公開日:2020.12.29
更新日:2025.03.24
近年ではJavaやPython、Ruby等数多くの魅力的なプログラミング言語が存在していますが、その中でも高い習得価値を誇るのがC言語です。
C言語は長きにわたってシステムの中核部分の開発に貢献してきた言語であり、汎用性やパフォーマンスの高さから大注目のプログラミング言語だと言えるでしょう。
そこで今回は、C言語の特徴やC言語でできること、メリットや将来性などを解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・C言語習得を検討しているエンジニアの方
・C言語でできることについて知りたい方
・C言語のメリットを知りたい方
・C言語の需要や将来性について知りたい方
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<目次>
1.C言語の特徴
実効速度が速い
あらゆる開発ができ汎用性が高い
他のプログラミング言語と比較して人気がある
習得難易度が高い
2.C言語でできること
ソフトウェア開発
ロボット・組み込み系の開発
OSの開発
3.C言語習得のメリット
あらゆる開発に対応でき自由度が高い
次の言語習得がスムーズ
パフォーマンスが良い
4.C言語習得のデメリットは特にない
5.C言語の将来性・需要
C言語は今後必要とされるか
C言語エンジニアの年収
6.まとめ
ここでは、C言語の特徴を4つに整理してお伝えします。
C言語の特徴としてまず挙げられるのが、実行速度が速い点です。
C言語はコンパイラ型言語であり、仮想マシンを必要とするJavaなどとは異なり直接ネイティブの機械語へコンパイルします。
そのため、現在では多数存在するプログラミング言語の中でも実行速度が最も速い言語の1つになっています。
一定以上の処理速度を求められる開発や、マシン環境が頼りない組み込み機器などでの開発には、C言語が適しているでしょう。
あらゆる開発に対応できる汎用性の高さも、C言語の特徴の1つです。
C言語であればコンピューター機器や自働車、家電やソフトウェア開発まで、様々な開発に利用することができます。
C言語は元々UNIXの移植を目的として作られた言語であり、ハードウェアに即した処理がしやすいと言えます。
しかし現在ではスマホのアプリケーション開発などにも使われており、用途の幅広さがC言語の特徴であると言えるでしょう。
C言語は、他のプログラミング言語と比べても人気の高い言語です。
日経×TECHが2021年8月に発表したプラグラミング言語利用実態調査によると、現在の人気プログラミング言語は以下の通りです。
順位 | プログラミング言語 |
1 | Python |
2 | JavaScript |
3 | C言語/C++ |
4 | Java |
5 | C# |
6 | VBA |
7 | HTML/CSS |
8 | VB.NET |
9 | PHP |
10 | VB |
上記の通りC言語は全プログラミング言語の中でも最も人気のある言語の1つであり、幅広い開発現場で使われていることの裏付けだと言えるでしょう。
C言語の特徴として非常によく言われていることが、習得難易度の高さです。
ハードウェアを制御する要素を持つC言語を身につけるには、ポインター管理やメモリ管理、デバッグの扱いを高いレベルで身につけなくてはなりません。
ライブラリーや開発手法など、プロジェクトが新しくなるたびに身につけなくてはならないことが多々あるため、途中で挫折することも多い言語です。
ただし、古くから存在する有名プログラミング言語であることから、学習用の教材は数多く存在しています。
この章では、C言語を習得することでできることを3つ挙げてお伝えします。
C言語の高い処理速度は、ソフトウェア開発の現場で大いに活用されています。
WindowsやMac、Linuxなど多くの方々が利用しているソフトウェアにC言語は採用されています。
Windowsのメモ帳やエクスプローラー、Macのテキストエディットなど一般的にも身近なシステムに、C言語もしくはC++が使用されています。
また、企業の人事管理など大規模な業務用ソフトウェアや仮想マシンを走らせるための環境開発にも、C言語が多く使用されています。
