JavaScriptのライブラリとは?フレームワークとの違いも解説!

市場動向分析

2022.11.05

エンジニアとして働かれている方の中にはJavaScripのコーディングに手間や負担を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめできるのがJavaScriptライブラリです。これを活用することによって、コーディングにおける各種負担を大きく軽減できます。

本記事では、プログラミング言語におけるライブラリとは何か解説した上で、フレームワークとライブラリとの違いについて解説します。
あわせて、JavaScriptのお勧めライブラリやJavaScriptのお勧めフレームワークについても見ていきましょう。

そして本記事の最後にはJavaScriptの年収について説明します。

 

 

 

1.そもそもプログラミング言語におけるライブラリとは


JavaScriptライブラリ関連画像
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プログラミング用語として使われているライブラリとは、使いまわしに優れた部品をセットにしてひとつのファイルにまとめたものです。

例えばJavaScriptの場合、Node.jsを活用することでサーバーサイドからフロントエンドまでWebアプリの開発を一貫して行えます。

 

また、中身がNode.jsなどのElectronを用いることで各種アプリの開発やブラウザ拡張機能の開発を行うことも可能です。

 

 

 

2.フレームワークとライブラリの違い


JavaScriptライブラリ関連画像
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ライブラリとフレームワークはいずれにおいても開発で広範囲におよんで再利用できるようにまとめたものです。

この二つには似通った部分もありますが、異なる部分もあることを忘れてはいけません。

 

以下、フレームワークとライブラリの特徴をまとめましたので、それぞれの特徴を確認してみてください。

 

ライブラリ

ライブラリとは広範囲で利用可能な機能を部品として再利用できるようにしたものを、複数にまとめてセットにしたものです。

つまり、ライブラリは部品を再利用できるように集められたものといえるでしょう。

 

ライブラリではセットされたファイルを全て使うのではなく、必要なもののみを引っ張り出して一般的に利用します。

 

 

フレームワーク

フレームワークとは開発のための枠組みで、再利用しながら用いることが可能です。

テンプレートはベースとして用い、ニーズや用途に応じて機能を追加しながら利用します。

 

 

 

3.JavaScriptのお勧めライブラリ


JavaScriptライブラリ関連画像
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JavaScriptのお勧めライブラリとして下記の4つが挙げられます。

 

jQuery(ジェイクエリー)
React.js(リアクトジェイエス)
Riot.js(ライアットジェイエス)
Node.js(ノードジェイエス)

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

jQuery(ジェイクエリー)

jQueryは2006年にジョン・レシグ氏によって公開されたライブラリで、JavaScriptコードを簡潔に記述できることからも高い人気を集めています。

jQueryの活用によって表示されているページを一層使いやすくすることが可能です。

 

jQueryはWebサイトの利用者にもWebサイトの制作者にもメリットがあります。

利用者は必要なときに行いたいことを柔軟にできます。

 

一方、制作者はページ上のスペースを効果的に活用する機能を実装することが可能です。

また、多くのブラウザに対応しているため、広範囲におよんで利用することができます。

 

 

React.js(リアクトジェイエス)

React.jsはFacebookが開発を行ったユーザーインターフェースの構築を目的にしたJavaScriptライブラリです。

高い人気を安定的に誇っており、大手有名企業でもよく利用されています。

 

このライブラリにはユーザーインターフェースの機能に特化して提供しているという特徴があります。

メモリにDOMの状態をキャッシュし、差分のみ再描画することによってハイスピードな描写の実現を可能としています。

 

そのスピードの速さからGitHubが提供を行っているエディタAtomにおいても採用されています。

 

 

Riot.js(ライアットジェイエス)

Riot.jsはオープンソースのJavaScript製軽量ユーザーインターフェースライブラリで、MITライセンスの元で公開されています。

Riotには反乱という意味があるよう、Riot.jsは他のライブラリに反抗して開発されました。

 

ライブラリの複雑化が進む中、Riot.jsはシンプル、かつエレガントなユーザーインターフェースの作成を実現しています。

また、このライブラリは軽量で、全てが約10KBに収まる容量です。

 

そのため、ダウンロードを短時間で行える他、メンテナンス時にかかるコストも抑えられます。

その他にも、他のライブラリと比較して、学習のしやすさもポイントです。

 

文法がシンプルであり、かつコードの総量も少なくなっています。さらに、テンプレートディレクティブはif、each、isの3種類のみです。

 

 

Node.js(ノードジェイエス)

Node.jsはJavaScriptをフロントエンドではなく、サーバーサイドで動かすために開発されました。

このライブラリは非同期通信などの内部処理に特化しているため、Webサーバーの構築に主に使用されています。

 

