公開日:2020.06.25
更新日:2025.03.24
エンジニアは年収が高いという話を聞いたことがありますか?
近年、IT技術の飛躍的な進歩でIT企業の活躍が目立つようになり、エンジニアを目指す人も増えてきています。
そこでエンジニアの年収って実際はどのぐらいなのか、知りたい方が多いのではないでしょうか。
エンジニアとして既に活躍をしている方は、自身の稼いでいる報酬は平均なのか、それ以上なのか以下なのか、疑問に思っている方も多いかと思います。
そんな今回はJavaというプログラミング言語に絞り、Javaエンジニアの年収について解説していきます。
また、Javaエンジニアの仕事内容、Javaエンジニアとして年収をアップさせる方法、Javaエンジニアの将来性についても解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・Javaエンジニアの年収を知りたい方
・Javaエンジニアとして既に活躍をされている方
・Javaエンジニアを将来的に検討している方
・Javaというプログラミング言語に興味/関心がある方
・Javaエンジニアの年収について深く理解をしたい方
・プログラミング言語の学習を検討している方
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<目次>
1.Java(プログラミング言語)とは
2.Javaエンジニアの仕事内容
Webアプリ開発
業務システム開発
Androidアプリ開発
組み込み/制御システム開発
3.Javaエンジニアの平均年収
4.フリーランス求人・案件数から見るJavaのニーズ
5.Javaエンジニアとして年収アップさせる方法
Java(プログラミング言語)の習得
Webシステム開発やアジャイル開発の経験をする
上流工程の経験
6.Javaエンジニアの将来性
7.まとめ
Java(プログラミング言語)について解説していきます。
Javaは、オブジェクト指向のプログラミング言語で、2016年時点で900万人の開発者がいると言われています。
Javaは2010年、Sun MicrosystemsがORACLE社に吸収合併されており、その後はORACLE社がJavaを提供しています。
JavaはGoogleが開発に用いている「Google3大言語(Java、C++、Python)」の1つです。
JavaはWebアプリケーション、モバイルアプリ、デスクトップアプリケーション、基幹システムなどに広く用いられ、日本でも昔から変わらず人気が高い言語です。
Javaは"Write once, run anywhere"という言葉に表される通り「一度プログラムを書けば、どこでも実行できる」という特徴を持っています。
Javaは、Windows、Mac、LinuxなどのOSで汎用的に動作すること、マルチスレッドを活用した並行開発が容易、型の制約により不具合が発見されやすい、言語自体の信頼性が高い、処理速度が速く安定性があること、セキュリティに優れているなどの理由から、金融系、決済系、生産管理など、特に大手企業の大規模なプロジェクトで採用されることが多いです。
JavaのフレームワークはSpring Framework、Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)、Apache Struts、Apache Wicket、Play Framework、Spark Framework、JSF(JavaServer Faces)、SAStruts(Super Agile Struts)などあります。
Javaエンジニアとして、Spring Framework、Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)、Apache Strutsなどを使う機会が多いでしょう。
そのため、Java習得の際にそれらJavaフレームワークも習得しておくことをおすすめします。
Javaを活用している企業はTwitter、Google、LINE、楽天、Yahoo! Japanなどです。
この章では、Javaエンジニアの仕事内容について解説していきます。
Javaが開発できるシステム/アプリを4つに分けて見ていきましょう。
Javaはブラウザを通じて動作するWebアプリケーション開発が可能です。
Javaエンジニアとして、Webアプリケーション開発、SNSやソーシャルゲーム開発、証券取引システム開発、ECサイトのシステム開発に携わることが出来ます。
Javaエンジニアの仕事内容は、画面の開発を行うフロントエンドの分野と、内部処理を担当するバックエンドの分野に分かれます。
Javaにおける大規模なWebサービスやソーシャルゲーム開発は、複雑な計算処理や大量データを取り扱うことも頻繁にあり、システム間の連携や情報セキュリティも重要になっています。
Javaエンジニアとして、業務アプリケーションや基幹システムなどのシステムを開発することが出来ます。
Javaは、不具合が起こりづらく、安定した動作や効率の良い開発が可能という特徴を持っています。
そのため、Javaは大手企業の基幹を成す業務システムの開発で採用される傾向にあります。
具体的に販売管理システム開発、営業管理システム開発、人事・給与・会計などの基幹システム開発、金融系システム開発(都市銀行など)があります。
Javaエンジニアの仕事内容は企業やプロジェクト毎により担当する業務が異なりますが、新規の開発やシステムのリプレイス、保守・運用などのメンテナンス業務です。
