必要としているのは即戦力であるため、ある程度開発経験があるエンジニアの方が求人・案件に参画しやすいことなどが挙げられます。
その他、IT業界は技術の進歩が早く、知識や情報を素早くキャッチアップすることが大変であることも理由の1つです。
しかし、エンジニア未経験でも現在のIT人材不足に伴い積極的に採用している企業も存在します。
エンジニア未経験でもプログラミングスクールを活用して、エンジニアの仕事を得ることが出来ます。
例えば、GEEK JOB プログラミングキャンプ(運営元:グルーヴ・ギア株式会社)は、エンジニア未経験の方のためのプログラミングスクールです。
未経験でも安心の教育体制があり、エンジニアとして新しいキャリアへ進むことが出来ます。
サーバーサイドエンジニアの相場単価ですが、業務委託における月額相場単価は、作業時間の目安を週5常駐で月140~180時間とした場合、60~90万円程度です。
平均単価は73.8万円、中央値単価は70万円、最高単価は190万円、最低単価は30万円です。(フリーランススタート運営事務局調べ:2020年12月時点)
サーバーサイドエンジニア経験が5年以上になると年収1000万超えができる可能性があります。
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件は他の職種に比べても比較的高単価であると言えるでしょう。
しかし、単価はサーバーサイドエンジニアとしての経験年数や開発スキルなどにより大きく異なります。
これまでのフリーランスのサーバーサイドエンジニアのご支援や参画案件の実績から、経験年数別の相場単価をまとめました。(フリーランススタート運営事務局調べ:2020年12月時点)
※独自調査であるため、あくまで目安としてお考え下さい。
サーバーサイドエンジニア経験1年未満 25万円~30万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニア経験1年 30万円~45万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニア経験2年 40万円~55万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニア経験3年 50万円~65万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニア経験4年 65万円~80万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニア経験5年以上 75万円~100万円/月(週5常駐案件の相場単価)
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件にて参画中または営業中のサーバーサイドエンジニアは自身の現在単価と相場単価を比較してみましょう。
サーバーサイドエンジニアの経験年数に対して相場単価から大きく下回るようでしたら、参画する案件や営業支援していただいているフリーランスエージェントの変更または単価交渉なども検討に入れるべきです。
案件やエージェントの変更を行うだけで、単価が月10万アップしたという話は良く耳にします。月10万の単価アップを年収に換算すると100万以上の差が生まれます。
サーバーサイドエンジニア相場単価を把握するために需要やIT市場の動向を理解することが大切です。
サーバーサイドエンジニアの需要は他の職種エンジニアと比較すると高いです。
その理由は、ビッグデータやIoT・AI(人工知能)・ブロックチェーンを含む最先端技術の発展や今後IT市場全体の成長においてエンジニア不足になり、求人有効倍率が上昇していることなどが挙げられます。
その為フリーランスのサーバーサイドエンジニアは希望する単価の案件を受注しやすいです。
もし相場単価と経験年数が大幅にずれている場合は案件変更やエージェント変更など営業手法を積極的に見直しましょう。
実際にサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件が多いフリーランスエージェントはどこなのか?