機械語に変換されるC言語は、スペックによる厳しい制約があるロボットや組み込み系の開発でも活躍しています。
組み込みソフトとは電子レンジなどの家電製品や産業機器を作動させるためのプログラムであり、C言語ではこれらを制御するプログラムの開発が可能です。
OSの開発にも、C言語が活用されます。C言語は元々OSの開発を元に造られた経緯があり、システムの中核部分の開発に適しています。
「MacOS X」や「Linuxカーネル」などはC言語を用いて作られており、あらゆるソフトウェアを稼働させるために、C言語は非常に重要な役割を担っている存在だと言えるでしょう。
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ここでは、C言語を習得するメリットを3つお伝えします。
C言語を習得するメリットとしてまず挙げられるのが、あらゆる開発に対応できる自由度の高さです。
これまで前述したように、C言語は汎用性が高く、OSやソフトウェア、業務システムなど非情に幅広い分野の開発に活用できます。
また、JavaやRuby、Pythonといった近年人気のプログラミング言語の動作環境もC言語で書かれており、C言語を習得することで非常に幅広い分野で活躍できるエンジニアになることができるでしょう。
C言語を習得すると、次に学習する言語の習得がスムーズになると言えます。
C言語は長い歴史を持つ言語であり、JavaやC#、C++など様々な言語の元になっています。
そのためC言語を習得することは、プログラミング言語全体の基礎を習得することに近いと言えるでしょう。
実際に、大学や専門学校などのプログラミング講義でもC言語が採用されることが多くあります。
iOS・MacOSのアプリ開発にも活用できるため、C言語を習得する効果は高いと言えます。
C言語のパフォーマンスの良さは、習得するメリットの1つです。
C言語はPythonやRubyなどのスクリプト言語やJava等の仮想マシンを必要とする言語とは異なり、ネイティブの機械語に直接コンパイルされます。
そのため、ゲーム等の即時性が求められる分野やスペックの制約が厳しい組込みシステムなどの環境では、C言語が非常に重宝されています。
多くの習得メリットがあるC言語ですが、さらに特筆すべき点は、C言語を習得するにあたってのデメリットが特段ない点です。
C言語は学習のハードルが高く、エンジニアに求められるレベルが高い点は確かに難点です。
しかし、それだけにプログラミング言語としての欠点は特になく、非常に優秀な言語だと言えるでしょう。
C言語にしっかりと取り組むことができれば、非常に幅広い分野で活躍できるエンジニアになることができるでしょう。
この章では、C言語の将来性や需要について解説します。
結論からお話しすると、C言語は今後も一定以上の需要が見込まれるでしょう。
C言語は1972年に誕生した歴史のある言語であり、現在ではC++やC#、Javaなど様々な派生言語は登場しています。
そして汎用性が高く、今後もソフトウェアのメンテナンスや拡張案件が糖分尽きることがないと考えられるでしょう。
高いパフォーマンスと安定性を持つC言語の需要は、今後も当分続くと考えるのが自然ではないでしょうか。
C言語エンジニアの年収は、350万円から1,000万円まで見込めるでしょう。
経験が浅いエンジニアであれば、いきなり高収入を狙うのは難しいかもしれません。しかし数多くの経験や業務知識を吸収していけば、年収1,000万円を超えることも現実的にあり得ます。
先ほどお話しした通り今後も一定の需要が見込まれる言語であり、C言語エンジニアを目指す意義は充分にあると言えるのではないでしょうか。
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C言語は汎用性が非常に高く、様々な分野での開発に利用できる優秀なプログラミング言語です。
習得難易度は高いものの、習得のために使える教材は数多く存在しています。
ソフトウェアやOSの開発などシステム開発の中核を担うことができる言語であり、習得により今後のプログラミング言語学習の基礎を固めることもできます。
今後も一定以上の需要が期待できるため、C言語エンジニアを目指す意義は充分にあると言えるでしょう。
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