インフラエンジニアがプログラミング言語を習得する必要性を解説!

市場動向分析開発

2022.09.09

インフラエンジニアとはインフラに関する知識を有しているエンジニアです。
インフラエンジニアはWebサービスやITシステムの運用におけるインフラ業務だけではなく、ネットワークなどの物理機器の構築を行うこともあります。

近年では、インフラエンジニアにはインフラに直接関わる知識に留まらず、プログラミング言語も求められつつあるといえるでしょう。
プログラミング言語を取得することで、仕事幅が広がったり、スキルアップにつながったりします。

本記事では、インフラエンジニアがプログラミング言語を取得するメリットやインフラエンジニアが取得するべきプログラミング言語などについて解説します。
あわせて、市場価値を上げるために身に付けるべきスキルも紹介します。

 

 

 

1.インフラエンジニアがプログラミング言語を習得するメリット


インフラエンジニア言語関連画像
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インフラエンジニアにプログラミング言語は必須ではありません。

しかし、インフラエンジニアがプログラミング言語を取得することで、幅広い業務に対応できるようになり、クライアントからより重宝されるようになると期待できます。

 

インフラエンジニアがプログラミング言語を取得するメリットは下記の2つです。

 

クラウド環境でインフラ環境の構築・運用をプログラミングで自動化できる
フルスタックエンジニアとして市場価値が向上する

 

それぞれ詳しく解説します。

 

クラウド環境でインフラ環境の構築・運用をプログラミングで自動化できる

インフラ環境のオンプレミスからクラウドへの移行が進む昨今、設定、および環境構築をコード化することで作業効率のアップを実現できます。

ただし、クラウドの基盤はコードで制御しなければなりません。

 

このコード化にはプログラミングスキルが必要な場面も多くあります。

そのため、プログラミング言語に精通しているインフラエンジニアが活躍できる場は増えてきているのです。

 

インフラエンジニアはコーディングを専門としているわけではないため、自身の業務に直結するコードを中心に学習することをおすすめします。

 

 

フルスタックエンジニアとして市場価値が向上する

社会においてITが急速的に普及している昨今、エンジニア不足は深刻な問題です。

特に、全ての開発工程を一人で行えるフルスタックエンジニアの数は少なく、貴重な存在といわれています。

 

転職市場においてもインフラの知識を有しつつも、プログラミング言語も記述できるエンジニアはあまりいません。

一方、多くの企業がフルスタックエンジニアを自社で採用したいと考えています。

 

そのため、フルスタックエンジニアの市場価値は高く、転職で有利であるばかりでなく、好待遇で採用されるケースも多いです。

ただし、オンプレミスにしか対応できないインフラエンジニアは注意が必要です。

 

インフラエンジニアとして高いスキルを有していれば職に困ることはありませんが、将来的にはオンプレミスにしか対応できないインフラエンジニアは増え、市場価値が下がることも懸念されます。

 

 

 

2.インフラエンジニアが習得すべきプログラミング言語


インフラエンジニア言語関連画像
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前述のとおり、インフラエンジニアはコードの記述を専門としているわけではないため、多くのコードを身に付ける必要はありません。

インフラエンジニアには業務に直接関わる言語の取得がおすすめです。

 

インフラエンジニアはサーバーの構築やネットワークが主な業務であるため、その工程に適した言語を学ぶようにしましょう。

インフラエンジニアが取得すべきプログラミング言語は下記の5つです。

 

Shell
BAT
Python
Java
Ruby

 

それぞれ詳しく解説します。

 

Shell

インフラエンジニアはOSを操作する機会が多く、Shellの知識が役立つような場面も多いです。

ShellとはOSへの命令、およびスクリプトを実行させるためのコマンド群です。

 

Shellには複数の種類があり、Linuxにおける標準装備のBashが特によく知られています。

Shellではプログラムの起動と終了、新しいフォルダの作成、作ったファイルの一覧表示などが可能です。

 

 

BAT

BATはWindowsに標準搭載されています。

BATを用いることで、システムの起動や自動処理を行うバッチファイルの作成が可能です。

 

バッチファイルとはBATファイルと呼ばれることもあり、Windows環境で動くコマンド列が記述されたファイルです。

負荷軽減やオペレーションの効率化につなげることができる言語として、さまざまなシーンで利用されています。

 

 

Python

PythonはAIや機械学習の分野で馴染みのある言語です。

PythonについてAIや機械学習に深く結び付く言語というイメージを抱かれる方もいますが、インフラ開発で使用される場面も多いです。

 

例えば、サーバーの自動化や障害対応のログ調査のデータ解析によく利用されています。

Pythonはプログラミング言語の中でも使用される機会が多い他、今後も高いニーズが維持されることが期待されています。

 

そのため、フルスタックエンジニアを目指す方にとって取得価値のある言語です。

 

 

Java

JavaはさまざまなOS環境で利用されており、プログラミング言語の中でもよく知られている言語の一つです。

JavaはIoTや企業の基幹システムにも使用されているため、求人数も多いです。

 

インフラエンジニアがJavaを取得しておいて損はないでしょう。

Javaは業務用システムやAndroidアプリケーションの開発などに使用されており、インフラ開発においても役立ちます。

 

また、運用に使用するための管理画面の作成にJavaが用いられていることも多いです。

インフラエンジニアには管理画面の開発を求められることも多いので、Javaを取得していれば業務を一貫して引き受けることができるでしょう。

 

Javaは言語の適用範囲が広く、社会的ニーズが安定してあるものの、習得難易度は他の言語と比べても高いです。

取得には時間や根気が必要となりますが、Javaを取得しているインフラエンジニアは多くの企業で重宝されるはずです。

 

 

Ruby

Rubyは運用の自動化で用いられている言語であるため、インフラエンジニアが使う場面の多い言語です。

Rubyはインフラシステムの自動化に使用するソフトウェアで使われる機会も多々あります。

 

その他にも、Webアプリケーション開発でもよく使われています。

Rubyは日本人が開発した言語のため日本語の解説や情報が多いです。

 

また、文法もシンプルなため取得難易度は比較的低いといえるでしょう。

 

 

 

 

3.今後インフラエンジニアが市場価値を上げるために身に着けるべきスキル


インフラエンジニア言語関連画像
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今後インフラエンジニアが市場価値を上げるために身に着けるべきスキルは下記の2つです。

 

セキュリティを踏まえたインフラ環境の構築力
DockerやKubernetes等のクラウドのトレンドにのったスキル

 

それぞれ詳しく解説します。

 

セキュリティを踏まえたインフラ環境の構築力

近年、サイバー攻撃の高度化や企業のセキュリティ対策への危機意識の高まりにより、セキュリティを踏まえたインフラ環境の構築力が不可欠といわれています。

インフラエンジニアはサイバー攻撃や内部の不正などを担当する機会も多いため、セキュリティとも深く関わりがあります。

 

セキュリティを踏まえたインフラ環境の構築力は、インフラエンジニアに今後ますます求められます。

 

 

DockerやKubernetes等のクラウドのトレンドにのったスキル

インフラエンジニアを取り巻く環境は日々変化しています。

企業から重宝されるエンジニアになるためにはトレンドにのったスキルを身に付けることが不可欠です。

 

例えば、最近はDockerが注目されています。DockerとはLinux環境でコンテナ型の仮想環境の構築を行うサービスです。

Dockerは仮想OSやハイパーバイザ型の仮想化とは異なり、ホストOSの上に載るコンテナ内でOSの立ち上げを行わないため、スピーディーな起動の環境を構築できます。

 

最近では、本番環境を仮想化し、運用する場面も多いため、安定稼働のためにも知識がさらに求められるようになるはずです。

また、Kubernetesの知識も求められつつあります。KubernetesはDockerなどのコンテナの管理を総合的に行うツールで、Dockerだけでは管理しきれない大量のコンテナを運用する際に利用されます。

 

特に、大きなプロジェクトではKubernetesの知識が必要とされることが多いです。

 

 

 

 

4.まとめ


インフラエンジニアは近年において社会的ニーズが高い職業の一つです。

しかし、最近ではITやシステムの変化などにより、プログラミング言語にも長けたインフラエンジニアがこれまで以上に求められるようになりました。

 

プログラミング言語を記述できるインフラエンジニアは転職に有利である他、好待遇で働くことも期待できます。

また、プログラミング言語の取得はインフラエンジニアのキャリアアップにもつながるといえるでしょう。

 

プログラミング言語には膨大な数の言語がありますが、インフラエンジニアにはShell、BAT、Python、Java、Rubyがおすすめです。

 

自身の業務内容やよく携わる案件、言語取得の難易度などを考慮しながら、取得する言語を検討してみてください。

 

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