Javaエンジニアとして専門領域や開発知見、開発に必要な周辺知識を持っていると重宝されるでしょう。
世界的に有名なプログラミング言語のJavaは、Androidアプリ開発をすることが出来ます。
なお、AndroidというOS自体がJavaを利用して開発されています。
JavaエンジニアとしてAndroidアプリ開発はフロントエンドとバックエンドを担当します。
またJavaエンジニアの中には、自身でアプリを開発しストアにリリースするエンジニアもいます。
Javaエンジニアとして家電製品内の組み込み/制御システム開発をすることも可能です。
家電製品などは温度調整や自動停止、自動タイマー機能など、多機能な家電製品には様々なシステムが組み込まれています。
そのため、プログラミングを行い、これら機能の開発をすることもJavaエンジニアの仕事です。
この章ではJavaエンジニアの平均年収について見ていきましょう。
また、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアを比較した年収も解説します。
Javaのフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
Javaエンジニア | 757万円 | 2,400万円 | 240万円 |
Javaの平均年収が757万円、Javaの最高年収が2,400万円、Javaの最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年6月時点)
Javaのフリーランスエンジニアの年収詳細は下記Javaのフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート Javaのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、Javaの平均月額単価が63.1万円、Javaの中央値月額単価が60万円、Javaの最高月額単価が200万円、Javaの最低月額単価が20万円となっています。
では、Javaの時給単価を見ていきましょう。
doocy Job Javaのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、Javaの平均時給単価が4,414円、Javaの中央値時給単価が4.360円、Javaの最高時給単価が7.500円、Javaの最低時給単価が2,850円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年6月時点)
次に会社員エンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、20代のエンジニア平均年収が373万円、30代のエンジニア平均年収が509万円、40代のエンジニア平均年収が605万円、50代以上のエンジニア平均年収が701万円という結果が出ています。
その中でJavaの会社員エンジニアの平均年収は545万円と言われています。会社員エンジニア全体の平均年収を比較するとJavaの会社員エンジニアの方が年収が高く、30~40代の会社員エンジニアの平均年収内であることが分かります。
また、JavaのフリーランスエンジニアとJavaの会社員エンジニアと比較してみると、フリーランスエンジニアの方が220万円程年収が高いという結果が分かりました。
Javaエンジニアとして活躍をするのであれば、会社員エンジニアよりも平均年収や高年収が獲得しやすいフリーランスエンジニアをおすすめします。
Javaエンジニアとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章ではフリーランス求人・案件数でJavaのニーズを解説していきます。
フリーランス求人・案件で公開されている開発言語・スキルの公開案件数を分析するとJavaが26,203件、PHPが13,554件、JavaScriptが7,396件、C#が5,022件、Rubyが4,659件、SAPが4,473件、VB.NETが4,460件、SQLが4,435件、Pythonが4,427件、Androidが4,093件となっています。(※フリーランススタート調べ/2020年6月)
つまり、Javaのフリーランス求人・案件数が26,203件で1位であることが分かります。
2021年6月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は194,745件です。
Javaのフリーランス求人・案件の占有率は約13.4%という他プログラミング言語と比較して圧倒的であることが分かります。
上記結果から、Javaがフリーランス求人・案件数と占有率において圧倒的に1位であるため、IT市場にJavaのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではJavaエンジニアとして最大限活躍し、年収をアップさせる方法を解説していきます。
Javaエンジニアとして年収をアップさせる方法は、Javaというプログラミング言語を習得することが必要です。
しかし、Javaを完璧にマスターしているエンジニアはほとんど存在しないでしょう。Javaを含むプログラミング言語は日々進化をしているため、完璧に習得することは不可能に近いです。
