公開日:2021.03.23
更新日:2025.03.24
「エンジニア」としてイメージする職種を聞かれたら、SE(システムエンジニア)もしくはPG(プログラマー)のどちらかを回答する方が多いのではないでしょうか。
両者はシステム開発において重要な役割を果たす職種ですが、その違いについて整理できている方はあまり多くは無いかもしれません。
そのためこの記事では、SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)それぞれの仕事内容や求められるスキル、役立つ資格求人・報酬内容を整理し、両者の違いを解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・SEとPGの違いを理解したいと思っているエンジニア志望の方
・SEの仕事内容や報酬情報などについて知りたい方
・PGの仕事内容や報酬情報などについて知りたい方
・PGからSEへのキャリアパスについて考えている方
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<目次>
1.SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)の仕事内容
SE(システムエンジニア)になるために必要なスキル
SE(システムエンジニア)になるために役立つ資格
SE(システムエンジニア)の求人・報酬例
2.PG(プログラマー)とは
PG(プログラマー)の仕事内容
PG(プログラマー)になるために必要なスキル
PG(プログラマーになるために役立つ資格
PG(プログラマー)の求人・報酬例
3.SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)の違い
担当業務の違い
需要の違い
4.PG(プログラマー)からSE(システムエンジニア)へキャリアアップするには
5.まとめ
ここでは、SE(システムエンジニア)の仕事内容や必要なスキル、役立つ資格や報酬などをお伝えします。
SE(システムエンジニア)が行う仕事内容は、要件分析や定義から基本設計、詳細設計、テスト、納品、そしてアフターフォローまで幅広くあります。
まずクライアントから要望を聞き、要望をもとにしてシステムの全体像を考えて行きます。
そして要件定義した内容を元に基本設計と詳細設計を行い、コーディング後にでき上がったシステムが正常に動くのかテストを行って納品します。
またもしテストでバグが発生したら、エラー部分をチェックして修正も行います。
どの案件でも上記全てを必ず担当する訳ではありませんが、システム開発の上流部分を中心として全般に関わる可能性がある仕事だと考えておいて良いでしょう。
SE(システムエンジニア)になるためには、プログラミングスキルやマネジメントスキル、そしてコミュニケーションスキルが求められるでしょう。
SE(システムエンジニア)は開発工程の全てを理解し管理しなければなりません。
コーディングを求められることもあり、プログラミングスキルは欠かせないでしょう。
また、各担当者に仕事を効率的に割り振るため、各担当者のスキルや作業工程を把握するマネジメント能力も必要です。
そして、クライアントが必要としている要件を聞き出したりクライアントへ説明したりするためには、コミュニケーション能力も欠かせません。
SE(システムエンジニア)になるためには、以下のような資格が役立つでしょう。
<国家資格>
<ベンダー資格>
マイクロソフト オフィス スペシャリスト
オラクルマスター
Cisco Certified Network Associate(CCNA)
ドットコムマス
SE(システムエンジニア)になるために、特に必要な資格はありません。
上記のような国家資格を持っておくことで就職に有利になったり、案件を獲得しやすくなったりと好影響が期待できるでしょう。
また、実務においても上記の知識は役立ちます。
SE(システムエンジニア)の求人や報酬例を、フリーランススタートで実際に募集されている案件から紹介します。
<求人・報酬例1>
・案件要件
大手旅行予約サービス開発
・報酬
85万円/月額(想定年収:1,020万円)
・求められる言語の例
Go言語・Docker・GCP・Kubernetes・jQuery etc
・職務内容
Go言語を用いて、航空券予約サービスやレンタカーサービス、フェリー予約サービスなどの開発案件に参加する
<求人・報酬例2>
・案件要件
C# or Java Azure基盤での共通機能アプリケーション開発
・報酬
60~70万円/月額(想定年収:720~840万円)
・求められる言語の例
C#・Java
・職務内容
Azure基盤での共通機能アプリケーション開発 ・業務アプリケーションが利用する共通機能開発 ・業務アプリケーション、共通機能はAzure基盤上で構築
(参考:フリーランススタート)
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この章では、PG(プログラマー)の仕事内容や求められるスキル、役立つ資格や求人・報酬例をお伝えします。
PG(プログラマー)の仕事内容は、主にプログラミングや詳細設計、テストです。
PG(プログラマー)はSE(システムエンジニア)が作成した仕様書に基づき、コーディングを行ってプログラムを組んでいきます。