大量の通信をスピーディーに処理できるため、リアルタイムでの通信が必要なアプリケーションでも利用されています。

Node.jsはJavaScriptでOSの機能にアクセスを行うためのプログラムを組むことも可能です。

 

ブラウザ上で動作していたときにはできなかったファイルの自由な読み書き、およびネットワーク通信などのOS機能を扱うこともできます。

 

 

 

4.JavaScriptのお勧めフレームワーク


JavaScriptライブラリ関連画像
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JavaScriptのお勧めフレームワークとして下記の2つが挙げられます。

 

AngularJS(アンギュラージェイエス)
Vue.js(ビュージェイエス)

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

AngularJS(アンギュラージェイエス)

AngularJSとはJavaScriptのフロントエンドフレームワークです。

Googleとそのコミュニティによって開発されたオープンソースのソフトウェアとなっています。

 

AngularJSには下記の特徴があります。

 

スピーディーな開発を実現できる
開発に必要な機能が搭載されている

 

AngularJSを動かすために必要な手順はシンプルです。

また、AngularJSは記述量が少ないため、これを活用することで作業時間の節約にもつながります。

 

AngularJSにはシステム開発で通常用いられている機能が全て搭載されています。

開発者に求められることは、定められたディレクティブを決められた記法で指定することのみ。

 

また、複数のフレームワークを組み合わせて利用する必要がないため、AngularJSのみでアプリケーション開発やJavaScriptのシステム開発が可能です。

ただし、AngularJSはセキュリティ上の欠陥や、ブラウザなどのバージョンアップで作動しなくなった場合のみでしかバージョンアップは行われません。

 

今後も、現在の機能以上に機能が実装されることがない点を留意しておきましょう。

 

 

Vue.js(ビュージェイエス)

Vue.jsはGoogleの元エンジニアであるエヴァン・ヨーによって開発された、ユーザーインターフェースの構築を目的としたフレームワークです。

Vue.jsは独自の規格やルールが少ないため、他のフレームワークよりもアプリ開発を柔軟に行えます。
 

Vue.jsには下記の特徴があります。

 

作業負担を軽減できる
学習にかかるコストを減らせる
小規模な開発に最適

 

Vue.jsにはDirectiveが独自に搭載されているため、Document Object Model操作を自動で行えます。

他のライブラリと比べてもシンプルで、かつコードの分かりやすさが特徴です。

 

そのため、全体に記述するコードの量を減らして、スピーディーな開発を実現することもできます。

JavaScriptフレームワークには多くの種類があり、各開発現場ごとに新しい技術の取得が求められるケースも多いです。

 

そうした中で、Vue.jsは学習コストが低い言語で、初心者や経験年数の浅い人でも開発をすぐに行うことができるため重宝されています。

Vue.jsは日本においても一定の人気があるため、情報や使い方などがインターネット上にも溢れており学びやすいでしょう。

 

Vue.jsは小規模な開発を行う際に最適なフレームワークです。

Vue.jsはコードを1行書くだけで簡単に使うことができ、かつシンプルであることからもSingle Page Applicationの開発など小規模な開発でも効果を期待できます。

 

ただし、Vue.jsには大規模な開発には不向きな点もあるため、規模が大きい開発を行う際はReactやAngularといったフレームワークがおすすめです。

 

 

 

 

5.JavaScriptの年収


JavaScriptライブラリとは関連画像
JavaScriptライブラリとは関連画像

フリーランスを対象にした求人サイトフリーランススタートに掲載のJavaScriptエンジニアの求人を参照したところ、相場は700~1200万円程度です。月額の報酬は60~90万円程度の求人が目立ちます。

また、案件によっては単価が200万円前後のものもあります。

 

日本人の平均年収が400万円台であることを考慮すると、JavaScriptのエンジニアは平均年収の約二倍といえます。

少なくない人が年収1000万円を一つの目標としていますが、JavaScriptのエンジニアであれば年収1000万円超えも現実的と考えられるでしょう。

 

JavaScriptの年収関連画像
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6.まとめ


JavaScriptはあらゆるWebアプリケーションに不可欠な要素であり、そのニーズの高さは安定しています。

そうした中で、コーディングに手間や負担を感じる方や、効率よく業務を進めたいと考える方も少なくありません。

 

JavaScriptは適切なライブラリを選択することで、コーディングの効率化を実現できます。

本記事で解説したように、JavaScriptにはさまざまなライブラリがあります。

 

それぞれのライブラリに特徴があるため、ご自分の業務や目指すべき方向性に合ったライブラリを選択してみてください。

JavaScriptのエンジニアは活躍の場が広いだけでなく、将来性も期待できるでしょう。

 

平均年収よりも多く稼げることも十分期待できるため、平均以上稼ぎたい方や年収アップを目指す方にもおすすめです。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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