公開日:2020.07.17
更新日:2025.03.24
キャラクターデザイナーと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容をいまいち分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT/Web業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はキャラクターデザイナーという職種に絞り、キャラクターデザイナー年収の詳細(平均年収や最高年収)、キャラクターデザイナーの仕事内容、キャラクターデザイナーの年収アップに必要なスキル、キャラクターデザイナー年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るキャラクターデザイナーのニーズ、キャラクターデザイナーの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・キャラクターデザイナーの年収を知りたい方
・キャラクターデザイナーとして既に活躍をされている方
・キャラクターデザイナーを将来的に検討している方
・キャラクターデザイナーに興味/関心がある方
・キャラクターデザイナーの年収について深く理解をしたい方
・デザインなどのクリエイティブ系に興味/関心がある方
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.キャラクターデザイナーの仕事内容
2.キャラクターデザイナーの年収
3.キャラクターデザイナーの年収アップに必要なスキル
デッサンスキル
デザインツールを使いこなすスキル
コミュニケーションスキル
4.キャラクターデザイナーの年収アップにおすすめの資格
Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
CGクリエイター検定
色彩検定
5.フリーランス求人・案件数から見るキャラクターデザイナーのニーズ
6.キャラクターデザイナーの将来性
7.まとめ
この章では、キャラクターデザイナーの仕事内容について解説していきます。
キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメ、関連グッズ、Webサイト、企業広告など、ジャンルを問わず様々な分野でキャラクターをデザインする職業です。
一般的に、プロデューサーや監督、脚本家、アートディレクターなどが設計したキャラクター像からビジュアルを創造したり、原作の世界観をもとに衣装や髪型など外見のデザインを担当します。
なお、フリーランスとして活躍をしている有名なキャラクターデザイナーの場合は、自分が制作したキャラクターを元にストーリーや設定を作っていくこともあります。
商品の広告宣伝で使用されるキャラクターはネーミング、商品のイメージ、どのような特徴を持った商品なのか、などの商品の背景やコンセプトを俯瞰的に見てキャラクターを創作していきます。
多くのキャラクターデザイナーの方はアニメデザイン専門学校や美術系大学で、デザインの知識やスキルを身につけ、ゲーム会社、アニメプロダクションなどへ入社します。
この章では、キャラクターデザイナーの年収を解説していきます。
また、キャラクターデザイナーの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのキャラクターデザイナーの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
キャラクターデザイナー | 680万円 | 1,140万円 | 300万円 |
キャラクターデザイナーの平均年収が680万円、キャラクターデザイナーの最高年収が1,140万円、キャラクターデザイナーの最低年収が300万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのキャラクターデザイナーの年収詳細は下記フリーランスのキャラクターデザイナーの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、キャラクターデザイナーの平均月額単価が56.7万円、キャラクターデザイナーの中央値月額単価が55万円、キャラクターデザイナーの最高月額単価が95万円、キャラクターデザイナーの最低月額単価が25万円となっています。
会社員の年収を見ていきましょう。
まず、会社員全体の平均年収は479万円と言われています。
会社員の年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代の平均年収が345万円
30代の平均年収が442万円
40代の平均年収が507万円
50代以上の平均年収が622万円
次に会社員のキャラクターデザイナーの平均年収を見ていきましょう。
会社員のキャラクターデザイナーの平均年収は450万円と言われています。
会社員全体の平均年収を比較すると会社員のキャラクターデザイナーの方が低く、30〜40代の会社員の平均年収内であることがわかりました。
また、フリーランスのキャラクターデザイナーと会社員のキャラクターデザイナーと比較してみると、フリーランスのキャラクターデザイナーの方が230万円程(約1.5倍)年収が高いという結果が分かりました。
キャラクターデザイナーとして活躍をするのであれば、会社員のキャラクターデザイナーよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのキャラクターデザイナーをおすすめします。
キャラクターデザイナーとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章では、キャラクターデザイナーの年収アップに必要なスキルを解説します。
キャラクターデザイナーとして必要なスキルを持ち合わせていることにより、高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後キャラクターデザイナーとして仕事に参画する方も参考にしていただき、ぜひ高年収を獲得するためにお役立てください。
キャラクターデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、デッサンスキルです。
デッサンスキルは、頭の中にあるキャラクターを具現化するためや、様々な物体の光と影、質感表現から立体感、距離感など表現するために必要なスキルです。
デッサンスキルがあることにより、クライアントが求めているイメージと自分のイメージを「絵」にすることが出来ます。
そのため、お互いのキャラクターの認識の違いを確認出来たり、イメージのすり合わせ時の修正や細かな指摘もその場で書き込めむことが出来ます。
その他デッサンスキルと並行して、幅広いジャンルのキャラクターをゼロから創り出せる独創的な発想力があるとより良いでしょう。
キャラクターデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、デザインツールを使いこなすスキルです。
キャラクターデザイナーにとってPhotoshop、Illustratorは必須なスキルと言っても過言ではありません。
業務に必要とされるレベルや経験はデザイナー経験◯年以上など参画するプロジェクトや求人・案件により異なります。
基本的には業務を支障なく進められることが大切であり、デザインツールの全てをマスターする必要はないでしょう。
その他、Maya、Cinema 4D、3Ds MAX、MODOなどの3Dデザインツールの知識やスキルがあると、参画できるプロジェクトや求人・案件の幅が広がり、より高年収を獲得しやすくなるでしょう。
キャラクターデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
キャラクターデザイナーは、現場で働く他デザイナーやエンジニアと連携をとっていくことが多いです。
つまり現場で働く他デザイナーやエンジニアとコミュニケーションをとっていくことが必須になります。