各サービス上に公開されているサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件数をまとめました。(2020年12月時点)
数多くあるフリーランスエージェントの中からサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件を豊富に持つエージェントを厳選しています。
サーバーエンジニアのフリーランス求人・案件を保有しているフリーランスエージェントを分析するとat-engineerが1683件、テクフリが619件、techtreeが516件、レバテックフリーランスが224件、ギークスジョブが135件、キャリアプラスが124件、ビズリンクが121件、Midworksが93件、TechStockが86件、フォスターフリーランスが85件となっています。(※フリーランススタート調べ/2020年12月)
フリーランスエージェント各社は公開中のサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件だけでなく、登録中のサーバーサイドエンジニア専用の非公開案件を保有しています。
非公開案件はまだインターネットには出回らない優良なサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件が多いため、複数フリーランスエージェントに登録し、定期的に非公開のサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件情報を取得しましょう。
マージン(手数料)を取るSIerやフリーランスエージェントなどの中間企業の数を減らせば減らすほど、サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件の単価はアップします。
下記の商流を目安にサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件を探しましょう。
エンド企業⇛フリーランスエージェント⇛フリーランスエンジニア
ここで「エンド企業⇛フリーランスコンサルタント・エンジニアの商流が最も良いじゃないか!」と思った方もいると思います。
もちろん金額的に見れば最も効率の良い商流ですし、直接知人やご自身の信頼できる方からの紹介の案件は積極的にエンド企業から直接受注するべきです。
ですが、訴訟のリスク、営業工数がかかりすぎるリスクなどを考慮に入れた際に、やはりフリーランスエージェント企業を1社商流に挟む事をおすすめします。
手数料(マージン)を払うことでリスク・営業工数・事務工数などを肩代わりしてもらうのです。
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件で高単価を目指すためには、サーバーサイドの開発経験と熟練度のアップが欠かせません。
その上で下記のようなことに経験したり、意識付けることで、高単価でサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件を受注する事が出来ます。
・上流工程やマネジメントの開発経験
要件定義や設計などの上流工程経験やマネジメント経験を打ち合わせ時にアピールする事で、実装だけでなく上流工程での参画が想定されるため、高単価になる可能性があります。
・業界・業務知識ごとの専門知識
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件に該当するもしくは類似する業界・業務知識ごとの専門知識を打ち合わせ時にアピールする事で、高単価になる可能性があります。
例:使用する開発言語、データベース、インフラ、ネットワーク、SNS、EC、CtoC、ブロックチェーン、機械学習、AI(人工知能)、クラウド、5G、xR(VR、AR、MR)など
・サーバーサイドエンジニアに必要なプログラミング言語のフレームワークを使用した開発経験
例えば、Java・PHP・Rubyのフレームワークは、
Javaには
PHPには
Rubyには
-Ruby on Rails
-Sinatra
-cuba microframework
-Ramaze
-HANAMI
などがあります。
サーバーサイドエンジニアが活用するプログラミング言語に該当するもしくは類似するフレームワークを使用した開発経験を打ち合わせ時にアピールする事で、高単価になる可能性があります。
・大規模なシステム開発の経験
インフラでの大規模システム開発経験を通して得た
-大量アクセスの分散やシステム設計
-Linux/Unixコマンドを活用した負荷調査
などの経験をアピールしましょう。
今後フリーランス業界でサーバーサイドエンジニアはどうなっていくのでしょうか?
サーバーサイドエンジニアはWebサイト制作やWebアプリ開発・スマホアプリ開発・ソーシャルゲーム開発・人工知能(AI)開発など幅広く案件があるだけでなく、開発エンジニアの人口も年々増加傾向であるため、今後もニーズが減少することはないでしょう。
現在、IT業界の急速な成長や徐々に他業界でもIT化が促進されていること・ほとんどのIT技術においてサーバー周りの人材が必要であることなどの理由から、サーバーサイドエンジニアの需要は高まっています。
2030年までに最大で約78.9万人のエンジニア人材不足が見込まれ、2020年10月時点の有効求人倍率は6.64倍です。
今後もサーバーサイドエンジニア求人・案件は増加し、サーバーサイドエンジニアのニーズが増すことが予想されます。
フリーランスエンジニア市場が拡大することが予想されるため、サーバーサイドエンジニアと類似しているフロントエンドエンジニアやインフラエンジニア・Webデザイナーも需要があることが見込まれます。
そのためサーバーサイドエンジニア以外のトレンドや動向を常に確認し、様々な知識や知見を蓄え、自身の希少性を高めたり、フリーランスのサーバーサイドエンジニア以外の職種も選択できるようにしましょう。
フリーランスのサーバーサイドエンジニアとして、常に開発スキルを磨いていくことで、将来がより安泰になるでしょう。
この記事ではサーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件の動向と単価相場についてお話させていただきました。
多くのサーバーサイドエンジニアさんやサーバーサイドに興味のあるエンジニアさんにとって参考になれば幸いです。
本記事を執筆しているフリーランススタートはフリーランスエンジニア向けの案件検索サイトです。
サーバーサイドエンジニアのフリーランス求人・案件探しは是非フリーランススタートにお任せください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版も2020年6月にリリースしています。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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