C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?派遣エンジニアのメリットや将来性などを解説!

転職市場動向分析

2022.09.28

「自分のペースで自由に働きたい」など思って、あえて正社員ではなく派遣で働こうとしているC言語エンジニアもいるのではないでしょうか。

派遣は待遇面では正社員にどうしても劣ってしまいますが、それでもプライベートを優先したいなどの目的で派遣を選ぶのは良いでしょう。


ただ、心配なのは収入や待遇のこと。
エンジニアは使いこなせる言語によっても単価が変わります。
そこでC言語はどれくらいの収入が得られる見込みがあるのでしょうか。


今回は派遣のC言語エンジニアの収入や、派遣を選ぶメリット・デメリット、派遣とフリーランスどちらを選ぶのが良いかなどについて解説します。

<目次>
1.C言語とは?
2.C言語エンジニアの単価相場
3.C言語の派遣エンジニアとして働くメリット
様々なエンジニアの指導を受ける事が出来る
様々な企業でエンジニア経験が積める
ライフスタイルに合わせて仕事ができる
エンジニアとしての人脈形成を行いやすい
4.C言語の派遣エンジニアとして働くデメリット
派遣エンジニアは会社員と比較して不安定である
会社員やフリーランスと比較して給与が低くなる可能性がある
企業での雇用期間が定められている
重要またはコアな開発業務を任されにくい
5.C言語の派遣エンジニアの将来とは?
6.C言語エンジニアとして仕事をする場合、派遣とフリーランスどっちがいいの?
7.まとめ

 

 

 

1.C言語とは?


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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C言語は1972年にデニス・リッチーに開発されたプログラミング言語です

数あるプログラミング言語の中でも歴史の長い言語であり、システム開発やゲーム開発、組み込み系開発など様々な用途に使用されています。

 

多くのプログラミング言語のベースとなった言語でもあり、JavaやObjective-C、C++、C#などがC言語ベースの言語として挙げられます。

C言語の強みは処理速度の速さです。

 

C言語はコンパイラ言語の1種。

コンパイラ言語はコードを一括でコンパイルするので、PHPやPythonのようなコードを1行ずつコンパイルするスクリプト言語と比べて圧倒的に処理速度が早いです。

 

家電やデバイスドライバーなどにおいてもC言語が採用されている理由は処理速度の速さにあるでしょう。

もう少し具体的にいうと、C言語はコードが軽いが故リアルタイム性が要求される組み込みに適していることに加え、Linuxなど組み込み系OSで主流になっている環境がC言語で開発されているため、様々なプログラミング言語が世に出ている現在でも活用されているのです。

 

ただ、C言語は習得難易度が高い言語とよく言われます。

それ故に初心者のエンジニアにはおすすめしません。

 

C言語はプログラミング言語の中でも古く、コードも機械語に近い言語と言われています。

やはりコードの書きやすさは古い言語の問題点を改善して開発された言語の方が学びやすいでしょう。

 

逆を言えば、C言語ができれば他の言語の習得も容易になります。

C++など難易度が高くてエンジニアの数が少ない言語の習得もスムーズになるので、稼げるエンジニアの第一歩としてC言語を学んでみる価値はあるでしょう。

 

 

 

 

2.C言語エンジニアの単価相場


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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それでは、C言語エンジニアはどれだけ稼げるのでしょうか。まずC言語の時給単価を見ていきましょう。

 

職種名

平均時給単価

最高時給単価

最低時給単価

C言語エンジニア

3,832円

5,000円

2,180円

(参照:doocyJob C言語のフリーランスエンジニアの求人・案件 時給単価相場)

 

C言語の平均時給単価は3,832円、最高時給単価は5,000円、最低時給単価は2,180円でした。

ちなみに求人ボックスによると、派遣のITエンジニア全体の平均時給は2,293円。

 

これと比較して、C言語は最低時給単価でもITエンジニア全体の平均より1,000円近く高いことを考えると、C言語は数ある言語の中でも単価の高い言語とわかります。

次にフリーランスのC言語エンジニアの月額単価を見ていきましょう。

 

職種名

平均月額単価

最高月額単価

最低月額単価

C言語エンジニア

56.6万円

160万円

20万円

(参照:フリーランススタートC言語エンジニア フリーランスエンジニアの求人・案件 時給単価相場)

 

フリーランスのC言語エンジニアを年収でみると平均で679万円、最高で1,920万円、最低で240万円となっています。

ITエンジニア全体の平均年収が498万円であることを考えると、年収面でもC言語は稼げる言語とわかります。

 

しかもC言語は難易度が高いことからエンジニアの数が限られており、需要も高いです。

もちろん実務経験やスキルによって年収は変動しますが、稼げる言語を探しているなら、C言語も選択肢に入れてみると良いでしょう。

 

C言語求人・案件を覗いてみる↓

 

C言語フリーランス求人・案件はこちら
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3.C言語の派遣エンジニアとして働くメリット


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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どんな仕事でも非正規より正社員のほうが良いと思われがちです。

そんな中であえて派遣を選ぶメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

 