キャラクターデザイナーとして、年収アップを望むのであればコミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
この章では、キャラクターデザイナーの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
キャラクターデザイナーになるためには様々なスキルが要求されるため、キャラクターデザイナー関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
Illustratorクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のAdobe社が提供するIllustratorを使った、コンテンツ作成能力を認定する試験です。
Illustratorクリエイター能力認定試験には、スタンダードとエキスパートの2種類あります。
Illustratorの知識を証明できる認定試験であるため、キャラクターデザイナーとしておすすめの資格です。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のクリエイターとして必要な写真・画像の加工編集スキルを証明するための認定試験です。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、スタンダードとエキスパートの2種類あります。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、PhotoShopの操作方法の習得以外にも、与えられた課題を的確に行う実行力を身に付けられる試験です。
そのため、キャラクターデザイナーとして取得しておきたい資格の1つです。
CGクリエイター検定は、CG制作や映像制作の知識/スキルを証明する民間検定です。
CGクリエイター検定は、構図やライティング、カメラワーク、映像編集などの映像表現技術の基本と、3次元CGによるモデリング、アニメーション、シーン構築など制作手法や制作工程の知識を身に付けることが出来ます。
CGは、映画、ゲーム、アニメーション、CM、テレビ番組、ミュージックビデオなど、幅広い業界で利用されています。
そのため、それら業界で働くことが多いキャラクターデザイナーにとっておすすめの資格です。
色彩検定は、色彩検定協会が主催している色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
色彩検定は、3級、2級、1級と3種類あります。また、2018年の冬期より「UC(色のユニバーサルデザイン)級」を新設されています。
UC級は、色が見えるしくみ、ユニバーサルデザイン、色覚の多様性、配色における注意点や改善方法など知識を身に付けられます。
色彩検定は、光と色、色彩調和、配色イメージ、インテリア、環境、色彩心理など、色に関する様々な知識/スキルを習得できるため、キャラクターデザイナーにとっておすすめの資格です。
この章ではフリーランス求人・案件数でキャラクターデザイナーのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、キャラクターデザイナーは577件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は200,849件です。
キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件を占有率は約0.4%ということが分かります。
上記結果により、キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件と占有率は少なからず存在するため、IT/Web市場にキャラクターデザイナーのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではキャラクターデザイナーの将来性について解説します。
キャラクターデザイナーのニーズは今後も安泰していくでしょう。
キャラクターデザイナーのニーズが安泰な理由として、フリーランススタートでキャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件数は577件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもキャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
IT市場を分析し、キャラクターデザイナーのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
『ファミ通ゲーム白書2020』では、2019年の世界ゲームコンテンツ市場について、前年比約2割増の15兆6898億円と推定しています。
この市場規模は、家庭用及びPC向けパッケージゲーム市場の1兆3519億円と、デジタル配信ゲーム市場(モバイルゲーム、PC配信ゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信)の14兆3379億円を合算したものです。
また、2019年の国内クラウドゲーム市場規模は、12.1億円と推計されています。「GeForce NOW」のスタートや、「PlayStation Now」のサービス改定、さらに今後見込まれる「Stadia」の国内サービス開始など、複数の強力なサービスの登場が起因し、2021年以降、大幅な成長が期待されます。
なお、AI(人工知能)、IoT、5G、ビッグデータ、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩などの観点より、キャラクターデザイナーを含むIT系職種は人材不足に陥る可能性あります。
上記様々な分析を考慮すると、キャラクターデザイナーのニーズは今後も安泰していくでしょう。
しかし、キャラクターデザイナーとして、デザインスキルだけではなく、今後市場規模が拡大していく可能性の高いゲーム業界で使うことがあるデザインスキルを身に付けておくと良いでしょう。
具体的には、Maya、Cinema 4D、3Ds MAX、MODO、Softimageなど3Dデザインのツールの知識/スキルがおすすめでしょう。
今回はキャラクターデザイナーという職種に絞り、キャラクターデザイナー年収の詳細(平均年収や最高年収)、キャラクターデザイナーの仕事内容、キャラクターデザイナーの年収アップに必要なスキル、キャラクターデザイナー年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るキャラクターデザイナーのニーズ、キャラクターデザイナーの将来性について詳しく解説していきました。
キャラクターデザイナーとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
その他市場動向も確認し、常に情報のアップデートを行っておくと、希少性の高いキャラクターデザイナーとして活躍出来るでしょう。
なお、キャラクターデザイナーとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、デザイナー未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件はあまりないです。
まずは会社員として、キャラクターデザイナーやイラストレーター、Webデザイナーとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
またキャラクターデザイナーとして未経験の場合、まず、PhotoShop、Illustratorなどのデザインツールを購入して、独学で学習したり、デザイン専門のオンラインスクールや通学可能な専門スクールを検討してみましょう。
キャラクターデザイナーとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから→
フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン