バックエンドエンジニアになるには?その方法やバックエンドエンジニアの概要、必要なスキルや市場価値まで解説!

公開日:2023.06.09

更新日:2025.03.24

主にWebサイト上のユーザーには見えない部分を担当するバックエンドエンジニア。
まさにIT業界の中枢を担う業務内容や将来性の高いエンジニア職であることから、バックエンドエンジニアになりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、バックエンドエンジニアを検討している方やバックエンド案件への参画を希望している経験の浅いエンジニアに向けて、バックエンドエンジニアのなり方、バックエンドエンジニアの概要、必要なスキル、市場価値について一挙に解説します。
本記事で、バックエンドエンジニアへのなり方に加え、バックエンドエンジニアについての概要を把握できる内容になっていますので、是非とも参考にしてみてください。

<目次>
1.バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアの概要
バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアとの違い
バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアとの違い
2.バックエンドエンジニアに必要なスキル
プログラミングスキル
フレームワークに関する知識
フロントエンドに関する知識
コミュニケーション能力
3.バックエンドエンジニアになるには?
資格を取得する
プログラミングスクールを受講する
書籍やWebサイトで学習する
ポートフォリオを作成する
求人に応募する
4.バックエンドエンジニアの市場価値
バックエンドエンジニアの将来性
バックエンドエンジニアのキャリアパス
5.まとめ

 

 

 

1.バックエンドエンジニアとは


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それでははじめに、バックエンドエンジニアとは何かについて解説していきます。

 

バックエンドエンジニアの概要

バックエンドエンジニアとは、サーバー開発、データベース構築、保守・運用など、Webサービスにおけるユーザーからは見えない裏側のシステムを構築する仕事です。

プログラミング言語を駆使して土台を作る役割で、現代のIT社会には欠かせない職種であると言えるでしょう。

 

バックエンドエンジニアはWebに関する幅広い領域を担当し、仕事内容も多岐にわたることが特徴です。

そのためスキルを習得するまでは大変ですが、バックエンドエンジニアの仕事を通してさまざまな領域の知識を身につけることができるでしょう。

 

 

バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアとの違い

バックエンドエンジニアとよく比較される職種として、フロントエンドエンジニアが挙げられます。

Webサイトの表に見えない部分を構築していくバックエンドエンジニアに対し、フロントエンドエンジニアはWebサイトのデザインや仕様など、目に見える部分を構築していく仕事です。

 

両者は担当領域が違うものの、Webサービスの構築という同じ業務に携わるため、実際の現場でも連携を取ることの多い職種です。

 

 

バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアとの違い

また、同じくよく比較される職種として、サーバーサイドエンジニアも挙げられます。

バックエンドエンジニアはシステムの運用・開発を主に担当することに対し、サーバーサイドエンジニアはサーバーのシステムの根幹部分の構築を担う職種です。

 

依頼内容によって両者が同じ部分を扱うこともありますが、多くの場合、バックエンドエンジニアはWebサーバー・Webアプリケーションの開発を行い、サーバーサイドエンジニアはそれに加えシステムの設計・構築といったサーバーに特化した業務も行うといった区分けがされるでしょう。

サーバーサイドエンジニアは、フロントエンドエンジニアよりもバックエンドエンジニアとの距離が違く、業務の違いもそこまでありません。

 

そのため、まずはバックエンドエンジニアとして経験を積み、サーバーに興味が出てきたらサーバーサイドエンジニアへとキャリアアップする、といったキャリアプランも大いに考えられるでしょう。

 

 

 

 

2.バックエンドエンジニアに必要なスキル


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続いて、バックエンドエンジニアに必要なスキルについてみていきましょう。

 

プログラミングスキル

システム構築を主な業務とするバックエンドエンジニアにとって、プログラミングスキルは必須の技術です。

特にJava、PHP、Ruby、Pythonといったプログラミング言語は頻繁に使われるため、しっかりと押さえておく必要があります。

 

