公開日:2021.03.08
更新日:2025.03.24
今後ますます発展が見込まれるIT業界の中でも人気の転職先であるWebエンジニア。
IT業界への興味や安定した将来性などから、経験/未経験問わずWebエンジニアへの転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、2022年最新のWebエンジニアの転職実情と、Webエンジニアの業務内容、さらには未経験からWebエンジニアに転職する方法や転職を実現させるためのコツを一挙に紹介!
Webエンジニアへの転職を考えている方にとって有意義な記事になっていますので、是非最後までご一読くださいね!
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<目次>
1.Webエンジニアの転職実情
2.Webエンジニアとは
フロントエンドエンジニア
サーバーサイドエンジニア
インフラエンジニア
モバイルアプリエンジニア
3.未経験からWebエンジニアに転職する方法
プログラミングスクールに通う
独学である程度のスキルや実績を作る
IT専門転職エージェントを活用する
4.Webエンジニアの転職を実現させるためのコツ
ポートフォリオや職務経歴書をしっかり作成する
アウトプットを習慣づける
自己分析や企業分析を徹底的に行う
転職サイトや転職エージェントを活用する
5.まとめ
IT業界全体の発展が予想される中、中枢を担う職種であるWebエンジニアは、2022年時点も非常に人気の転職先となっています。
転職希望者の年齢は20代が半数以上を占めており、IT業界未経験や文系出身からの転職希望者も続々と出てきています。
転職動向としては、2020年は新型コロナウイルスの影響によりどの企業も求人数を減少させる流れに。
dodaの転職求人倍率レポート(2021年7月)では、技術系(IT・通信)は9.68倍と、依然として非常に高い転職求人倍率を保っています。
また、転職希望者が増えている一方で求人数は減っているという実情も挙げられます。
今後Webエンジニアへの転職を成功させるため「自分は何ができるのか」だけではなく、「自分がその職種に向いている理由」「自分とその職場との適合性」をアピールすることが重要になります。
Webエンジニアといえどその業務内容や担当区域は多岐に渡るため、自分に合った業種を見つけなければ転職活動中の良いアピールにもならず、転職した後もやりがいを感じにくくなってしまうでしょう。
そこでまずは、Webエンジニアを業種ごとに細分化し、それぞれの特徴を紹介していきます。
Webエンジニアと言えどその業務内容や範囲は多岐にわたり、担当領域ごとに各専門のエンジニアがいます。
エンジニアごとにより、使用するプログラミング言語や平均年収、職場の雰囲気は変わってきますので、今一度その違いをよく頭に入れておきましょう。
フロントエンドエンジニアとは、Webアプリケーションなどユーザーが画面越しに触れる部分「フロントエンド」の設計や構築を行うエンジニアです。
HTML、CSS、Javascript、PHPなどのプログラミング言語を用いて、サービスやWebページをブラウザに表示できるようにコーディングしていくのが主な仕事です。
また、フロントエンドエンジニアは「Webデザイナー」のスキルも大切とされる職種です。
そのため、PhotoshopやIllustrator、Sketchなど画像編集ソフトのスキルを歓迎する企業もあります。
フロントエンドエンジニアの平均年収は約500万円ほどです。
フロントエンドエンジニアは扱えるプログラミング言語の数やデザインの知識、SEO知識、マーケティングスキルなど、自分のスキル次第高収入を実現できます。
目に見えるWebページやサービスといった形で顧客へ納品することが多いため、他のエンジニアと比べて直接的に顧客のリアクションを見ることができることも大きな魅力です。
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サーバーサイドエンジニアとは、フロントエンドエンジニアとは異なりサーバー側で動作するプログラムの開発や処理などを行うエンジニアです。
フロントエンドエンジニアと比較して「バックエンドエンジニア」と呼ばれることもあります。
実際に顧客が目にするサイトやホームページそのものではなく、それらシステムを正常に動作させる裏側のプログラムを開発することが主な仕事です。
サーバーサイドエンジニアはJava、C言語、C++といったコンパイラ言語やPerl、PHP、Ruby、Pythonといったインタプリタ言語などを主に使い開発します。
それぞれの必要に応じて多様なプログラミング言語の知識が要求されるため、物事を極める職人気質の方が多い職種です。
サーバーサイドエンジニアの平均年収は約550万円ほどです。
IT業界全般に言える事ではありますが、サーバーサイドエンジニアも自分の持っている知識量や扱えるプログラミング言語数、実績によってさらに収入を増やせます。
また、サーバーサイドエンジニアは顧客との商談が多いフロントエンドエンジニアとは異なり、顧客とのコミュニケーションが比較的少ない特徴を持っています。
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インフラエンジニアとは、インターネットをつなぐ際のネットワークやサーバーといった、IT業界にはなくてはならない基盤を保守・運用するエンジニアです。
企業内の情報システムを構築したり、既存のシステムの保守・運用を行うことが主たる業務となってきます。
インフラエンジニアは、実際に見える画面を構築するフロントエンドエンジニアやゼロからプログラムを組み立てるサーバーサイドエンジニアと比べて縁の下の力持ちのような職種です。
Webエンジニアの中でも多くの割合を占めているのは、インフラエンジニアです。
インフラエンジニアに求められる開発スキルは企業によって様々で、その企業内のシステムの仕組みさえ分かっていればいい案件もあれば、セキュリティやクラウドなど高度で専門的な知識を要する現場もあります。
インフラエンジニアの年収は約550万円です。
しかし企業や案件によって収入額は大きく変動することも十分にあり得ますので、転職の際欠かさず確認しておきましょう。
また、インフラエンジニアは未経験でも入りやすい職種です。
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モバイルアプリエンジニアはスマートフォンやタブレットなど動作するアプリケーションに特化して開発や構築、運用や保守を行っているエンジニアです。
近年スマートフォンが生活必需品となり、それに伴ってアプリケーションの需要も増え続けているため、Webエンジニアの中でもかなり需要が高まっている職種のひとつであると言えます。
プログラミング言語は、AndroidであればKotlin、Java(Android Java)、iOSであればSwift、Objective-Cです。
Webサービスを参考にモバイルアプリを新規開発する際、Webアプリで使用しているJavaScript、PHP、Ruby、Pythonなどプログラミング言語の知識や理解が必要になることもあります。
それぞれプログラミング言語のスペシャリストとなることもできるため、会社にて実績を積んだ後にフリーランスとして活躍する人材も増えてきています。
平均年収は約544万円です。しかし企業で実績を積んだ後にフリーランスや個人事業主として高収入を得ているエンジニアも多いため、実績や実務経験が豊富であればフリーランスエンジニアとして独立することをおすすめします。
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IT業界未経験の転職希望者も多いWebエンジニアですが、エンジニア経験者がいる中でどうやって転職すればよいのでしょうか。
ここからは未経験からWebエンジニアに転職する具体的な方法を3つ紹介していきます。
最も成長でき、知識の抜け漏れも少ないのはやはりプログラミングスクールに通うことでしょう。
最近はスクールの数も増えそれぞれ特徴も出してきているため、自分に合ったスクールを選ぶことも容易になってきています。
途中で挫折してしまうことも多いプログラミング学習ですが、スクールに通っていればわからないことは質問でき、周りには頑張っている仲間もいるため、途中で投げ出すことなく最後までやり抜くこともできるでしょう。
独学での継続が難しい方、正確な知識を覚えたい方には、やはりスクールがおすすめです。
もちろん、スクールに通わずともプログラミングは独学で習得可能なものです。
実際に学生のうちから勉強し始めている人から、副業として学びの途中でありながらも簡単なものから実際の業務に取り組み始めている人まで、多くの人はプログラミングを独学しています。
とは言え副業程度でも、稼げるまでには最低でも6ヶ月間は見積もっておいた方が無難です。
ひとりでもコツコツと頑張れる方、今すぐの転職ではなく長いスパンでの転職を考えている方は独学でも十分に転職動向に対応できるでしょう。
特にIT業界未経験の方におすすめしたいのが、IT専門転職エージェントを利用することです。
転職エージェントとは、 転職希望者と人材採用を考えている企業とを仲介して、 希望条件の近い両者をマッチングさせる転職支援サービスのこと。
国からの認可が降りないと営業できない、信頼の厚い転職機関です。料金も無料で受けられます。
転職エージェントは幅広い分野の転職をサポートする「総合型」と特定の分野の転職に特化した「特化型」に分かれており、今回のIT専門転職エージェントは後者に当たります。
転職のプロであるアドバイザーが直接相談に乗ってくれるほか、未公開求人も数多く揃えられています。
さらに企業との面談日や面接対策まで行ってくれるエージェントがほとんどですので、IT業界の知識や経験がなくともすんなりと転職活動を進めていくことが可能です。是非とも一度利用してみてください。
それでは最後にWebエンジニアの転職を実現させるためのコツを紹介します。
どれもWebエンジニアの転職成功には欠かせないものになっていますので、参考にしてみてください。
既にWebエンジニアの経験がある方や知識・技能を持っている方はポートフォリオや職務経歴書をしっかりと活用していきましょう。
ポートフォリオとは、自分の過去実績のこと。過去に作ったシステムなど提出できる何かがある場合はそれらを持ち出し、積極的に自分の能力をアピールすることが望ましいと言えます。
また、IT業界はITの知識のみならず顧客とのコミュニケーションやチームの統率力なども重要視される業界ですので、業界未経験の方でもそうした経験がある方はそれらを積極的にアピールしていきましょう。
理系出身の技術者が多いIT業界では、コミュニケーション能力の高い文系出身者も重宝されています。
IT業界以外の知識・経験でも出し惜しみすることなく、積極的に出していきましょう。
Webエンジニアの転職者の評価は、アウトプット(業務外の技術的活動や成果)が大きく関与していると言われています。
具体的に言えば、GitHubやQiitaでの活動がわかりやすいアウトプットとなるでしょう。
最近は新型コロナウイルスの影響もあり、特にIT企業ではリモートワークを積極的に取り入れている企業も多いと言えます。
その中でリモートで新入社員をイチから教育していくことに慣れていないという背景も関与してか、最初からそうしたアウトプットをしてきた人が好まれる傾向がますます強まってきています。
IT業界未経験の方のみならず経験者であっても大きな強みとなりますので、転職を考えている方は積極的にアウトプットをしていくように心がけましょう。
転職ではどの業界においても非常に大切な作業となってくる自己分析と企業分析です。
特にWebエンジニアは業務内容が多岐にわたるために、より一層自己分析・企業分析を徹底的に行う必要があります。
前述したようにWebエンジニアは担当領域ごとに必要な知識やプログラミング言語が変わります。さらにIT業界は最大手からスタートアップまで社風も企業それぞれです。
そのため「自分のやりたいこととマッチしている企業を見つけるか」「自分が馴染める環境を持っている企業を見つけるか」が、転職成功の大きなカギとなってくるのです。
「Webエンジニアになりたい」という漠然とした状態での転職活動は、転職してからのギャップにあとずさりしてしまうことも容易に想像できてしまいます。
まずは徹底した自己分析と企業分析から、転職活動をスタートさせましょう。
新たな技術や企業が次々と生まれているIT業界では、自分の力では見つけられない情報もたくさんあります。
そのため、転職サイトや転職エージェントを上手く活用していくことも転職成功のカギのひとつとなります。
転職サイトは自分のペースで業界研究・企業研究が進められ、転職エージェントでは転職のプロであるアドバイザーが積極的に自分に合った企業を紹介してくれます。
どちらも新たな情報や企業を知る上で貴重な存在となってきますので、転職の際は積極的に活用していくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は経験/未経験問わずWebエンジニアの転職を考えている人について、その業務内容や未経験から転職を成功させる方法や転職活動にあたってのコツを紹介してきました。
ぜひ本記事を参考に改めて自分の行動と照らし合わせ、Webエンジニアへの転職を成功させてくださいね!
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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