公開日:2021.12.09
更新日:2025.03.24
本業とは別の収入源として、副業に関心を持っているシステムエンジニア(SE)の方はいませんか?
最近では働き方改革や副業解禁などの影響によって、副業やリモートワークといった新しい働き方に取り組めるようになりました。
中でもエンジニアの仕事は副業案件との相性がよく、副業に関心を持っているシステムエンジニア(SE)の方もいます。
しかし、システムエンジニア(SE)に副業ができるのかどうか、悩んでいる方もいるといるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、システムエンジニア(SE)の副業が可能かどうかと、エンジニアが副業を行うメリットについて解説します。
合わせて、副業に必要なスキルや案件を獲得する方法、副業を行う上での注意点についてもご紹介。
この記事を読めば、システムエンジニア(SE)の副業を行う上で、重要となるポイントが分かるようになりますよ。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.システムエンジニア(SE)って副業可能?
システムエンジニア(SE)の副業は土日のみでも可能?
2.副業システムエンジニア(SE)の単価
フリーランスシステムエンジニア(SE)の単価
3.システムエンジニア(SE)が副業するメリット
副業メリット①:収入が増える
副業メリット②:人脈が広がる
副業メリット③:様々な経験ができる
4.副業システムエンジニア(SE)に必要なスキル
ITスキル(プログラミングなどの知識)
プロジェクト管理能力
5.副業システムエンジニア(SE)の案件獲得方法
フリーランスエージェントや副業サイトを活用する
クラウドソーシングサービスを活用する
副業案件を直接受注する
6.副業システムエンジニア(SE)におすすめのフリーランスエージェント3選
レバテックフリーランス
ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)
ギークスジョブ(geechsjob)
7.副業システムエンジニア(SE)の注意点
確定申告をする可能性がある
会社で副業禁止されている場合がある
本業と副業のバランスを取る
8.まとめ
結論から言えば、システムエンジニア(SE)は副業が十分に可能です。
TECH StreetがITエンジニア500名を対象に行ったアンケートによると、過去に副業を下経験を持つITエンジニアの割合は、40%にのぼります。
現在は本業に専念している人もいますが、過去に副業に挑戦しているエンジニアがいるのは確かです。
システムエンジニア(SE)が副業に挑戦する理由としては、やはり「収入を増やしたいから」が68%と最も高くなっています。
ただし、副業をしたことがないシステムエンジニア(SE)も60%いるので、まだまだ世の中に副業が浸透しているとはいえないでしょう。
平日が仕事で忙しいシステムエンジニア(SE)の方でも、土日の休みを利用して副業に時間を充てるといった事が可能です。
短期や単発の開発案件であれば、土日でも十分に対応可能でしょう。
現役エンジニアなら土日のみの副業であっても、実績やスキルを活かして、好条件の案件を受けやすくなります。
また、土日の副業で勤務先では出会えない取引先や企業とも接点を持てるようになる他、本業に活用できるスキルも身に付けられるでしょう。
ただし、休みの日を利用して働くので、副業で働きすぎて本業に影響が出てしまわないように注意してください。
システムエンジニア(SE)の副業の単価は案件によって異なりますが、RaiseTechの調査によると、月収5万円未満が34.8%と最も多いです。
ほとんどのエンジニアは副業で、お小遣い程度に稼いでいるということが分かります。
一方で、副業の月収だけで30万円以上稼いでいる人の割合は、20.8%です。
土日などを利用して、お小遣い稼ぎ程度に副業に取り組んでいる方はもちろん、副業に積極的に取り組んでいる方も一定数いることが分かります。
副業のみで30万円以上稼ぐのは大変ですが、5万円程度であれば努力次第で十分に到達できるでしょう。
なお、RaiseTechの調査ではシステムエンジニア(SE)を含むエンジニア全体の数値であり、参考として数値をご覧ください。
フリーランススタートによると、フリーランスのシステムエンジニア(SE)の月額平均単価は65.6万円で、年収に換算すると787.2万円となります。