これらは業務上頻出であるほか、バックエンドエンジニアの世界では基礎的な技術と見なされているため、新人であってもある程度は理解しておかなくてはいけないでしょう。

これからバックエンドエンジニアとして働きたいと考えている方にも、まずはこの4言語の習得から始めてみることをおすすめします。

 

 

フレームワークに関する知識

アプリを開発する際に必要となる、フレームワークに関する知識も必須です。

特にSpring Framework、CakePHP、Ruby on Rails、Djangoなどは利用頻度の高いフレームワークであるため、ある程度の挙動や動かし方を理解しておいた方が良いでしょう。

 

業務で扱うプログラミング言語によってフレームワークも異なってきますが、いずれにせよフレームワークはアプリ開発の基礎的な部分となるため、まずは代表的な機能を一通り把握しておくことをおすすめします。

 

 

フロントエンドに関する知識

また、バックエンドエンジニアはフロントエンドエンジニアと連携を取ることも多いため、フロントエンドに関する知識も必要です。

例えば、Webデザインに関するトレンドを把握や、JavaScriptに関する知見を持つことは非常に大切です。

 

また、フロントエンドの知識はユーザー目線に直結してくるため、消費者心理やビジネス観を鍛えることにも有益です。

業務の大切な場面において自分の知識外の事象を求められることのないよう、事前にフロントエンドに関する知識も一通り把握しておきましょう。

 

 

コミュニケーション能力

プログラミングのイメージが先行してしまうバックエンドエンジニアですが、コミュニケーション能力も業務を行う上で非常に重要な能力です。

バックエンドエンジニアの現場では、クライアントや他職種のエンジニアなど複数の相手と連携をとりながら業務を進めていきます。

 

顧客が必要としているプログラムを適切に把握したり、他職種のエンジニアをまとめたりといった際には、高いコミュニケーション能力が必要になるでしょう。

また、バックエンドエンジニアのその後のキャリアとしてはプロジェクトマネジメントなど他者との連携が強く求めらる職が挙げられるため、昇進を考えてもコミュニケーション能力はしっかりと鍛えておきたい能力です。

 

 

 

3.バックエンドエンジニアになるには?


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それではここから、バックエンドエンジニアになるための方法について解説していきます。

 

資格を取得する

バックエンドエンジニアを目指す際には、まずは資格を取得することから始めてみることがおすすめです。

基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「Oracle認定Javaプログラマ」といった、業務に関係する資格を目指してみましょう。

 

また、IT初学者は「ITパスポート」から学習を始めることもおすすめです。

これらの資格は、転職の際にも有益に働きます。

 

特にバックエンドエンジニアはJavaを動かす機会の多い仕事であるため、Oracle認定Javaプログラマはインパクトの大きい資格であると言えるでしょう。

 

 

プログラミングスクールを受講する

技術獲得のために、プログラミングスクールを受講することもおすすめです。

プログラミングスクールでは、独学ではなかなか身につけられない、実際の現場を想定した実践的な知識を学習することができます。

 

また、「モチベーションの維持が難しい」「わからないことを解決する手段がない」といった独学特有の悩みも解消することができるため、着実にレベルアップしていくことが可能です。

プログラミングスクールには、転職サポートが充実している施設もあります。

 

バックエンドエンジニアに必要な知識が身につくだけではなく、転職先まで見つけられる非常に有意義な環境が整っていますので、バックエンドエンジニア転職に向けた学習を始める際には、是非ともプログラミングスクールの利用も検討してみてください。

 

 

書籍やWebサイトで学習する

近年ではITへの興味を持つ人も増えてきており、独学で学習できる環境も整ってきました。

書籍やWebサイトなど数多くのサービスが既に存在しているため、独学でITを学び、バックエンドエンジニアを目指すことも十分に可能でしょう。

 