C言語の派遣エンジニアとして働くメリットについて解説します。

 

様々なエンジニアの指導を受ける事が出来る

派遣なら定期的に現場が変わるので、様々なエンジニアの指導を受けることができます。 

正社員で入社しても、上司との相性が悪いとスキルを伸ばしにくくなってしまうでしょう。

 

しかし正社員は手軽に転職できません。

それに対して派遣なら契約期間は短期だと1ヶ月〜3ヶ月、長くても半年程度です。

 

上司が合わないと感じても、すぐに現場を変えられるので、相性の良い上司のもとでスキルを効率よく伸ばせます。

 

 

様々な企業でエンジニア経験が積める

派遣なら様々な企業を経験できるのもメリットです

C言語でできることはシステム開発、ゲーム開発、機械の組み込み系開発と多種多様。

 

そのためC言語ができる派遣エンジニアは、様々な分野の企業で開発を経験できます。

日本は一度キャリアを決めてしまうとなかなか方向転換できないのが難点です。

 

そこで派遣なら様々な企業を経験できることによって、キャリアの方向転換もスムーズにできるでしょう。

 

 

ライフスタイルに合わせて仕事ができる

派遣社員は働きたいときに働くというように、ライフスタイルに合わせた働き方ができるのもメリットです

正社員として働いていると残業続きだったり、休めなかったりすることも少なくありません。

 

派遣社員なら残業が少なく、休みたいときに休める環境で働けます。

派遣社員は残業になると賃金が上乗せされてしまうので、雇用元があまり派遣社員の残業に対して肯定的ではありません。

 

また休みに関しても正社員なら長期の休暇を取りにくいですが、派遣なら一度契約期間が満期になって次の現場に参画するまで期間を設けることで長期休暇も手軽に取れます。

人によっては1ヶ月〜3ヶ月休暇を取得する人もいます。

 

そのため、3ヶ月契約の案件が終わったら、1ヶ月ゆっくり海外旅行のような生活もできます。

このように派遣社員は特に休暇の面での自由度が高いです。

 

派遣なら自分の希望するライフスタイルを実現して人生を謳歌できるでしょう。

 

 

エンジニアとしての人脈形成を行いやすい

派遣なら様々な現場に出入りするので、その分出会う人も多く、独立を考えている場合に人脈が役立つ可能性があります

正社員だと一つの企業に縛られる分、なかなか他の企業の社員やフリーランスと出会う機会が限られます。

 

派遣なら様々なエンジニアと出会えるので、たくさんのエンジニアの意見を聞くことで、将来の自分のキャリアもイメージしやすくなるでしょう。

 

 

 

 

4.C言語の派遣エンジニアとして働くデメリット


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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ただ、C言語の派遣エンジニアはメリットばかりではありません。

デメリットも理解しておかないと、自分の希望するキャリアを実現できなくなってしまうリスクも伴います。

 

それでは、C言語の派遣エンジニアとして働くデメリットを確認しましょう。

 

派遣エンジニアは会社員と比較して不安定である

C言語派遣エンジニアは会社員と比べて雇用の面で不安定です。

正社員だと、基本的に会社からクビを宣告されることはありませんし、もしクビになってしまったとしても退職金を多めに受け取れるなどのメリットがあります。

 

派遣エンジニアにはこのような規則が無く、いつ契約を切られたり、契約を更新してもらえなかったりするかわかりません。

派遣社員を雇う企業の中には、派遣など非正規の従業員を正社員より安く雇える、いつでも切れる都合の良い人材と捉えている企業も多いです。

 

IT業界はただでさえ人手不足ですし、中でもC言語がよく用いられるシステム開発などの現場はとにかく人手が必要とされるので、派遣切りのリスクは少ないものの、それでも正社員より不安定なのは確か。

C言語自体使いこなせる人材が限られることから仕事に困ることは少ないでしょうが、それでも派遣として働くなら万が一に備えてある程度の貯蓄は必須でしょう。

 

 

会社員やフリーランスと比較して給与が低くなる可能性がある

派遣社員は時給制なので、会社員やフリーランスと比べて給与が低くなるケースがよくあります。

特に経験の豊富なエンジニアほどその差が開きやすいです。

 

正社員は勤務年数やスキルによって着実に年収が上がっていきますし、ボーナスも受け取れます。

また、フリーランスは雇用元が提示した報酬を全額受け取れるので、その分給与も高くなりやすいです。

 

派遣社員だと派遣会社が提示した給与で働くことになります。

ただ、実際に派遣会社が受け取っているのは、雇用元が派遣社員のスキルに見合った金額。

 

そこから派遣会社がマージン(仲介手数料)を差し引いた額を派遣社員に支払います。

このマージンは経験が豊富なエンジニアほど大きくなりやすく、損をしてしまう仕組みになっています。

 

また、所属する派遣会社の規模のせいで年収が低くなるケースもあります。

システム開発の現場は何層ものピラミッド構造になっており、階層が低い派遣会社ほどマージンが大きくなっていく仕組みです。

 

