公開日:2021.12.08
更新日:2025.03.24
他者にアドバイスをして事業を成功へと導くコンサルタント。
専門職であるという見方も強い一方で、副業としてコンサルタント業務を始めてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
実はコンサルタントはコンサルティング以外の経験や専門性も重視されるためコンサルタント未経験でも始めやすい副業です。
そこで今回はコンサルタントとして副業を検討/希望している方に向けて、副業が可能かどうかをはじめ、単価や必要スキル、案件獲得方法、副業を行う上での注意点を一挙紹介します!
初歩的な疑問から実際に稼働するまでの実践的な内容まで幅広く抑えた記事になっていますので、是非とも参考にしてくださいね!
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<目次>
1.コンサルタントは副業禁止されてる?
2.副業コンサルタントの単価
フリーランスコンサルタントの単価
3.副業コンサルタントの種類
スポットコンサル
固定報酬型コンサル
4.コンサルタントが副業するメリット
副業メリット①:収入が増える
副業メリット②:人脈が広がる
副業メリット③:様々な経験ができる
5.副業コンサルタントの始め方
6.副業コンサルタントの案件獲得方法
コンサル業界に強いフリーランスエージェントや副業サイトを活用する
コンサル業界に強いクラウドソーシングサービスを活用する
副業案件を直接受注する
7.副業コンサルタントの注意点
確定申告をする可能性がある
本業と副業のバランスを取る
8.まとめ
結論から言うと、本業の会社が副業を認めている場合において、コンサルタント業務は副業も可能です。
副業開始にあたってまずは自分の会社が副業OKかどうかを調べる必要がありますが、会社からの許諾が下りれば他の副業同様にコンサル業務も副業を行えます。
コンサルタントが必要とされている分野はWeb・IT業界、人事関係や専門性の高い経営戦略まで、多岐にわたっています。
金額も分野によって様々ですが、一般的には専門性が高い分野ほど高報酬であると言えるでしょう。
副業でのコンサルタントは現在自分が持っている専門知識など、自分のスキルに合った分野のコンサルタントを選択する点が重要です。
本業で用いている知識を副業コンサルにも活かすことができれば、さらに副業をやる意義も深まるでしょう。
また、経験や知識を持っている個人が課題を抱えている企業に対して時間単位で相談・インタビューを行う「スポットコンサル」についても副業可能です。
しかし「本業の社外秘情報は話さない」「スポットコンサルで知った情報は第三者へ話さない」ことには十分に気をつける必要がありますので、しっかりと頭に入れておきましょう。
それでは次に副業コンサルタントの単価について見ていきましょう。
今回は2022年10月時点の金額を参考に算出いたしました。
はじめに、国内最大級フリーランスエンジニア専用のIT求人・案件検索サイト「フリーランススタート」におけるフリーランスコンサルタントの月額単価相場を見ていきます。
上記サイトにおけるフリーランスコンサルタントの月額単価相場は以下のとおりです。
平均単価 |
中央値単価 | 最高単価 |
最低単価 |
---|---|---|---|
83.7万円 |
72万円 |
210万円 |
10万円 |
(参照:コンサルタントのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
また同じくコンサルタントの副業案件も多く取り扱っている「doocyjob(ドーシージョブ)」でも月額単価相場を見ていきます。
平均単価 |
中央値単価 | 最高単価 |
最低単価 |
---|---|---|---|
76万円 |
75万円 |
250万円 |
50万円 |
(参照:コンサルタントのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
以上より、2つのサイト間で最高単価・最低単価の幅は多少見受けられるが、中央値単価としては70万円あたりが妥当な金額であると言えるようです。
両者のサイトにあげられている案件はリモート面談やフルリモート可能なものも多いので、是非とも一度利用してみてください。
コンサルタント案件を少し覗いてみる↓
それではここから副業コンサルタントの具体的な種類についてみていきましょう。
スポットコンサルは「時間報酬型コンサル」とも呼ばれ、時間単位で報酬が発生するコンサルを指します。
スポットコンサルは隙間時間の活用にも有意義です。
時給のようにかかった時間単位で報酬が発生するため、メリハリをつけて仕事をすることができます。
また「週2から」「土日祝日のみ」など本業との両立がしやすい案件も多く、無理なく副業に取り組むことが可能です。
本業が忙しい方でも、スポットコンサルなら取り掛かりやすいかもしれません。
スポットコンサルは業界も期間も様々で、1回1時間の電話という形態もあれば一年以上同じプロジェクトに関わるケースもあります。
自分の時間と経験に合った案件を見つけてみましょう。
スポットコンサルは、コンサルを受けたい企業側がスポットコンサル提供サービスに案件を依頼し、個人とマッチングしてコンサルを実施するという形態が一般的です。
スポットコンサルを希望している方は、後述するフリーランスエージェントや副業サイトの中から自身の分野・スキルに合う企業を探してみましょう。
一方、固定報酬型コンサルは1つの案件を決まった金額で引き受ける報酬制度のことを指します。
副業の中でも案件やプロジェクトごとの報酬になるため一つの案件を終えるのに長期間を費やす必要がありますが、それゆえに報酬も高額になりやすいのが特徴です。
また固定報酬型コンサルは、高度な知識や専門的なスキルが必要となる場合も多いでしょう。
時間単位での報酬ではないため、知識やスキルがあるほど短期間で報酬を獲得することもでき、コストパフォーマンスも優れていきます。
ここからは、コンサルタントが副業するメリットを紹介していきます。
コンサルタントが副業する大きなメリットは、やはり収入が増えることでしょう。
副業としてのコンサルタントは週末など空いた時間で行える場合も多く、隙間時間を有効に活用することができます。
副業コンサルタントの案件は継続的な受注が望めるものから単発の案件まで幅広く、コンサルティングの方法も対面から電話、あるいはメールでのやり取りのみなど多岐にわたっており、その中から自分の都合に合った案件を選べることも魅力的です。