その中でもJavaエンジニアとして年収をアップさせている方は常に学習する姿勢や意欲を持ち続けています。
Javaエンジニアとして学習し続けることにより、日々成長することができます。
そのため、Javaエンジニアとして、結果的に経験や活躍できるフィールドが広がり、高年収の求人・案件に参画できるのです。
Javaエンジニアとして年収をアップさせる方法は、Webシステム開発やアジャイル開発の経験を積むことです。
Javaはプログラミング言語として汎用性があるため、中・長期的な観点から見ても、求人・案件が豊富と言えるでしょう。
Javaエンジニアも相対的に必要となり、今後エンジニア人口が増加すると予測されます。
Javaエンジニアとして業務系システム開発以外にも、Webシステム開発やアジャイル開発の経験を積むことにより、幅広い求人・案件に参画可能になります。そのため、自分自身の価値や希少性が上がり、高収入になりやすいでしょう。
年収アップをするためWebシステム開発やアジャイル開発経験をしっかり積み、自身に付加価値を付けましょう。
その他、Java単体のプログラミング言語の追求以外にも、Scala、Python、Ruby、PHPなどJava以外のプログラミング言語知識や、Java開発に関連するインフラの周辺知識、参画する業界知識を幅広く学習しましょう。
Javaエンジニアとして広い視野を持ち、様々な作業や開発を経験することが高年収を獲得する上で必要と言えます。
Javaエンジニアとして年収をアップさせる方法は、上流工程の経験をすることです。
Javaにおける業務系システム開発を例として挙げさせていただくと、業務系システムの作業では、顧客の意向を理解し、仕様をつめられる人を必要とするケースが多いようです。
つまりJavaエンジニアとして要件定義など上流工程の経験がある方は、希少性が高く、高年収になりやすいでしょう。
その他リーダーとしてチームを取りまとめられるマネジメントスキルがあることも高年収を獲得出来る重要な要素と言えるでしょう。
以上の傾向から「上流工程の経験」が年収アップに繋がると考えられます。
この章ではJavaエンジニアの将来性について説明します。
Javaエンジニアのニーズは今後も安泰していく可能性が非常に高いでしょう。
Javaエンジニアのニーズが安泰な理由として、Javaというプログラミング言語は汎用性が高く、業務系システム開発、Webアプリ開発、ソーシャルゲーム開発、組み込み/制御システム開発、IoT開発など様々な開発に使用されていること、PYPL IndexのGoogle検索エンジンにおいて話題になったプログラミング言語として2位を獲得するほど、非常に人気の高いプログラミング言語であることなどが挙げられます。
また、MMD研究所の調査によると、日本でメインで利用しているスマートフォンの利用率はAndroidが57.2%、iPhoneは42.8%となっています。また、統計データサイト「StatCounter」の調査によると世界的に見ても2020年1月のデータではAndroidが74.3%、iOSが24.76%と圧倒的にAndroidの方が高いという結果が出ています。
スマートフォンの出荷台数を分析してみると、2019年にIDCが予測する2019年のスマートフォン世界出荷台数は13億7110万台です。今後年平均1.1%の伸び率で推移し、2023年には14億8450万台になると予測されています。
2019年のOS別の出荷台数比率はAndroidが87%、iOSが13%です。2023年になってもこの比率に大きな変化はないと予測されています。そのため相対的にみてAndroid開発に必要なJava求人・案件は増加していくでしょう。
さらに、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT、ブロックチェーン、xR、5GなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点よりITエンジニアは人材不足が陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があります。
上記様々な分析を考慮すると、Javaエンジニアのニーズは短期的に見ても、増加していく可能性が高く、中・長期的にみてもニーズがなくなる可能性は非常に低いと考えられます。
今回はJavaというプログラミング言語に絞り、Javaエンジニアの年収、Javaエンジニアの仕事内容、Javaエンジニアとして年収をアップさせる方法、Javaエンジニアの将来性について解説してきました。
Javaエンジニアは様々な開発の求人・案件に携われる機会が、他プログラミング言語と比較して多いでしょう。
そのため、その汎用性の高さからJavaエンジニアを求めている企業が多いのも事実です。
Javaエンジニアとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
Javaエンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
そのため、Javaの開発を数年経験した後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
Javaエンジニアとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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