具体的な案件の月額単価相場は、次の通りです。
平均単価 |
中央値単価 | 最高単価 |
最低単価 |
---|---|---|---|
65.6万円 |
61万円 |
200万円 |
20万円 |
会社員として働くシステムエンジニア(SE)の平均年収が513万円ですので、フリーランス案件の方が高収入を狙えるといえるでしょう。
また、システムエンジニア(SE)のリモートワーク案件の件数は2021年12月は969件であったのに対し、2022年10月には8,184件になるなど約8.5倍と大幅に増加しています。
リモートワークで仕事を行えるようになれば、副業としても働きやすくなるでしょう。
システムエンジニア(SE)案件を少し覗いてみる↓
システムエンジニア(SE)が副業を行うメリットとして、次のような点が挙げられます。
・収入の増加
・人脈の拡大
・経験やスキルの取得
システムエンジニア(SE)が副業に挑戦する理由としては、本業以外の追加収入が大半でしょうが、他にもシステムエンジニア(SE)が副業するメリットがあるのです。
システムエンジニア(SE)だけでは得られない、副業に挑戦することで得られるメリットというのがあるので、仕事に余裕ができたら検討してみるとよいでしょう。
次に、副業を行うそれぞれのメリットについて解説します。
当然の話ですが、本業の他に副業を始めれば、総合的な収入が増えて生活が豊かになります。
本業とは別の収入の軸を立てられるようになるので、副業で稼いだ分をプライベートで使うといったこともできるでしょう。
例えば、今まで欲しかった家電を買ったり、食事のグレードを1ランク向上させるといった事もできるようになります。
実際、先述したTECH Streetが実施したアンケートでも、エンジニアが副業を行った理由の68%は「収入を増やしたいから」でした。
エンジニアとして培ったスキルや実績を活かせるような副業であれば、効率的に副業で収入を得られるようになるでしょう。
本業とは別に副業を行うことで、社外の人とも繋がりができ、本業では出会えなかった人や仕事仲間の人脈が広がります。
本業だけだと一緒に仕事を行う相手というのは、どうしても限られてきてしまいますが、副業では本業では出会えない新しい企業や人と仕事をするようになるでしょう。
副業でよい仕事をすれば、仕事先の企業や仲間が自分の得意先となってくれます。
本業以外に得意先を作っておけば、副業でもしっかりと稼げるようになる他、フリーランスとして独立しやすくなるでしょう。
副業は自分で案件を選べるので、本業だけでは得られない様々な経験ができます。
会社では1つの技術や特定のスキルに関しては精通するかもしれませんが、幅を広げていくのはなかなか難しいです。
副業であれば、今まで取り組んだことがない新規技術を使って、実務経験を得られます。
実際に技術やスキルを用いて働けば、効率的に幅広いスキルや技術を習得できるでしょう。
本業と同じ技術が求められる副業であっても、会社によって使用しているフレームワークやツールが違うといったケースもあります。
新しい技術や知識を習得できれば本業でも活かすことができる他、転職や独立する際にも役立つでしょう。
副業としてのシステムエンジニア(SE)に必要となるスキルは、次の通りです。
・ITスキル
・プロジェクト管理能力
副業でそれなりの収入を得ようとする場合には、ある程度のスキルが求められます。
副業の案件は自由に選べる一方で、しっかりとしたスキルを持っていなければ、収入には繋がらないでしょう。
また、ある程度のスキルを持っていなければ、副業を通して新しい技術や経験を積むことも難しくなります。
副業を通して収入や経験を得るために、必要なスキルを身に付けておきましょう。
次に、それぞれのスキルについて解説します。
システムエンジニア(SE)の副業には、やはりITスキルに関する技術や知識はもちろん、実務経験が欠かせません。
クライアント側が求めるITスキルレベルは、即戦力となって活躍してくれるレベルです。
十分なITスキルを持っていれば、より好条件の案件も受けられるようになるでしょう。
また、幅広いITに関する技術や知識を持っていれば、受けられる仕事の幅も広がっていきます。
幅広い技術や知識を持っているエンジニアに対しては、クライアント側も仕事を発注しやすくなるので、次の仕事にも繋げていけるでしょう。
システムエンジニア(SE)として、上流工程やチーム開発といったプロジェクトの管理に携わった経験があれば、上流から下流まで任せられるエンジニアとして市場で重宝されるでしょう。