また、SE(システムエンジニア)が作成した基本設定をもとに詳細設計にも加わることがあります。
詳細設計ではSE(システムエンジニア)と協力し、スケジュール作成や設計書の確認を実施します。
さらにテストにもPG(プログラマー)が参加し、エラーのチェックを行います。
PG(プログラマー)になるために必要なスキルはプログラミングスキルや論理的思考力、そしてコミュニケーションスキルです。
PG(プログラマー)の業務の多くはコーディングであり、プログラミングスキルは必須だと言えるでしょう。
効率的なコーディングやエラーの予見などは、PG(プログラマー)の腕の見せ所です。
また、PG(プログラマー)には論理的思考力も重要なスキルの1つです。
クライアントの要望とコスト、性能を照らし合わせ、論理的に最適な選択をすることが求められるでしょう。
そして、PG(プログラマー)にはコミュニケーションスキルも大切です。
システム開発をチームで進めるためには、他のPG(プログラマー)やSE(システムエンジニア)等との円滑な連携が不可欠でしょう。
PG(プログラマー)になるためには、以下のような資格が役立つでしょう。
PG(プログラマー)になるためにも、やはり必要な資格はありません。
しかし上記のような資格をとることで知識を体型的に習得でき、就職や案件獲得そして実務にも役立つでしょう。
PG(プログラマー)の求人や報酬例を、フリーランススタートで実際に募集されている案件から紹介します。
<求人・報酬例1>
・案件概要
Java開発PG経験者/認証リニューアル開発
・報酬
60万円/月額(想定年収:720万円)
・求められる言語の例
Java・Struts
・職務内容
PGとして、既存の認証基盤をリニューアルする為の設計及び開発を担当。 SSOの対応。
<求人・報酬例2>
・案件概要
PL/SQL/VB 証券基幹システム開発業務
・報酬
40~50万円/月額(想定年収:540~600万円)
・求められる言語の例
PL/SQL・VB・Oracle・VB.NET
・職務内容
詳細設計から結合テストや総合テストの一部サポート、本番移行業務
(参考:フリーランススタート)
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この章では、SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)の違いについて担当業務と需要という2つの観点から整理しお伝えします。
SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)は、主要な担当業務において違いがあります。
SE(システムエンジニア)はシステム開発の上流から下流まで全般に関わる可能性があるのに対し、PG(プログラマー)の主要担当業務はプログラミングや詳細設計、テストの下流部分です。
簡単には、SE(システムエンジニア)がクライアントの要望を受けて設計書・仕様書を作り、PG(プログラマー)が設計書・仕様書に従ってコーディングしてシステムを作ると考えておくと良いでしょう。
SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)には、需要の面でも違いがあります。
フリーランススタートの募集ページによると、2022年4月時点でのSE(システムエンジニア)・PG(プログラマー)の案件数は以下の通りでした。
職種 | 案件数 |
SE(システムエンジニア) | 20,464件 |
PG(プログラマー) | 3,682件 |
(出典:フリーランススタートSE募集ぺージ/PG募集ページ)
上記を確認すると、現在での需要はSE(システムエンジニア)の方が大きいことが分かるでしょう。
PG(プログラマー)からSE(システムエンジニア)へキャリアアップするには、以下の3つのスキルを磨いていく必要があります。
プログラミングスキル
管理スキル
コミュニケーションスキル
SE(システムエンジニア)はシステム開発の全てに携わる職種であるため、一通りのプログラミング技術は不可欠です。
PG(プログラマー)として積んだシステム開発は、SE(システムエンジニア)になるうえでのアピールポイントになるでしょう。
また、SE(システムエンジニア)にとってプログラミングスキル以上に大切になるのが、開発全体を管理する能力です。
クライアントの要望を理解して開発工程全体を俯瞰し、最適な人員配置や計画を立てていきます。
PG(プログラマー)として開発に関わる中でも、SE(システムエンジニア)の立場になったらどんなことをPG(プログラマー)に求めるか」を考えながら業務を行うと良いでしょう。
そしてクライアントから要望を聞き取り、開発の内容を分かりやすくクライアントに伝えるためには高いコミュニケーションスキルが必要です。
難しいシステム構築の内容をクライアントに伝えるためには、簡潔で分かりやすく伝える能力が求められるでしょう。
SE(システムエンジニア)はシステム開発の全般にかかわる職種であり、PG(プログラマー)はその中でコーディングや詳細設計などに携わる職種です。
SE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)それぞれに必要とされるスキルや役立つ資格を把握し、自身の理想とするキャリア形成に活かしていきましょう。
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