フロントエンドエンジニアになるには何が必要か?具体的な道筋やキャリア形成について

転職

2023.04.12

フロントエンドエンジニアになりたい、またはフロントエンド案件を受注したいとお考えであれば、まずはフロントエンドエンジニアがどのようなものか知る必要があります。
フロントエンドエンジニアに関する情報収集を行い、その上でどうすればフロントエリアになれるのか把握して、その先のキャリア形成についても前もって考えておくことが大切です。

今回はフロントエンドエンジニアに関する基礎知識、フロントエンドエンジニアになる具体的な道筋や方法、そしてフロントエンドエンジニアのキャリア形成に関する考え方についてお話しします。

<目次>
1.フロントエンドエンジニアに関する基礎知識
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアに必要なスキル
スキル以外でフロントエンドエンジニア案件を受注するために必要なこと
未経験でもフロントエンドエンジニアになれるかどうか
フリーランスでもフロントエンド案件を受注できるか
2.フロントエンドエンジニアになる具体的な道筋や方法
フロントエンドエンジニアに関するスキルを独学で身につける
専門学校やプログラミングスクールでスキルを身につけて就職する
エンジニア系の転職エージェントに登録して相談する
未経験OKな開発会社のフロントエンドエンジニア求人に応募する
フリーランスしてフロントエンド案件のプロジェクトに参加する
3.フロントエンドエンジニアのキャリア形成に関する考え方
フロントエンド案件の受注実績を積み上げることが重要
フロントエンド案件に関する情報収集を常に怠らない
正社員や派遣社員、フリーランスなど働き方の選択肢を増やす
フロントエンドエンジニアにこだわりすぎないことも大事
フリーランスの場合は「収入の安定化」を重視すること
4.まとめ

 

 

 

1.フロントエンドエンジニアに関する基礎知識


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はじめにフロントエンドエンジニアに関する基礎知識について解説します。

 

フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、フロント、すなわちユーザーの目に入る部分をプログラミングして実装するエンジニアを指します。

基本的には全体のデザインについてはデザイナーが行い、デザイナーが作成したデザインに基づいてコーディングやプログラミングで形にする部分が主な仕事です。

 

パソコンやスマートフォン、タブレットのディスプレイに直接表示される部分が担当であり、単にデザインを表現するだけでなく、機能と組み合わせていく必要があります。

そのため、目に見える部分と目に見えない部分の両方のコーディングやプログラミングのスキルや知識が必要であり、新しい技術にも対応していける柔軟さも必要です。

 

 

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

 

HTML/CSS
JavaScript
PHP
CMS
開発するツールを使えるスキル
デザイナーや他のエンジニアと連携するコミュニケーション力
クライアントの要望をしっかりと聞いて形にする力
納期までにしっかりと成果物を作り上げる実力
フロントエンドエンジニア以外の部分の技術に関する知識

 

上記はフロントエンドエンジニアに必要なスキルの一例です。

ただし、就職や転職先の企業やプロジェクト案件によって対応する業務範囲は異なるため、必ずしも全てが必要とは限りません。

 

とはいえ、フロントエンドエンジニアとしての技術や知識に関しては幅広く蓄えていた方が、キャリアアップしやすいのも事実です。

ひとつの技術に特化すると同時に、浅く広く様々な技術について学び続けられるような姿勢を持つことが求められます。

 

 

スキル以外でフロントエンドエンジニア案件を受注するために必要なこと

エンジニアとしてのスキル以外で、フロントエンドエンジニア案件を受注するために必要なこととして、案件を受注するための営業力が挙げられます。

同時に、エンジニアとしてので自分自身の実力をしっかりとアピールし、必要だと思ってもらえるコミュニケーション力も必須と言えるでしょう。

 

現実問題として実力があってもアピール不足、もしくは案件を取るための営業の仕方がわからないという状態ですと仕事が取れません。

エンジニアとしていた技術とともに、営業分野においてもスキルや技術を身につけていく必要があることを理解し、技術だけではダメだということは前もって理解しておきましょう。

 

実際には案件を取得していこうとする中で磨かれていくものでもあるので、営業力がないから諦めるというよりも、営業力を身につけるために案件の取得やプロジェクトへの参加を積極的に行うことも大切です。

 

 

未経験でもフロントエンドエンジニアになれるかどうか

未経験でもフロントエンドエンジニアになれるかどうか、企業や案件にはよるもののなれると言えるでしょう。

実際に誰でも最初は未経験ですので、企業やプロジェクトリーダーとしてもチームのメンバーとして受け入れて育てることも仕事の一つであるためです。

 

同時に即戦力な人材はなかなか獲得しづらいこともあり、やる気があって積極的に成長してくれる人を求める場合もあります。

ただし、未経験なのに経験者として即戦力と言いながら応募をしないこと、実力が伴わないのにプロジェクトの参加をしてしまうと、自分自身が追い詰められ大変な思いをすることは忘れないでください。

 

必ず未経験可の企業や案件に応募することを前提として、少しずつ経験を積んでいくということを重視しましょう。

 

 

フリーランスでもフロントエンド案件を受注できるか

フリーランスエンジニアとしてフロントエンド案件を受注できるかどうかは、実力と営業力次第と言えます。

実際にフロントエンドエンジニアとしての実績はなくても、必要なスキルが揃っており、適切にアピールやアプローチができる人であれば、案件の受注やプロジェクトへの参加はそう難しくないでしょう。

 

同様にフリーランスエンジニアのプロジェクトへの参画を希望するケースもあるため、リモートなどで対応できる技術があれば場所を選ばずに応募することもできます。

その場合はオンラインでのコミュニケーションをしっかりと対応できること、リモートでもきちんとした成果をあげられることが前提となるため、 応募や面接の段階で自分自身の対応する業務範囲を明確にしておくことを忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

2.フロントエンドエンジニアになる具体的な道筋や方法


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次にフロントエンドエンジニアになる具体的な道筋や方法について解説します。

 

フロントエンドエンジニアに関するスキルを独学で身につける

フロントエンドエンジニアになる具体的な道筋の一つに、フロントエンドエンジニアに関するスキルを独学で身につけることが挙げられます。

オンライン上で情報を収集して学んだり、書籍を購入したりするなど知識を少しずつ加えていくという形です。

 

その他にも無料で学べるオンラインサービスを利用したり、動画などで学んでいく方法も挙げられます。

基本的にエンジニアという職業は自分自身で学べる人が強く、長く働き続けるための前提にもなっていることから、自分自身を成長させるスキル、学び続けられるスキルとして独学できる姿勢を保つことは非常に重要であると覚えておくべきです。

 

エンジニアとしての成長、スキルアップ自体がキャリアアップに直接影響することを忘れず、学ぶこと自体が結果として報酬アップにつながるというイメージを持つことをおすすめします。

 

 

専門学校やプログラミングスクールでスキルを身につけて就職する

フロントエンドエンジニアになるために、専門学校やプログラミングスクールでスキルを身につけて就職するという道筋もあります。

昨今では働きながら学べるプログラミングスクールなどもあるため、収入を途絶えさせることなく学ぶ環境を手に入れることもできるでしょう。

 

コミュニケーションをする機会も増えますし、就職するためのサポートが受けられることもあるため、独学では途中で挫折してしまいそうだ、むしろ独学では難しいといった方におすすめの方法と言えます。

ただし、専門学校やプログラミングスクールは時間的なコストの他に、金銭的なコストなど初期費用が必要であるため、確実にフロントエンドエンジニアになりたいという気持ちが必要です。

 

 

エンジニア系の転職エージェントに登録して相談する

エンジニアとしての就職経験や実務経験があるなら、エンジニア向けの転職エージェントに登録して相談し、就職や転職するという方法もあります。

場合によっては、未経験でもエンジニア向けの転職エージェントに登録することで、未経験を育てる企業やプロジェクト案件に出会えることもあるため、フロントエンドエンジニアに興味を持った時点で登録してみても良いでしょう。

 

実際に転職エージェントについてはもちろん即戦力が求められることもありますが、まずはフロントエンドエンジニアになりたいという意欲のある人を企業に紹介するということもあるため、実力がない、未経験だからと諦めてしまうのではなく、登録して相談するという行動をとったほうが良い結果に繋がる可能性があることも覚えておきましょう。

同じく実務経験がある場合においても、フロントエンドエンジニアとしての経験がないからと諦めず、まずは転職エージェントに登録する、相談するという行動をとりましょう。

 

自分自身に何が足りないのか、何が必要なのか可視化できるようになるため、足りないスキルや実力を把握することにもつながるので大変おすすめです。

 

 