副業は個人で活動するのだから、プロジェクト管理能力は必要ないと考える方もいますが、副業であってもチームで開発を行う場合があります。
基本的に上流工程の方が好条件になりやすい傾向があるので、副業で収入を伸ばしていきたいのなら、プロジェクト管理能力は必須でしょう。
プロジェクト管理能力を身に付けるには、チームで行うプロジェクトに参加して、実務経験を積み上げるというのが近道です。
システムエンジニア(SE)として副業の案件を獲得するには、次のような方法が挙げられます。
・フリーランスエージェントなどのサイトを活用する
・クラウドソーシングサービスを活用する
・副業案件を直接受注する
副業案件を獲得する方法は複数ありますが、初めはフリーランスエージェントや副業サイトなどのサービスを活用するとよいでしょう。
副業に慣れてきたら、SNSや自作サイトなどを活用して、案件の直摂津受注に挑戦してみるのもよいかもしれません。
次に、それぞれの案件獲得方法について解説します。
フリーランスエージェントや副業サイトを活用すれば、営業が苦手な方でも豊富に用意されている副業案件の中から、希望の案件を獲得できます。
フリーランスエージェントであれば、事務関係の手続きもエージェントのサポートが受けられるため、初めて副業に挑戦する方でも安心して利用しやすいです。
代表的なフリーランスエージェントとして、
などが挙げられるでしょう。
また、フリーランスエージェントより高単価の案件を探すなら、国内最大級の副業・フリーランスエンジニア向けの案件情報サイトであるdoocyJob(ドーシージョブ)が便利です。
掲載されている案件は全て企業との直接契約となるため、中間マージンや手数料が発生せず、好条件の案件に参画できます。
比較的難易度の低い単発の開発案件などを受注するなら、クラウドソーシングサービスを活用するとよいでしょう。
システムやWebサービスの構築、機能開発や既存サービスの改修業務など、小規模開発案件が多数あるため、副業の実績を持っていない方でも挑戦しやすいのが特徴です。
単発や短期の案件などは土日などの休みを利用してスポット的に副業したい方におすすめです。
代表的なクラウドソーシングサービスとしては、
が挙げられるでしょう。
その他フリーランスエージェントとは異なり、企業と直接やりとりを行ったり、契約書を締結する必要がある場合もあります。
サービスを利用する以外にも、SNSや自作サイトで営業をしたり、知人から紹介してもらったりして副業案件を直接受注する方法もあります。
案件を直接受注する方法としては知人から紹介してもらうのが手っ取り早いですが、人脈がなければ活用できない他、単価もあまり期待できないでしょう。
また、SNSやブログといった自作サイトを活用して案件を獲得する場合は、ポートフォリオなどを作成しておくのがおすすめです。
SNSのタイムライン上やブログ等に実績を載せておけば、関心を持った方から連絡をもらえるかもしれません。
時間がかかってしまいやすい方法ですが、上手くいけば好条件の案件を受注できるでしょう。
システムエンジニア(SE)の副業案件を探すのにおすすめのフリーランスエージェントは、次の3つです。
・レバテックフリーランス
・ITプロパートナーズ
・ランサーズエージェント
今回ご紹介するフリーランスエージェントは、いずれも稼働日数が週2~3日の案件を取り揃えているエージェントです。
エージェントによって提供されているサービスに特徴があるので、特徴をしっかりと理解して活用しましょう。
安定して案件を獲得するなら、エージェントを3~4社程度同時に活用するのがおすすめです。
次に、それぞれのフリーランスエージェントの特徴について解説します。
レバテックフリーランスは業界でもトップレベルの案件数を誇る、顧客満足度92.6%のフリーランスエージェントです。
取引社数は5,000件以上で、大手企業を中心に直接案件を獲得しているので、業界でも単価相場はトップレベルです。
また、エンジニア業界に精通しているエージェントがフリーランスエンジニア独自のキャリアをヒアリングした上で、適切な案件を紹介してくれます。
さらに、専門のコーディネーターが案件の参画中から参画後までしっかりとサポートしてくれるので、営業が苦手な方も業務に集中して取り組めるでしょう。
ITプロパートナーズはフリーランスエンジニアやデザイナーを対象に、週2日からの案件を紹介しているフリーランスエージェントです。
週2日から働ける案件が揃っているので、仕事ややりたいことと両立しながら副業案件に対応できるでしょう。
大手企業からベンチャー企業まで幅広く案件を取り扱っており、保有している案件の95%以上がクライアントと直接契約している案件となっています。
また、専門的な知識が豊富なコンサルタントがサポートしてくれる他、アトオシというメディアで最新のIT情報などの記事を閲覧することも可能です。
ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)の詳細を見てみる↓
ギークスジョブはITエンジニアやクリエイターに特化した案件を紹介してくれる、フリーランスエンジニア専門のエージェントです。
エンジニア1人に対して3人のサポートがついてくれる他、経験が浅いフリーエンジニアをフォローする体制も整っています。
また「フリノベ」という福利厚生サービスも充実しており、確定申告ソフトや健康診断などのサービスを割引で利用可能です。
その他、定期的に勉強会や懇親会も開催しているので、ギークスジョブで働いているフリーランス同士と横の繋がりも作れます。
もしシステムエンジニア(SE)の副業を始めるのなら、次のような点に注意してください。
・所得によっては確定申告が必要
・会社の就業規則の確認
・自己管理の徹底
追加の収入を得られる副業ですが、会社の給料が増えるのとは訳が違います。
また、会社での仕事に加えて働くことになるので、副業によって収入が増えるだけではないことを知っておきましょう。
注意点をしっかりと知っておかないと、かえって思わぬ不利益を被ってしまいかねません。
次にそれぞれの注意点を解説しますので、ご覧ください。
システムエンジニア(SE)などの会社員が副業を行う時、副業で得た年間所得が20万円を超えた場合は、確定申告を行う必要があります。
もし確定申告をしなかった場合、所得を隠す脱税行為と見做され、通常よりも高い税金を納めなければなりません。
また、副業による年間所得が20万円以下だったとしても、市区町村に支払う住民税に関しては申告を行う必要がある点にも注意しましょう。
住民税と所得税は扱いが別なので、確定申告をしなくてもよい場合であっても、所得を申告して副業分が加算された税額を支払わなければなりません。
会社によっては副業が禁止されている場合もあるので、副業を始める前に就業規則をチェックしておきましょう。
2020年にマイナビが行った調査によると、現在副業を認めている会社は49.6%に上りますが、全面的に認めていない企業も35.2%程度存在しています。
また副業を認めていても、就業規則で競合他社は避けるようにしているケースもあるでしょう。
せっかく副業を始めても、本業の規則に抵触してしまって、処分を受けてしまえば本末転倒です。
トラブルを未然に防ぐために、事前にしっかりと会社の就業規則を確認して、規則の範囲内で副業をするようにしましょう。
副業を行った結果、本業に影響が出てしまわないように、自己管理をしっかりと行って副業と本業のバランスを取りましょう。
ただでさえ本業で疲れているのに、土日にも仕事を入れたことによって、寝不足になったり疲れて本業に影響が出てしまえば意味がありません。
副業はやればやるほど収入になりますが、だからといって働きすぎてしまえば、体調を崩してしまいやすくなってしまいます。
副業と本業のバランスを取るには、副業で仕事をする時間を決めて、働きすぎてしまわないように自己管理をしっかりと行うのが大切です。
システムエンジニア(SE)として、自分の市場価値に見合う、つまり労働に見合った報酬を受け取れる副業案件に参画するようにしましょう。
システムエンジニア(SE)の副業を行うメリットや必要なスキル、おすすめのフリーランスエージェントなどについて、解説しました。
システムエンジニア(SE)にとって副業は、追加収入になるだけでなくスキルアップや人脈作りにも繋げられるメリットがあります。
副業に挑戦するのなら、フリーランスエージェントや副業サイトなどのサービスを活用して、効率良く案件を獲得していきましょう。
また、副業を行う上で注意する点に気を付けることが大切です。
ぜひ本記事を参考にして、副業案件に挑戦してみてください。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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