さらに、本業だけではつながることのできない、他業種・他業界の人脈を広げることができるのも副業コンサルタントの魅力です。
コンサルティング業務を通して、未来を担うWeb・IT業界の人々や経営者など優秀な人間と出会えることも多いため、こうした出会いが自身の将来設計に役立ってくることも大いに考えられます。
なお、一言でコンサルタントといっても、WebコンサルタントやITコンサルタント、戦略コンサルタント、組織コンサルタントなど求められる知識とそこでの出会いは案件により様々です。
自分の知識を広めれば広めるほど、新たな人脈も広がりますので、そうした意味でもやりがいのある副業であると言えるでしょう。
また、副業コンサルタントの業務を通して様々な経験ができることも大きな魅力です。
コンサルタントはその職業柄、多様な案件・業界と携わることができます。
自分の持っているスキルや専門知識をさらに深められることはもちろん、新たな分野を開拓することもできるでしょう。
多くの顧客や様々な分野の知識は、次の案件を受注する際に有利になるだけでなく、本業や将来的なキャリア形成にも役立ちます。
それでは、どのように副業コンサルタントを始めればよいのでしょうか。
効率の良い副業コンサルタントの始め方は「副業コンサルタントの案件を募集しているサイトに登録」し、「そのサイトの中から自分に合ったコンサルの案件を探す」ことでしょう。
案件の獲得方法については次章で詳しく解説していますので、是非ともそちらも一度目を通しておいてください。
ここからは、 実際に副業コンサルタントとして案件を獲得する方法について解説していきます。
副業コンサルタントとして案件を獲得する最もベターな方法は、コンサル業界に強いフリーランスエージェントや副業サイトを活用することです。
コンサルタント転職の分野で業界一の支援実績を誇るアクシスコンサルタントがフリーコンサルタント向けにプロジェクト案件紹介サービスとして展開させた「フリーコンサルBiz」や 、多ジャンルを備える日本最大級のスポットコンサルサービス「ビザスク」、IT系のコンサル案件が充実している「ハイパフォコンサル(ハイパフォーマーコンサル)」「コンサルタントジョブ」などのサービスが有名です。
また、コンサル業界に強いクラウドソーシングサービスを活用するのも効果的です。
国内大手のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」が運営するサービス「クラウドテック」や、 フリーランスの経営コンサルタント向け案件紹介マッチングプラットフォーム「Strategy Consultant Bank」が有名どころでしょう。
クラウドテックは大手ならではの多数の案件を持っています。
仕事カテゴリから「ITコンサルタント」を選択して気になる仕事を検索してみましょう。報酬制度はスポットコンサル・固定報酬型コンサル共にあり、「1案件50万円」などの高単価案件も見受けられます。
Strategy Consultant Bankは、フリーランスのコンサルタントとして登録する際にしっかりと適性を審査されることからやや上級者向けのサービスです。
Strategy Consultant Bankでの活躍には経験や実績が必要ですが、その分クライアントの対応も良く、報酬も高い傾向にあると言えます。
また、通常クラウドソーシングサービスではシステム手数料が掛かりますが、利用料を取られたくない方には「doocyJob(ドーシージョブ)」もおすすめです。
doocyJob(ドーシージョブ)はチャットで直接クライアントへの条件交渉が可能な仕組みであるためクライアントに直接条件を交渉できるだけでなく、仲介手数料は一切かかりません。
フリーランス・副業コンサルタントの方には必見のサービスとなっていますので、是非とも一度利用してみてください。
さらに、副業案件を直接受注するという方法もあります。
SNSの運用が得意な方や既に自分で制作したサイトを持っている方、知人などの人脈を持っている方は自らを営業していくのも一手です。
案件の直接受注は企業と直接やりとりができるため報酬等の交渉がしやすいほか、継続受注にもつながりやすいと言えます。
各サービスに中間マージンを取られることもありません。
また、SNSやインターネット上での活動のメリットとして、ハンドルネームで活動できるという点も挙げられます。
実名での活動を避けたい方にとっても有用な手段となりますので、案件の直接受注やその営業活動にも是非積極的にチャレンジしてみてください。
それでは最後に副業コンサルタントの注意点を見ていきましょう。
日本では、副業としての所得が20万円を超えた場合、確定申告をする必要があります。
所得が20万円を超えているにも関わらず確定申告を怠ると、後に追加の税金を支払わなければならなくなってしまいます。
確定申告は、公的な書類への記入や提出期間などが定められていますので、提出が遅れてしまう前にしっかりと各項目を確認しておきましょう。
なお近年では、確定申告の書類を簡易的に作成できるクラウドサービスなども展開されていますので、そうしたツールを利用することも、間違いなく提出を終えるための一手です。
また、副業に力を注ぎすぎて本業が疎かになってしまっては本末転倒です。
本業と副業のバランスを上手にとるようにしましょう。
週末に副業コンサルに取り組む人も多いと思いますが、体調管理にも気を付けておくことは必須です。
時間に束縛されない副業であるがゆえについつい働きすぎて、睡眠時間や休息時間を削りすぎてしまうことはできるだけ避けるようにしましょう。
特に副業初心者の時は案件ごとにかかる時間を想定することも難しく、スケジュールを上手く組むにも慣れが必要です。
働きすぎに注意しつつ、副業に取り組むことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
今回はコンサルタントとして副業を検討/希望している方に向けて、副業が可能かどうかをはじめ、単価や必要スキル、案件獲得方法、副業を行う上での注意点を紹介してきました。
ぜひ本記事を参考にンサルタントとして副業を検討してみてはいかがでしょうか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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