未経験OKな開発会社のフロントエンドエンジニア求人に応募する

転職エージェントを利用するのではなく、未経験OKな開発会社のフロントエンドエンジニア求人に応募するという方法もあります。

いくつかの企業のホームページをチェックして、求人募集を探したり、Indeedなど求人や案件の一括検索ができるサイトを利用するなどして情報収集をまずは行いましょう。

 

応募フォームから登録して連絡をしてみたり、実際の相場を把握したりすること自体がフロントエンドエンジニアにつながる行動だということを覚えておくべきです。

ただし、未経験OKと言っても最低限必要なスキルが求められることもあるため、エンジニアとしての技術が全くないという状態では厳しいこともありますので、何らかの形でエンジニアのスキルを身につけてから応募した方が良い結果が得られるかもしれません。

 

とはいえ、何もしないままではフロントエンドエンジニアにはなれませんので、履歴書や職務経歴書を送って面談まで行ければ、自分に何が足りないのかも把握できるでしょう。

 

 

フリーランスしてフロントエンド案件のプロジェクトに参加する

ある程度のスキルや実力、実績があるフリーランスエンジニアであれば、フロントエンド案件のプロジェクトに参加するという方法もあります。

実際にエンジニアとしてのスキルや技術はリアルタイムに身につけていくことができる可能性も高く、働く中で急ピッチでスキルアップしていくという方法もあるためです。

 

もちろん、エンジニアとしていくつかのスキルを身につけていることは前提とも言えますが、技術的に何が必要か学びながら対応していている柔軟性があれば特に問題はないでしょう。

実際に未経験と経験者の分かれ目は、実務で仕事をしたかどうかという部分でしかありません。

 

言い換えれば実際のプロジェクトの現場で働くことができなければ、どのような形で仕事をしているのかも分かりませんし、何が必要で何が足りないかも分からないっていうことです。

そのため、自分自身の現在のスキルを棚卸しした上で、しっかりと対応できることを示して、プロジェクトに参加する中で成長させていくという考え方も持っておいて損はありません。

 

もちろん、エンジニアとしての他のスキルも身についていない、そもそもエンジニアとして働いたことがないという状態ですと採用になるのは厳しいので、ある程度実力を示させるようスキルや知識を磨いていくことが大切であると覚えておいてください。 

 

 

 

 

3.フロントエンドエンジニアのキャリア形成に関する考え方


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次にフロントエンドエンジニアのキャリア形成に関する考え方について解説します。 

 

フロントエンド案件の受注実績を積み上げることが重要

フロントエンドエンジニアとしてキャリア形成をするためにも、まずはフロントエンド案件の受注実績を積み上げることが重要と言えます。

少しずつでも着実に案件に対応していくことができるようになれば、将来的にフロントエンドエンジニアとして働くための実力も身に付きますし、様々なクライアントと知り合うことができれば直接的に声を掛けて貰う事も増えてくるでしょう。

 

フロントエンドエンジニアとして経験という状態をまずは卒業する人があるため、最初の頃は焦ってしまう可能性が高いですが、ブラックな案件や企業に安易に応募しないことも重要です。

明らかに給与が低い、働いている時間が長い、契約内容と異なる業務を担当しているなど、違和感を感じたらすぐに離れるということも覚えておいてください。

 

また、同じく最初の段階ではなかなか簡単には案件の受注やプロジェクトへの参加ができないことも考えられます。

何が足りないために未経験から卒業できないのかを客観的に見ることを忘れず、スキルや実力が足りないのであれば技術を学んで知識を増やし、スキルを身に付けることに時間を費やすことが大切です。

 

 

フロントエンド案件に関する情報収集を常に怠らない

フロントエンド案件に関する情報収集を常に怠らないことも重要と言えます。

案件が受注できない、プロジェクトに参加できないという場合において、そもそも情報収集の量が足りないことがあるためです。

 

同様に数打てば当たるということではないため、一つ一つの募集や応募を大切にして、そのたびに何が原因だったのか効果検証と改善を行っていくことも忘れないようにしましょう。

現実問題としてうまく未経験から卒業できない人のほとんどは、自分自身を客観的に見えていない、スキルが足りないことに気づいていない、自分の実力にマッチする案件に応募できてないことが理由です。

 

自分の身の丈を知った上で、明らかにミスマッチ、アンマッチな案件には応募しないこと、未経験だとしても最低限必要なスキルを身につけておくことなど、フロントエンドエンジニアになるために着実に積み上げていくということを重視すると良いでしょう

 

 

正社員や派遣社員、フリーランスなど働き方の選択肢を増やす

フロントエンドエンジニアになりたいと本気で考えているのであれば、正社員や派遣社員、フリーランスなど働き方の選択肢を増やして未経験から卒業することも重要と言えます。

まずは働いてみなければ何が必要か見えてこないこともあり、見当違いの方向でスキルや知識を蓄えていることがあるためです。

 

その場合は未経験でしっかりと研修や学習期間がある企業や派遣会社を選ぶようにして、学ぶ機会があるかどうかをチェックすると良いでしょう。

実際に2週間や1ヶ月など研修期間を経て、後は現場で学んでいくというケースがあります。

 

独学やプログラミングスクールで学んでいくことは重要ですが、現場で実務を学ぶ方が本当に必要なことが理解でき、何が足りないのかわかればすぐに現場のプロに教わることも可能です。

ただし、明らかにエンジニアとしてのスキルが足りていない場合ですと嫌がられてしまうこともあるため、何の技術も無いまま飛び込んでいくということだけは避けた方が良いでしょう。

 

場合によってはITパスポート基本情報技術者試験を取得したのち応募するというステップの方がITスキルにおける必要最低限の知識が身についているので楽かもしれません。

 

 

フロントエンドエンジニアにこだわりすぎないことも大事

フロントエンドエンジニアはプログラミングやコーディングができるだけでは務まらないのも事実です。

そのため、フロントエンドエンジニアにこだわりすぎてしまうことで、様々なスキルが未成熟なまま時間だけが過ぎてしまうことも考えられます。

 

まずはその他のエンジニアや技術職を経由して、最終的にフロントエンドエンジニアになるという道があることも覚えておきましょう。

実際にフロントエンドエンジニアの各技術は習得困難な技術ではありません。

 

ただし、全体的に技術やスキルを学んだとしても、いきなりフロントエンドエンジニアになれないのも事実です。

まずはHTMLやCSS、 またはJavaScriptやPHPなど土台となるスキルを磨いてから、その他のスキルや技術を磨いていくという形があることも覚えておいてください。

 

フロントエンドエンジニアとしての様々なスキルが成長してくることで、実際に働くために必要なスキルや技術が身につけば、自然とフロントエンド案件やフロントエンドエンジニアとしての就職や転職も可能になるでしょう。

 

 

フリーランスの場合は「収入の安定化」を重視すること

フリーランスとしてフロントエンドエンジニアになりたい場合は、収入の安定化を重視することも忘れないようにしてください。

フリーランスのフロントエンドエンジニアになることを重視してしまったことで、フロントエンド案件が取れない、フロントエンド案件のプロジェクトに参加できないという状況が続けば生活がままならなくなります。

 

フリーランスエンジニアとして得意とする分野があるのであれば、まずは収入を安定化させながらスキルや実力をアップさせて、実績を積み上げていったほうが無難ということです。

実際にエンジニアとしての実績が積み上がってくれば、フロントエンド案件を受注することも難しくなくなりますし、フロントエンドエンジニアと関わることができれば、どのような形で仕事をしているのかも見えてくるようになります。

 

同様にエンジニアとして様々なスキルや技術を習得できることができるようになれば、フロントエンドエンジニアとしてのスキルを身につけることも難しくありません。

特にフリーランスの場合はエンジニアの業務以外にも契約周りや税金関連の知識も必要であり、自己管理が大切な働き方です。

 

フロントエンドエンジニアになりたいという熱意や気持ちも大切ですが、自己管理やバックオフィス系の知識も必要であることを知っておきましょう。

 

 

 

 

4.まとめ 


今回はフロントエンドエンジニアに関する基礎知識、フロントエンドエンジニアになる具体的な道筋や方法、そしてフロントエンドエンジニアのキャリア形成に関する考え方についてお話しました。

フロントエンドエンジニアは、ユーザーから見える部分を担当するため、ユーザーの目線に立って物事を考える必要があります。

 

その上でプロジェクトチームのメンバーとして、デザイナーや他のエンジニアと円滑にコミュニケーションしていくことで、クライアントが望む成果物を作り上げる必要があるのです。

フロントエンドエンジニアとしての実績を積み上げることができれば、年収アップが見込めるだけでなく長くフロントエンドエンジニアとして働き続けることができるキャリア形成ができるでしょう。

 

その他にもスキルアップによって、他の職種やエンジニアになることも可能ですので、自らの成長を続けながら幅広く知識を蓄えておく事をおすすめします。 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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