マージンが大きいということは派遣社員が受け取れる金額が低くなるということ。

実際に同じ仕事をしているのに、フリーランスの給与は70万円で派遣の給与は20万円という話もあります。

 

やはり経験が豊富なエンジニアほど、派遣社員では損をしてしまうでしょう。

 

 

企業での雇用期間が定められている

派遣社員は契約時に雇用期間が定められています。

先ほどこの点については、合わない現場ならすぐに変えられるとメリットとして紹介しました。

 

しかし、自分に合っている環境なのに現場を変えなければいけないケースもよくあり、これは派遣社員のデメリットと言えるでしょう。

特になかなか良い職場、良い上司と出会えず職場を転々としてきた人にとって、やっと良い環境に巡り会えたのに離れてまた始めから探さなければいけないのは大変です。

 

そのため、派遣社員として働くなら様々な人とコミュニケーションを取らなければいけないことを理解しておく必要があるでしょう。

もしたくさんの人とコミュニケーションを取るのが苦痛なら正社員を選ぶのが無難です。

 

 

重要またはコアな開発業務を任されにくい

情報保護の観点から重要な業務やシステムの核となる部分の開発は、なかなか派遣社員だと任せてもらえません。

エンジニアとしてキャリアを積むためには、上流である設計やマネジメントなど責任を求められるポジションの経験を積むことが大切です。

 

特に年齢が高くなるほどマネジメントなど責任が問われるポジションの経験は重要となってきます。

派遣でコーディングなど下流工程の業務ばかりを担当していると、将来正社員になりたいと思ったときに経験不足で不利になったり、派遣でも仕事の幅が限られて年収が上がりにくかったりします。

 

そのため、正社員から派遣へ転身するケースなら、正社員である程度経験を積んでから転身する方が安泰でしょう。

 

 

 

 

5.C言語の派遣エンジニアの将来とは?


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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C言語は古い言語ではあるものの、将来性もある言語と言えます。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「ソフトウェア開発分析データ集2020」によると、日本のシステム開発に用いられている言語のうちC言語は5番目に多く、全体のうち7%という結果になっています。

 

また、C言語が用いられるのは組み込み系やシステムなど様々です。

中でも処理速度が求められる組み込み系において、C言語は確固たる地位を築いています。

 

安定して需要があることを考えると、C言語ができればこれからも仕事に困らないでしょう。

 

 

 

 

6.C言語エンジニアとして仕事をする場合、派遣とフリーランスどっちがいいの?


C言語の派遣エンジニアって実際どうなの?関連画像
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C言語エンジニアとして非正規雇用で働くなら、派遣よりもフリーランスとして働くのがおすすめです

派遣とフリーランスの仕事内容は基本的に同じ。

 

客先に出向いて、指示された通りに開発業務を行います。

フリーランスなら派遣だと派遣会社のマージンが無くなり、雇用元の会社が支払う報酬を全額受け取れるので、年収アップが期待できたり、自分の得意な/好きな分野の案件や仕事を受注できます。

 

ただしフリーランスには保障が少ないというデメリットもあります。

派遣社員は特定派遣という雇用形態で、客先に派遣されはするものの、派遣会社には正社員として所属しています。

 

社会保険や国民年金に加入できるので社会保障の面では派遣の方が充実しているでしょう。

万が一自分の過ちで情報漏洩が発生した際など仕事で失敗をした場面、フリーランスは自己責任ですが、派遣なら基本的に会社が責任を取ってくれます。

 

加えてフリーランスは自分でクライアントに自分を売り込み、仕事を獲得する必要があります。

派遣なら派遣会社が自分のレベルにあった仕事を紹介してくれるでしょう。

 

フリーランスだと実力不足の人や自分を売り込むのが下手な人だと、自分に合った案件や仕事を見つけられない事態に陥ってしまうこともあります。

このように社会保障や責任面で心配があるなら派遣、報酬の良さを重視したいもしくは得意な/好きな仕事に注力したいならフリーランスが良いので、それぞれのメリット・デメリットを比較したうえで自分に合った方を選んでください。

 

中でも経験豊富なエンジニアには、フリーランスに独立することをおすすめします。

派遣エンジニアは経験豊富な人ほどマージンが大きくなって損をしてしまっています。

 

経験が豊富なら仕事で発生する責任に理解もあるでしょうし、社会保障が手薄になってもその分実力で稼げるでしょう。

したがって現在の待遇に納得ができず、もっと稼ぎたいと思っている派遣のC言語エンジニアの方はぜひフリーランスへの転身を検討してみてください。

 

 

 

 

7.まとめ


C言語は使いこなせるエンジニアの数が限られており、派遣でも仕事に困りません。

ただ、自由な働き方はできても、派遣は給料が上がりにくいのが難点です。

 

給料が上がらないのは今は良くても、将来的には心配でしょう。

そこでおすすめするのがフリーランスへの独立です。

 

フリーランスなら実力に見合った報酬がもらえるので、実力次第で年収1,000万円以上も夢ではありません。

C言語エンジニアで年収を上げたいと思っているなら、フリーランスへの独立もぜひ検討してみてください。

 

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