公開日:2021.10.14
更新日:2025.03.24
近年ではさまざまな働き方が存在し、自分の価値観やライフスタイルに合わせて選択できるようになってきています。
最初に入った企業で働き続けることだけが全てではなく、働き始めたところで思い描いていた仕事と違うと感じる方も決して少なくはないでしょう。
そしてそれは、ベンチャー企業に勤めている方も例外ではありません。
ベンチャー企業から大手企業への転職を考える方も増えてきています。
そのためこの記事では、ベンチャー企業から大手企業への転職が増加している理由や転職を検討する理由、大手企業に勤めるデメリットなどについて解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・ベンチャー企業にいて、大手企業への転職を検討している方
・大手企業に勤めるデメリットを理解しておきたい方
・ベンチャー企業から大手企業への転職が増えている理由を知りたい方
・ベンチャー企業から大手企業に転職する際の注意点を知りたい方
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<目次>
1. ベンチャー企業から大手企業への転職が増加している理由
若いうちからマネジメント経験をしている人が多い
新規事業の立ち上げを経験している人が多い
IT領域の知識を持っている人が多い
2.ベンチャー企業から大手企業への転職を検討するよくある理由
福利厚生に不満がある
経営が不安定
長時間労働
3.大手企業で働くデメリット
保守的な社風である会社が多い
社員に任せられる裁量が小さい会社が多い
経営陣と距離がある会社が多い
4.ベンチャー企業から大手企業へ転職する際の注意点
今いるベンチャー企業で実績を作ってから転職を検討したほうがいい
大手企業で働くデメリットを理解する
5.まとめ
この章では、ベンチャー企業から大手企業への転職が増加している理由を3つに整理してお伝えします。
事業が急速に成長するベンチャーでは、若い段階からマネジメント経験をしている人が多い傾向にあります。
人数が少ないため1人にかかる仕事の負担が大きく、マネジメント能力が高いケースも多数です。
そのため、マネジメント経験がある人材を求めていることが多い、大手企業の採用とマッチしています。
もちろん、大企業に勤める社員は能力が高いケースが多数です。
しかし仕事が分業化されているため、組織のマネジメントをできる人材は限られています。
そのためベンチャーから大手企業への転職を考えるならば、マネジメント能力を身につけることがポイントの1つです。
ベンチャー経験者には新規事業の立ち上げを経験していることが多いことも、理由の1つです。
既存事業がうまくいっている大企業と異なり、ベンチャー企業では、生き残っていくために新たな事業を立ち上げて成功させていかなくてはいけません。
そのため若手であっても、新規事業の立ち上げを経験しているケースが多くなっています。
大企業では新規事業立ち上げに携われる機会が比較的少なく、ベンチャー出身者がアピールすべきポイントの1つでしょう。
ベンチャー出身者には、IT領域の知識を持っている人が多くいます。
一方の大企業ではITスキルや知識を持っている人材は貴重であるため、期待の人材として扱われることも多いでしょう。
大手企業でもエンジニア職として働いている場合は、高いITスキルを当然持っています。
しかしビジネス職でIT知識を持っている人は少なく、もしプロダクトを1から作り上げた経験があれば重宝される可能性が高いです。
この章では、ベンチャー企業から大手企業への転職を考える主な理由についてお伝えします。
ベンチャー企業から大手企業への転職を検討する理由としてまず挙げられるのが、福利厚生への不満です。
大手企業は、ベンチャーよりも経営基盤が安定しています。
そのため、大手企業の方が福利厚生も充実させやすいと言えます。
大手企業の福利厚生は、育児休暇やその他の休暇制度の充実だけではありません。
スポーツジムや宿泊施設、映画館などのレジャー施設などとも提携していることがあります。
もし福利厚生の充実を勤務先に求めるのであれば、確かにベンチャー企業よりも大手企業の方が良い選択肢でしょう。
経営が不安定なことも、ベンチャー企業から大手企業への転職を考える理由の1つです。
既存事業が成功している大手企業とは異なり、ベンチャー企業はまだ成長過程にいる企業です。
そのため新しい事業で成功を続けなければ、急速に経営が悪化することもあるでしょう。