独学のメリットは「自分のペースで学習を進められる」「プログラミングスクールに比べてお金がかからない」ことです。

本やWebサイトは、自分のレベルに合った内容から、また自分の理解度・習熟度に合わせて無理なく学習が進められるため、IT初学者から既にITに関する知識をある程度保有している方まで、幅広い方におすすめできる方法です。

 

 

ポートフォリオを作成する

バックエンドエンジニアの案件獲得や転職の際には、先立ってポートフォリオを作成しておくこともおすすめです。

ポートフォリオは、自分がどのくらいのスキルを持っているのかの証明書となるため、学習を進めてある程度スキルを獲得できた方はポートフォリオを充実させることに取り組んでみましょう。

 

バックエンドエンジニアを目指す際のポートフォリオは、「APIの実装」「セキュリティ対策」「データベース関連」のスキルを盛り込んだものを制作するのがおすすめです。

上記の要素を扱えることが証明できれば案件獲得や転職の際にも優位に働きますので、是非とも力を入れてポートフォリオを作成してみてください。

 

 

求人に応募する

学習を進めて知識を獲得し、ポートフォリオを充実させたら、いよいよ求人に応募してみます。

どの仕事においても基本的に経験者が望ましいのは事実ですが、エンジニア不足が深刻な現代では、未経験者でも学びながら働けるカリキュラムが充実している企業も増えてきています。

 

バックエンドエンジニア未経験の場合は、「未経験歓迎」の求人に応募することで内定獲得の確率も高まるでしょう。

また、求人応募の際には、「本当にバックエンドエンジニアの業務に就かせてもらえるのか」「研修は十分に整っているか」「働き方は自分が望んでいるものか」をしっかりと判断することが大切です。

 

未経験歓迎を謳っていても、実際の就労環境は企業ごとに異なります。

着実にスキルをつけたい場合は、就労後もプログラミングスクールの受講など、別の方向からスキルアップを検討してみることもおすすめです。

 

 

 

 

4.バックエンドエンジニアの市場価値


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それでは最後に、バックエンドエンジニアの市場価値についてみていきます。

 

バックエンドエンジニアの将来性

技術革新やAIの登場によって職がなくなる可能性も増えてきている昨今ですが、バックエンドエンジニアの仕事は将来性の高い職業であると言えます。

AIやIoTなど最先端の技術は、バックエンドエンジニアの繋ぎ合わせがあってはじめて成り立つテクノロジーであり、これらの技術を用いるためにはバックエンドエンジニアが欠かせません。

 

また、バックエンドエンジニアは、需要が高まり続けているWebアプリケーションの開発にも不可欠な存在であるため、AIに仕事を取られる、職を失うといったことは当面起こらないでしょう。

ただし、その需要の高さは個々人のスキル量や経験によって変わってくるため、常に最新の情報に触れ、学習を怠らない姿勢を保ち続けることが大切です。

 

 

バックエンドエンジニアのキャリアパス

バックエンドエンジニアとしての実績を積むことで、さまざまな職種へのキャリアアップが検討できるようになります。

中でも、「プロジェクトマネージャー」「フルスタックエンジニア」「ITコンサルタント」「セキュリティエンジニア」の4つは、人気かつ需要の高い職種です。

 

いずれの職種も、バックエンドエンジニアとして身につけた知識をさらに専門的に極め、またより高いコミュニケーション能力や統率力が必要ともなりますが、年収的にもさらに高みを目指せる職種であると言えるでしょう。

これからバックエンドエンジニアとして働き始めたいと思っている方でも、数歩先のキャリアプランを見据えて、自分がこれからどのような道を進みたいのかをある程度想像しておくことも大切です。

 

 

 

 

5.まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は、バックエンドエンジニアを検討している方やバックエンド案件への参画を希望している経験の浅いエンジニアに向けて、バックエンドエンジニアのなり方、バックエンドエンジニアの概要、必要なスキル、市場価値について一挙に解説しました。

 

是非とも本記事を参考に、バックエンドエンジニアの案件獲得・転職を検討してみてください。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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