新しい分野に挑戦しているベンチャー企業であれば、経営はなおさら不安定になりやすいと言えます。
仕事を続けていくうえで、収入を確保して生活を維持したいと考えるのは自然なことです。
ベンチャー企業で働いている方が不満を持ちやすいポイントとしては、長時間労働も挙げられます。
近年では働き方改革の流れで、長時間労働を良しとする経営者は減ってきています。
それでもベンチャー企業においては、一定の長時間労働を覚悟すべきなのが実情でしょう。
ベンチャー企業は少人数で事業を行うため1人当たりの業務量が多くなりやすく、急激な成長に人員が追い付かないこともあります。
しかし業務量を減らす余裕は無く、収益をさらに上げていくためには新たな事業に乗り出していかざるを得ません。
その結果として、残業時間が長くなってしまいます。
ベンチャー企業から大手企業への転職を検討するうえでは、大手企業で働く前に理解しておくべき注意点もあります。
そのためこの章では、大手企業で働くデメリットについてお伝えします。
大企業には、保守的な社風の企業が比較的多いと言えます。
既存の事業が安定すると新規事業への挑戦意識が下がり、現状維持を意識する傾向が出てしまうためです。
リスクを避けて安定志向になってしまうと、イノベーティブな発想にはどうしても至りにくくなってしまうでしょう。
また、社員数が増えてくると、さまざまなルールが必要になります。
ルールに縛られてしまうと意思決定に時間がかかることも増え、自由な発想から意見をすることもしにくくなります。
これらの状態は大企業病などともたびたび言われ、社員が成果をあげて実力や経験を身に着けるためには非効率な状態です。
大企業には、社員に任される裁量が小さい会社が多くあります。
多くの社員を抱えて仕事を細かく分業するのが大手企業のスタンスであり、全体を見れば効率的ではあるでしょう。
しかしそのために個々の社員が自分の裁量で行える業務の範囲が狭く、仕事にやりがいを見出しにくくなる可能性があります。
いつの間にかルールを守って仕事を進めることに固執してしまい、仕事をする意味や目的を見失ってしまうことも考えられるでしょう。
自分の業務だけに集中しているとどうしても視野が狭くなってしまい、会社の業務を俯瞰的に見ることもできなくなってしまいます。
大手企業には多くの社員がいるため、一般社員と経営陣との距離がどうしても遠くなってしまいがちです。
そのため直接経営陣に意見をすることは難しく、稟議を上げるにも多くの人の決済を受けなくてはなりません。
稟議を上げるために関係部署に根回しをしたり折衝をしたりと時間がかかってしまい、仕事がスムーズに進まないことも多くあるでしょう。
意見を活発に出して経営に関わっていきたいのであれば、大手企業への転職は慎重に検討すべきです。
この章では、ベンチャー企業から大手企業へ転職する際の注意点についてお伝えします。
大手企業への転職を考えるのであれば、今在籍しているベンチャー企業で実績を作ることが重要です。
大手企業は、中途採用する人材には即戦力となることを求めています。
そのため、採用担当者を説得できるような実績が挙げられていないのであれば、採用してもらうことは難しいでしょう。
どんなにやる気があって素晴らしいスキルを持っていたとしても、実績がなければ全く話を聞いてもらえないことも考えられます。
すぐに大手企業へ転職したいと思っても、転職に足りる実績が自分にあるかどうかをまず考えてみてください。
大手企業への転職を考えるのであれば、大手の良い面だけでなく悪い面も理解しておくべきです。
たとえば生活の安定だけを求めて転職したところ、自分の裁量で仕事ができずにやりがいを感じられなくなるケースが考えられます。
入社した後に気付いたとしても、もう一度元の会社に戻ることはできないと考えるべきでしょう。
仕事に求めていることや妥協できること・できないことなどをリストアップし、熟慮を重ねたうえで転職活動を行うべきです。
ベンチャー企業には若いうちからマネジメントを経験している人材や新規事業立ち上げ経験のある人材が多数います。
そのため、ベンチャー企業から大手企業へ転職を考える方が増加しています。
ベンチャー企業の福利厚生や経営の不安定さなどに不満を持ち、大手企業への転職を考える方が多いと言えるでしょう。
ただし転職を検討する際には大手企業の良い面だけでなく、デメリットも理解したうえで熟慮することが大切でしょう。
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